ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)

発売元: メディアファクトリー
価格: ¥ 1,260
発売日: 2010/11/19

30代中盤以上の女性の皆様には『悪霊シリーズ』と言ったほうが通じるかもしれません。
ティーンズハートで出ていたホラー小説…私はそういう認識でした。

とは言え、私は残念ながら読んだことがありません。
ティーンズハートは折原みとばっかり読んでいました。小林深雪も読んでたな。あと、中学生の時は女流棋士でもある林葉直子の小説を友達が貸してくれて、それを読んでました(とんでもポリスシリーズ)。
林葉直子はスキャンダルが目につき、あまりいい印象はなかったですが、小説は結構面白かったなぁ。

そんな程度しか読んでないティーンズハート。
そして悪霊シリーズなのですが、イコール『ゴーストハント』だということは、私は今回読む前に調べるまで知りませんでした。

ゴーストハントを知ったのは、97年のラジオドラマでした。
関東ではニッポン放送の荘口彰久の番組内で、
関西では宮村優子の直球で行こう!の番組内で流れていました。

聞いてたけど、LFもOBCも雑音がひどくちゃんと聴けなかったので印象は薄い。ただ、ホラーは苦手だけど面白そうだなぁと思ったことは覚えています。
それも、どっかから入手して聞きたい気がする。…というか、身近のみやむーファンの人に聞いたら持ってたりするのかなぁ?

その後、2006年にアニメ化しました。見てたけど全話は見てない。

読むきっかけは、読書メーターで本を探していて、自分と読んでる本の傾向が近い人が表示されるので、そういう人たちの読んだ本を見てたら出てきたんです。
で、新装版が2010年から出ていることもわかって、図書館で蔵書検索をしたら出てきたので借りてきました。

読み始めたら、昔なつかしい少女小説の文体に軽くめまいがしました。
一人称『あたし』。あと妙に古めかしいモノローグにつっかえました。でも、読んでいくうちに懐かしい気分になりすぐ慣れた。
あと、折原みとの昔の小説ほど少女少女していなくて、ストーリーも骨太。
『あたし、誰々。何歳。身長何センチ、体重何キロ。とりたてて特徴もないフツーの女の子。』みたいな感じの自己紹介がない(←昔の少女小説にありがち。

いやー、おとなになっても楽しめるわー。すごいわー。
このまま最終巻まで図書館で借りて突き進もうと思いますよ。

ちなみに、小野不由美さんて名前を聞くとそれだけで、本屋さんを思い出しますよ。
高校生の頃よく通ってた書店で、ホワイトハートの背表紙の中でもとりたてて幅を利かせてました。なつかしいなぁ。

これを期に、小学生の頃初めて読んだ少女小説もおとなになって今読み返してみたいなと思ってます。