GOSICK公式サイトのブログで、挿絵の武田日向さんの訃報がなされました。[LINK]

あれは、私にとって運命の出会いでした。
日比谷線秋葉原駅の5番出口から地上に出て神田郵便局にバイトに向かう時、書泉ブックタワーでライトノベルを買うのが常となっていました。

細長いビルの狭いエスカレーターで7階に上がってすぐの新刊コーナーになにやら可愛い表紙の本を発見。
あらすじを読むでもなく、なんにも考えずレジに持っていきました。
それがGOSICKの1巻。

好きな作家に出会った瞬間でした。

富士見ミステリー文庫というレーベルが途中で無くなって、もう続きは出ないのかなと諦めていたのですが、4年後に角川文庫で続きが出版されることになり。
絶版になっていたこれまでのシリーズは、角川文庫以外に挿絵入りのものがビーンズ文庫で復刊。
新刊もいずれ、ビーンズ文庫版が出るのだろうと思っていました。もし出るならそっちも購入したいと。
結局出ないまま、いつの間にか武田日向さんのお名前を見かけることもなくなって、活動休止されてるとの噂を見たりしてたので、まぁそういうこともあるよなと思っていました。

久しぶりにお名前を見かけたと思ったら、悲しいお知らせで残念です。
でも、2011年にはもう体調を崩されていたとのことなので、この6年は苦しい日々だったのかもしれないなと思ったりもするし…色々グルグルするけど、なんとも寂しいです。
シリーズはまだ続いているのに、アメリカに行っても相変わらずほっぺふくふくのヴィクトリカを見ることも、おとなになった久城を見ることも、もう出来ないのだなと思うと。