“空蝉

発売元: エンターブレイン
スタジオ: エンターブレイン
価格: ¥ 630
発売日: 2013/04/30

 何冊読んでもやっぱりファミ通文庫の本を読んでる気がしない。コバルトの本だよって言われたら納得しそうな内容だなぁ。
 個人的には本気で少女向けレーベルの野村さんの本を読んでみたいと思っている今日このごろです。

 そして、今気がついたのですが…私6巻読んでない……。明日にでも書店で買ってこよ……。あーびっくりした。
 最近のラノベ作家さんは筆が早い方が多いですね。

 内容に触れます(前巻を読んでないショックで若干内容が飛んだ)。

 空蝉ということで『空』というヒロインが登場します。
 空は妊婦で、是光たちはヒカルの子供だと思うのですが、空は『天使の子』だと言います。
 相変わらず、是光の周囲は話を聞かずに自己完結で大騒ぎ。
 妊娠話ということで、是光の母親の話なんかも出てきてトラウマ大爆発。帆夏はちょっと不憫すぎるかな…という感じがしました。

 空の、もしダメだった時に傷つきたくないから悪い方に想像するっていうのはちょっとわかる気もしつつ。でも、それって心のどこかで期待してるからそうしちゃうんだよなー…とか自分と重ね合わせてみたり。
 是光の母親の件は、結果良い感じになってましたが、息子を目の前にして『知らない』って言っといて何のフォローもなしっていうのはやっぱダメなんじゃないかなぁと思いました。つーか、あのシーンひとつで許されていいことではないし、逆に是光が可哀想すぎる。

 過去ヒロインたちはみんな可愛らしく描かれていてよかった。朝衣が可愛くなってた件は、読み逃してる前巻を読まないとなんともかんとも。
 一朱の語尾が『だよぉぉぉ』とか小文字で伸ばすのがかなり気持ち悪い。なんかヲタ女がネットでよく使ってるやつみたいだと思ってしまいましたとさ。