発売元: アスキーメディアワークス
価格: ¥ 662
発売日: 2013/03/23
初めての作家さんでした。
読書メーターで相性のいいアカウントの方が読んだ本を見ていて見つけた本です。
新しい作品を開拓したいと思っても、自分に合わなかったりするし、出版社さんのサイトやらではいいことしか書いていないので、なかなか難しい。
そんなわけで、読書メーターの相性を使わせて頂いてるわけです。
なんかもう、いい作品に出会えて良かったです。
メディアワークス文庫の本は少ししか読んだことがないんだけど、電撃のもうちょっと大人向け文庫というイメージ。
でも、電撃文庫は男性読者むけに作られてて最近私はあまり手を出さないレーベルになってしまっているのでメディアワークス文庫も男性向けの雰囲気が強いのかなというイメージが勝手にあったんです。
でも、読んだメディアワークス文庫を思い返すとそうでもないな…と気づいたり。
魔法使いのハーブティーは幼いころ母を亡くして親戚をたらい回しにされてる14歳の女の子。
彼女が、夏休みの間だけ預けられることになってやってきたのが、ハーブティーの喫茶店。
Lesson1~3の短編が収録されていて、そこには悲しい、切ないエピソードがたっぷりつまっています。
一応の謎解き、解決はハーブ。という感じですが、ミステリー色はほぼ無いと言っていいのかな。
とにかく優しい話でした。
一時期、人の悪意がグルグルとぐろを巻いているような話を好んで読んでいたことがあるのですが、最近は辛くなってしまって読めなくなってしまいました。
なので、こういう優しい本に出会うとホッとします。