2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2198ページ
ナイス数:168ナイス

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)感想
Phantomのてのひらの上の正太郎少年。で、結局誰なんでしょう?今回は自殺サイトで出会った人たちの話ということで、今でもあるのかな?自殺サイト。読んでみると、集まった人たちの話が割とよくある感じで、自殺願望を持った人の気持ちが結構リアルに描かれてました。あと、オフ会の雰囲気とかもリアルっぽい。結局何にも話が進んでなくって謎が逆に増えた。あと、内海さんの語りが面白かった。
読了日:1月28日 著者:太田紫織
業物語 (講談社BOX)業物語 (講談社BOX)感想
キスショットが吸血鬼になる前の話。火憐が山に修行に出る話。羽川さんが、暦を助けるため、海外に忍野を探しに行っていた時の話。火憐の話は、暦のシスコンっぷりが現れてるところが良かった。羽川さんの話は、ものすごい長編になりそう…。火憐以外の話は、吸血鬼に絡めていて、映画のタイミングを意識して書かれているなと思った。あと2冊で終わる…のかな?
読了日:1月26日 著者:西尾維新,VOFAN
惑星カロン惑星カロン感想
呪いのフルート、音楽暗号、予測変換、といったものが最後の表題のエピソードで集約されて出てくる感じが、面白かったです。旧校舎の話は、数カ月前にシュールストレミングを食べたばっかりだったので、そこまでは簡単にわかってしまった。コウモリは意外だったけど。クラサワ楽器店のハンドルネームあゆさんは来年の後輩になるのかな?あと、新藤氏もなんだかんだと関わってきそうかなと思いながら、読んだ。
読了日:1月22日 著者:初野晴
真実の10メートル手前真実の10メートル手前感想
太刀洗万智の短編集。マーヤの親族が出てきた時は、なんとも言えない気持ちになった。読んでから何年も経ってるのでちょっと見返してみようかな。記者として色々な人と出会い、様々な経験をしている彼女を別人の視点から見て、でも一貫してクールで素敵だった。
読了日:1月19日 著者:米澤穂信
下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)感想
真夜中のカンパニュラが、ぐっと大人の話になっていて好きだった。この作品は、主人公こそ子供っぽいけれど、それぞれのエピソードは大人の恋愛が多くて、ちょっと苦い。なので、作中に出てくるお菓子がとても美味しそうに感じる。ところで、そろそろキュンキュンくる話が入って欲しいです。
読了日:1月13日 著者:白川紺子
千年ジュリエット (角川文庫)千年ジュリエット (角川文庫)感想
面白いけど、前作と引き続き叙述トリックかー。決闘戯曲は面白かったけど、劇中劇に舞台っぽさが無くて、普通に違う小説を読んでる感じだった。失踪ヘビーロッカーの甲田さんとタクシー運転手さんのやり取りが突拍子なくて好き。
読了日:1月4日 著者:初野晴
空想オルガン (角川文庫)空想オルガン (角川文庫)感想
吹奏楽のコンクールの中で、よくわからない人が出てきたと思ったら、色々なところで話が繋がってた。この作品は、悪い人が居なくていいなーと思います。ヴァナキュラー・モダニズムが、壮大で面白かった。そんな馬鹿な!?みたいな。
読了日:1月3日 著者:初野晴

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