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傷物語、初日舞台挨拶に行ってきました。
朝6時には目が覚めてしまい、ぼんやり準備をしながら7時半には出発。

グッズ販売とか結構混み合ってるのかな? と思っていたけどそんなこともなく、パンフレットと缶バッヂ3つ買いました。
バルト9の中のカフェでコラボメニューがあるとのことだったので、とりあえず注文。
コースター3種だったんだけど、見事に暦を外してしまう私の運……憎い。

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コラボメニューは、今日の朝食になりました。

そうこうしているうちに入場開始。
劇場前で待っていたわけでもないし、普通に並ばずに入る。で、特典を受け取りました。
特典の混物語ですが、今回は忘却探偵シリーズとのコラボ『きょうこバランス』。
次回は最強シリーズとのコラボ『じゅんビルド』までは書いてありました。
1回の映画で4種類。4×3篇で12話かと思いきや、あと3つあるみたいです。
BD封入特典かなと個人的に思っているんだけど、どうだろう。

そろそろ内容に触れていきますので、これより先はネタバレありますよ。ということでよろしくお願いします。


内容が原作のどこまでか、というところですが6章まででした。
忍野メメが出てきて会話をするあたりまで。

学習塾跡はTVとは全く違う場所になっていて戸惑いもありました。
これまでも感じていたことなのですが、小説のイメージ映像なのだなと今回強く思いました。
読み手が変われば、浮かんでいるイメージも全く違うものになる。そういう感じがします。

あと、ほとんど映像処理で、モノローグとかがすごく少ない。
いままであれだけ賑やかに語ってきたのがウソのようです。
それと、こんだけ背景とかこだわってたらそりゃ時間かかるだろwって思いました。

冒頭は暦が目を覚まして、どこかの階段を登る、ひたすら登る(化物語の最初の階段を思い出させられるような)、息を切らして途中口元のカットがあって、牙がある。
屋上に到着すると、昼間で空は曇っている。カラスが大量にいる。
屋上を歩いていると、少しずつ晴れてきて雲間から太陽が現れる…と同時に暦が発火。
走り回って落ちる。落ちて転がって燃え続ける。
ひたすら暦の息だけの演技なのですが、燃えながら仰向けに倒れた暦の浅い息の芝居がすごく好きでした。
深く吸い込めない、カハーと吐き出すみたいな呼吸が、うぉ…すげーと感動。

よく考えたらオープニングもエンディングも歌のないもので、オープニングに至っては仏像? 尾石さんっぽい世界が広がっててなんともいえず、懐かしいけど新しい感じ。
本編の背景ものっぺりしたものではなく、すごいリアルで、暦とキスショットの邂逅シーンは、なんだろう……ホラー映画なのかな? と思いながら見ていました。
一度、暦が助けずに逃げた時のキスショットの泣き方とか、そこに赤ちゃんの鳴き声が被っているところとか見てたら、つい最近TVでやってた終物語(中)の、忍と駿河のやり取りを思い出して、結局、キスショットは赤ちゃんみたいな存在なんだなーと改めて思ったりしました。だから、メメと喧嘩して家出したまま誰にも見つけてもらえなかった方の世界線では地球を滅ぼしてしまったりしてる。色々なことを納得させられるシーンでした。

暦がキスショットを助ける時、なぜか暦がキスショットの胸に顔を埋めるシーンが、今回の映画で一番笑いが起きたところ。
あと、翼との出会いのシーン、「友達を作ると、人間強度が下がるから」の台詞の前の僅かな間の時に客席が『くるぞくるぞ…』って感じで待っている空気感がすごくあって、なんだかんだと原作を読んでる人が多いみたいで面白かったです。

舞台挨拶。
エンドロールが流れ切ったあと、会場から拍手が起きました。そこからの舞台挨拶。
司会はアニプレックスゆまさん。
神谷さんは黒っぽい上下で、シャツの前立てのところに赤いラインが入ってる感じの服装。
真綾さんは白のタイトなドレス。堀江さんは緑地に花柄?(丸っぽい柄が書いてある)のワンピースに白カーディガンだったと思う。櫻井さんは光沢のある黒のサルエルでした。
神谷さんがいきなり「2012年に公開できて本当に良かった」みたいなこと言って一同爆笑。これからはみなさんも2016年をスタートできる。
櫻井さんも以前新房監督にいつ頃公開しますかねって話をした時に「2012年の16月くらいじゃないですかね」って言われた話だとか、とにかく本当に公開できて良かったねという話をしていました。堀江さんは「あと2作は大丈夫ですか?」と言い、アニプレのゆまさんが「大丈夫です!」と応える場面もありました。
Ⅱ熱血篇の話は全然してなかったので、どのくらい進んでるのか、待ってる方も不安です。
次の前売り券販売も開始していることだし、夏公開はするんですよね…?

舞台挨拶中に神谷さん以外の人が話をしている間、その人の話を聞きつつも、神谷さんが観客のことをひとりひとりよーく見てたのが印象的でした。
ぼんやりして気の抜けた顔をしてると、見られてるかもしれないので油断ならないぜ。

あと、本編の方ですが、エンディングを見てた感じ、山村さんと守岡さんのお名前が印象に残りました。
ところで、この劇場三部作、いつものキャラソンとか無いのでしょうかね……。暦は歌わないのかな……。

終わってすぐ帰路について、秋葉原で途中下車。
駅構内の<物語>シリーズの展示を見て家に帰りました。