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天久鷹央の推理カルテ / 知念実希人

2014.10.23 Thu 16:05

新潮文庫nexという、新潮の新レーベルが9月から発売になったということで少し楽しみにしていました。
ジャンル的には、ライトノベルと一般文芸の間くらいのところになるそうです。
図書館で予約して借りたんですが、毎日図書館のサイトをチェックしていて偶然一番最初に借りられたので、すごくきれいな状態で読むことが出来ました。
でも、新潮文庫なのにスピン(栞の紐)がついていないのは少しショック。紙質もラノベとかの感じでありました。

内容ですが、総合病院を舞台にしたライトミステリ。
唯我独尊な感じで、でも案外カンタンに心が折れる童顔の天久鷹央と、彼女に振り回される主人公の小鳥遊優。
キャラの性格的には桜庭一樹著GOSICKの久城とヴィクトリカを思い出したりしてましたが、あんな感じ。
更に研修医の鴻ノ池と、キャラが立った人たちがわんさかと出てくるので楽しく読めました。
登場人物の名前も『たかなし』に対して『鷹央』だったりの遊びがあって面白い。

内容は短編をつないで1本の作品になっていました。
小学生が見たカッパの謎を解き明かす『泡』。深夜の病棟で看護師がみた人魂の謎を明らかにする『人魂の原料』。中絶した高校生がなぜかまだ妊娠している『不可視の胎児』。プロローグからつながる『オーダーメイドの毒薬』と、どれも楽しく読めました。
病院が舞台であっても重くなく、でも作者の方は元々お医者さんだそうで薬のことや病院のこと自体はリアルに描かれていてそれでいて読みやすい。
続きが出ることがあるのならばぜひ読みたいなと思える作品でした。

9月読書まとめ

2014.09.30 Tue 23:55

2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1218ページ
ナイス数:47ナイス

特等添乗員αの難事件 V:5 (角川文庫)特等添乗員αの難事件 V:5 (角川文庫)感想
今までよりもコミカルで、まるでドリフのコントみたいだなと感じました。周りがゴチャゴチャしてるのも面白かった。次はまた海外を舞台にして欲しいな。
読了日:9月25日 著者:松岡圭祐
白ゆき姫殺人事件白ゆき姫殺人事件感想
湊かなえ作品は、今までも読もうと思いながら手が出せずにいました。そんなわけで、初めて読んだのですが……。びっくりしてしまいました。ひたすら独り語りが続き、視点が変わるとその人の見え方も変化する。女同士ってこういうところあるな、とか、田舎はこうだよなとか。私は城野美姫に同情し、三木典子に嫌悪感を覚えた。こういう女はたまにいるけど私も嫌いだ。それはそうと、後ろに参考資料があるので読みながら行ったり来たり。面倒だなと思ったりもしました。
読了日:9月20日 著者:湊かなえ
オーダーは探偵に 謎解き満ちるティーパーティー (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 謎解き満ちるティーパーティー (メディアワークス文庫)感想
キャラものとしては、かなり面白くなってきました。悠貴のかっこよさも増しててよかったし、主人公も前向きになって良いです。でも、ミステリとしてはちょっと…。警察の人が喫茶店で事件を話しちゃうのもどうかと思うし、事件が大きすぎる割に結末がお粗末かなと感じてしまいました。
読了日:9月18日 著者:近江泉美
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)感想
今回も別チームの女の子が出てきてあれこれとかき回して行きました…題材のマイフェアレディも面白かった。細かいところだけど劇中台詞の中の「けど」がすごく気になってしまって、「けれど」にして欲しかったなと思いました。主人公がこのまま女の子を虜にし続けたらそのうち劇中劇で、金瓶梅とかやって欲しいな。
読了日:9月5日 著者:野村美月

読書メーター

8月読書まとめ

2014.08.31 Sun 23:55

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1890ページ
ナイス数:80ナイス

デュラララ!! 外伝!? (電撃文庫)デュラララ!! 外伝!? (電撃文庫)感想
読んだことがあるものもあったんだけど、すべてが少し過去に戻って懐かしい感じのする外伝だった。
読了日:8月21日 著者:成田良悟
言ノ葉ノ使い (ディアプラス文庫)言ノ葉ノ使い (ディアプラス文庫)感想
シリーズ3作目。『世界』と同じ時系列だということで…。あんまりこっちの世界観が表になってしまうと、1作目の二人の世界のほうがパラレルみたいで辛いなと思ったり。今作は主人公がまっすぐなタイプでどうかなぁと思っていたのですが、後半まっすぐだからこその怖さや、額田を助けたいという気持ちひとつで子供のふりをする場面が良かった。過去シリーズの中ではある意味一番怖いひとだなと思う。もうちょっと掘り下げてあったらよかったなとも思うけど。
読了日:8月16日 著者:砂原糖子
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)感想
解説を読みながら私が一生手元に置いておくものはなんだろう?と考えた時に思い当たったのが、祖母の形見の寄木細工のバレッタだった。もう壊れているけど私にとってはお守りみたいなものだ。普段は忘れているそういうものを思い出させてくれる、優しい本です。
読了日:8月16日 著者:谷瑞恵
万能鑑定士Qの謎解き (角川文庫)万能鑑定士Qの謎解き (角川文庫)感想
中国人が多く出入りする職場に務めていた頃、主張が増す度に大声になっていく彼らのやりとりの様子を尻目に日本人の私は日々うんざりしていました。国交の面でもこうした性質の違いが大きいのだろうなと思っているのですが、まさにそういった内容の一冊という感じ。現実もこんなに綺麗にまとまればいいのですが……。杉浦は『作者からネトウヨへの苦言』かなと感じました。現実に対してやや嫌味ったらしい部分があり辟易としますが話は面白かったです。特に途中の『読書の皆様へ』が(笑)。我々はいままで小笠原の記事を読んできたのか!と。
読了日:8月14日 著者:松岡圭祐
薔薇忌 (実業之日本社文庫)薔薇忌 (実業之日本社文庫)感想
小劇場や歌舞伎などの芸を舞台にした幻想小説の短篇集。埃っぽい地下室の壁は全面真っ黒に塗られ、中心に役者が立ち、周囲には色とりどりの花びらが舞っているような…そんな様子が思い浮かぶ作品郡でした。時代が、『過去と現在』ではあるものの、2014年にしてみればどれも過去なので、何時頃のことなんだろうかと想像しながら読むのもまた楽しい。
読了日:8月12日 著者:皆川博子
満願満願感想
「関守」だけ既読。昨年の夏に図書館で小説新潮に掲載されていたものを読んでいてうすら寒くなったのを思い出した。全体的にそういう話が並ぶ短篇集。米澤さんの作品は、気楽に読み始めて半分くらいまで読んだところで、結末の不穏さを感じて怖くなってしまうものが多い。そういう意味で嫌だなと特に思ったのば「柘榴」と「万灯」。読みやすくて内容も好みだったのは表題の「満願」かな。重治は妻に何を見ていたのか。
読了日:8月1日 著者:米澤穂信

読書メーター

薔薇忌 / 皆川博子

2014.08.12 Tue 19:11

たまにじっくり時間をかけて読みたくなる皆川作品。
今回もゆっくりじっくり味わいました。

こちらは、芝居をモチーフにした幻想小説7篇の短篇集。
タイトルでもある「薔薇忌」では、狭い部屋に人を閉じ込め、天井から薔薇の葩を降らせて窒息させる刑というのが出てきて、印象に残りました。
こちらの短編、出だしは小劇場の本番が終わったところから始まっているので、私にとってはとても身近な世界観。
ほとんど関係者も捌けた劇場での会話から、話は過去へと向かう。

他の作品も歌舞伎だったり歌手だったりして時代は多少前後しつつ、語り手も色々とかわりながらも、どれもこれも華やかでありながら腐敗したような、鮮やかな世界観のストーリーでした。
発表年は80年代後半から90年といったところ。
私の感覚的には、生まれてはいるけれど子供だったせいでイマイチ現実味が薄くて、どれも夢みたいに読めました。

ちなみに解説によると、最初の刊行は1990年6月(実業之日本社)。次に1993年11月に文庫化(集英社文庫)に続く2度目の文庫化なのだそうな。

満願

2014.08.02 Sat 03:11

米澤穂信さんの短篇集『満願』やっと読み終わりました。
発売してまもなく買ったので、3月末……それからずっと寝かせていました。
一本目の夜警だけは確かすぐに読んで、その後は図書館の本を優先してたらこんなことに…あぁぁ。

米澤さんの作品は、古典部シリーズとか小市民シリーズは気楽に読めるんだけど、他の作品は割と時間がかかります。
というのも、どれもこれも中盤で怖くなっちゃうんですよね。だってどう考えたって結末が悲しい方に向かう予感がしてしまうんだもの。

今回は前途の通り「夜警」だけ読んで何ヶ月も積んでいて、今週になって他は読みました。

「夜警」
警官のもので、銃マニアの警察官やら出てきますが、警察官モノは、BL作品を色々読んでいるせいかそっちの印象で読んでしまってました。というか、具体的に崎谷はるひさんの白鷺シリーズを思い出してしまい…なんでだ? と思っているうちに読了。
「死人宿」
2年前に職場のパワハラで姿を消した元恋人の佐和子に会いに田舎の宿へ行った男。その宿は人が死にに来ることで有名な宿だった。そんな時、温泉の脱衣所に遺書の置き忘れを見つけた佐和子が、元恋人を改めて試すという内容。一番探偵物っぽい作品でしたが、結末があまりにも……。そう来る? って感じ。
「柘榴」
女心が描かれていますが、なんかちょっとなあと思ってしまいました。恋愛対象が被った時に、男は女に悪意が向かい、女はライバルの女に向かうとよく聞きますが……実際はどうなんでしょう? 私だったら……確実に自分に悪意が向いてしまうので共感はしなかったです(私が特殊か?)。
「万灯」
バングラデシュで資源開発の仕事に従事する男。現地の少数民族との諍いやある男を追って日本に久しぶりに帰国した時のあれこれ。
すごく怖かった。怖いんだけど、だからこそ読まずにいられない…という状態になった。当時のサラリーマンは、状況によってはそこまでするかもな…などと、命を削るように働いていた父を思い出したりもした。
「関守」
小説新潮に掲載された時のものを、昨年の夏に図書館で読んだ(文芸誌や小説誌のたぐいは高いので基本的に気になるのだけ図書館で読む)。その時の感想が以下。


オチはわかっているので、伏線を拾うような感じで再読しました。山間にたまに見かける感じの古いドライブインという感じで、懐かしさもあるのにこれ…。
一人ひとり、当時の詳細を事細かに記憶しているおばあさんがまず嫌だ。
「満願」
満願成就の後ろ向きの達磨。掛け軸。
殺人の刑期を終えて出所する女。その女の弁護士だった男は、かつて女の家で下宿をしていたことがあった。
裁判の時の様子と、下宿をしていた時の様子と、今が入り乱れてくる。
この短篇集のなかで一番好き。畳屋の跡継ぎで、最終的には肝硬変で死んだ女の夫、重治は妻に何を見ていたのか。

2014年7月読書まとめ

2014.07.31 Thu 23:55

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1775ページ
ナイス数:88ナイス

陽だまりの彼女 (新潮文庫)陽だまりの彼女 (新潮文庫)感想
読んでいる途中に突然『鶴の恩返し的な…?』と気付いてしまってからの切なさが半端無かったです。気づけば気付くほど仕草が猫そのもので、何度も読むのを中断して自分の家の猫を眺めたりしました。解説にあったとおり、動物好きにはたまらんラストでした。うちの猫も何回も蘇って一生私のところに来てくれないかなぁ
読了日:7月25日 著者:越谷オサム
陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女 (ファミ通文庫)陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女 (ファミ通文庫)感想
初恋は実らないとよく言うけれど、いつか再開して幸せになって欲しいと願わずにはいられない。そんな作品でした。
読了日:7月18日 著者:野村美月
櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図 (角川文庫)感想
犯人の動機についてはイマイチ釈然としませんが、話は面白かった。秘書は正直ダメだろ(笑)と思ったけどキャラが立ってていい感じ。最後の短編がとても良かったです。これからも気になる。
読了日:7月7日 著者:太田紫織
オーダーは探偵に グラスにたゆたう琥珀色の謎解き (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に グラスにたゆたう琥珀色の謎解き (メディアワークス文庫)感想
前巻まではドSと表記されているものの、ただの暴言じゃないか!とやや辟易としながら読んでいましたが今回はかなり柔らかくなっていて良かったです。ドSとは相手を思いやれてこそだと思うのです。それがてきないなら相手を傷つける暴言でしかない(熱弁。話も最初の植物の話も優しくて良かったしそのあとも、今後の伏線が張られつつ距離も縮まる感じでかなり楽しめました。続きも楽しみです。
読了日:7月4日 著者:近江泉美
特等添乗員αの難事件 IV (角川文庫)特等添乗員αの難事件 IV (角川文庫)感想
舞台はハワイ。絢奈と同じくラテラル・シンキングの持ち主である、無賃乗車常習のミヨンとの対決、と同時に壱条の婚約者を自称する女が登場。壱条のヘタレっぷりにイライラしたけど、絢奈を洗脳者扱いする瑠華がちょっと面白いなと思った。なんでこんなにキカイダー推しなのか疑問だったけど、宣伝ですか。
読了日:7月1日 著者:松岡圭祐
思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)感想
優しい話で救いがあって良かった。最初は最近良くある日常の謎系なのかな思って読みはじめたけど、それだけじゃなくて、少女小説みたいでこんな人生だったらなと思った。シャッター街になった商店街はリアルで、でも実際はこんなに優しくなくて噂話や下世話な話が蔓延っているんだろうからこそ、こんな街があればいいのになと思った。
読了日:7月1日 著者:谷瑞恵

読書メーター

陽だまりの彼女

2014.07.26 Sat 02:47

たまにはベストセラーを読みたいなぁと思っています。
こちらの本は、読書メーターでずっと上位にランキングされています。近所の書店でもいまだに平積みになってる。
色々読書をしようと思って、図書館で予約したのが2月の初旬。
ようやく順番が回ってきました。

読み始めは、25歳の男女の普通の恋愛話。描写がピュアだなーというのが感想でした(普段、エグい性描写だったりを読んでるせいかも)。
でも、読み始めは普通だったのが、何やら不穏な雰囲気がちょっとずつ広がって…。
もしかして……? と気がついた時にはちょっと寒くなりました。今までの行動やらを振り返るとうわー!伏線がいっぱいはってあるー!

半分くらいは結構退屈に読んでいましたが、後半は一気読み。
最後もほんわりと終わってよかった。

タイトルがいちばんの罠だった気がします。
普段は作家でばかり読んでいるので、こうして他の作家さんの作品に触れられるのもいいなぁと思った次第です。

6月読書まとめ

2014.06.30 Mon 23:55

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:835ページ
ナイス数:53ナイス

万能鑑定士Qの短編集II (角川文庫)万能鑑定士Qの短編集II (角川文庫)感想
金券ショップの切手、雨森華蓮出所、父親失踪、家族が連続窃盗犯、ソメイヨシノ、の短篇集。一見関係のなさそうなエピソードが後々意味を持ってくるっていうのが王道なので、エキストラのところはそういう目で見ながら読み進め。短篇集ながら最後は事件が大きくなって終わる。やっぱり面白い。雨森華蓮が小粋な怪盗みたいになっててカッコ良かった。
読了日:6月19日 著者:松岡圭祐
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)感想
面白かった。バスケと吸血鬼と演劇、設定だけでお腹いっぱいになりそうだったけど、本当にすごく良くて読んで良かった。いい雰囲気だけどこれからの展開が気になる。あと、今回の主人公もヒロインもめっちゃ好みです。ただ、舞台本番中のシーンの客席の左・右という表現は『上手・下手』、薄い幕は『紗幕』って書いてあるほうが良かったかなと思った。
読了日:6月17日 著者:野村美月
シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)感想
結局、表紙は一体なんだったんだろう?というのが、2冊読んだ感想です。内容ですが、なんとなくどれも釈然としないけど、こういう作風の作家さんなのかな?3本目のオチは米澤さんの愚者のエンドロールと同じでなんとも。この手法はどのミステリーが最初なのかしら。
読了日:6月8日 著者:倉知淳

読書メーター

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる / 野村美月

2014.06.17 Tue 15:59

ヒカルのシリーズが先月完結して、文学少女がすごく好きだった私にとって、ヒカルのシリーズはちょっと苦手でした。
野村さんの少女小説みたいな語り口調と、是光の男らしい語りがややミスマッチな感じがしていて、文学少女の時の遠子の本語とコノハの未完成な感じがすごく好きだったので、ヒカルを読みながらも、『文学少女の時の感じのが読みたいなぁ』と思ったりしていたのです。
とはいえ、ヒカルの最終回はそれでとても良かったんですけどね。

で、今回新シリーズがはじまると知って、今回はもう読むのやめようかなぁと思っていたのです。
でも、SSプレゼントやらなにやらの企画があって、ヒカルの後日談もそれで読めるということを知って、今回のシリーズも買おうと思ったのです。

ぶっちゃけ、読んでよかった!!

バスケと吸血鬼と演劇が題材になっていて、ごっちゃりかなぁと思って読み始めました。
読み始めたら、吸血鬼が出てくるときの感じはアレだし、スラムダンクの話題はやったら出てくるしで…やっぱりダメかなぁと思ってたんですが、読んでるうちに夢中に…。

最初は、自分が吸血鬼であることと、台本に出てくる吸血鬼のギャップに戸惑ったりしていて、演劇初心者だし大丈夫かなぁという感じだったのが、バスケの助っ人をすることで気付くこと、セリフの言い方を演劇のパスになぞらえて練習していくところが、すごく良かったです。
主人公は長身だけど線が細くて好きですし、綾音の吸血鬼の話を語るところは遠子先輩を思い出す語り口で好きでした。
ところで、吸血鬼で出てきたのが『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』と『トワイライト』『ブレイド』『クロコダイルの涙』『吸血鬼ドラキュラ』などですが、『トワイライト』だけ読んだことがありました。ヒカルの時の裏テーマだった『星の王子様』も読んだことがあったけど、それに続いて2冊目。
トワイライト…2冊読んで心が折れましたが、最後まで読んだ時に気付くこともあるのかなぁ。

なにはともあれ、読んでよかったなと結果的に思える作品で、今後のシリーズ展開も楽しみです。

5月読書まとめ

2014.05.31 Sat 23:55

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2683ページ
ナイス数:94ナイス

万能鑑定士Qの推理劇II (角川文庫)万能鑑定士Qの推理劇II (角川文庫)感想
今回は古書。それにしても親に振り回される子供は可哀想だな。よい大人に成長してほしいと思ってしまう内容でした。このシリーズ暴力団が絡むことが多いなと思ったり。
読了日:5月24日 著者:松岡圭祐
シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫)感想
声優さん、羽田千歳がなんだか沢城みゆきさんに重なり、境遇が似てるからかなぁなどと読んでたら、ほんとうにそれが元で書かれててびっくりしました。内容はなんとまぁリアル!お金のことに終始しますがほんとうにあるあるなのではないかと思います。でも小気味良くて面白かった。1500も入る芝居とか正直うらやましいけどね!
読了日:5月24日 著者:有川浩
密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿感想
「停電から夜明けまで」は少し毛色が違うので好みではなかったんだけれど、他は面白かったです。この探偵、読めば読むほど癖になる。
読了日:5月22日 著者:北山猛邦
オーダーは探偵に 砂糖とミルクとスプーン一杯の謎解きを (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 砂糖とミルクとスプーン一杯の謎解きを (メディアワークス文庫)感想
甘い透明なやつがサイダー。ほかはソーダかなと思う。前巻よりは面白くなってて楽しめました。
読了日:5月21日 著者:近江泉美
オーダーは探偵に―謎解き薫る喫茶店 (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に―謎解き薫る喫茶店 (メディアワークス文庫)感想
流行りの推理モノっていうよりは、ゴーストハントの劣化版ってほうが合ってるかなぁ。ドSをはき違えた暴言野郎はともかく、主人公の性格との相性が悪過ぎてしんどかった。もうちょっと兄がフォローするとか何かないと、明るそうに見えてウジウジ妄想突っ走りの主人公と、根拠もなく自信家でナルシスト=中二病をこじらせた高校生にしか見えなくて残念というか痛々しい。3巻から面白くなるとかいう噂を耳にしたのでもう少し読んでみようと思う。
読了日:5月19日 著者:近江泉美
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)感想
妖精の学校では、数字の意味に気付いて震えました。他の4編も怖くなったり絶望感を味わったりしました。終の童話だけでなく、全編童話みたいな話が詰まった短編集という感じで、怖くて手元に置いておくのはちょっと躊躇うけどたまに読み返したくなるような1冊です。
読了日:5月12日 著者:北山猛邦
踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)感想
探偵モノとして、そしてキャラモノとして面白かったです。探偵がコミュ障というのがまた面白い。
読了日:5月10日 著者:北山猛邦
“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)感想
丸3年、読み続けてきてよかったと思えたシリーズでした。ずっと愛している人のことを思えるのなら自分の恋はかなわずとも相手が生きてさえいれば幸せじゃないかと私は思えてしまうので、藤乃の気持ちは理解できなかったけれど、帆夏との話はすごく自然でリアルでしかも綺麗だと思えた。挿絵が本当に良くて、夕雨のテニスウェアがめちゃくちゃ可愛いし、是光も最後の方ちゃんと笑えていてドキドキしたし、見開きのアレはアレだし!!いいなぁ、恋愛いいなぁ……
読了日:5月6日 著者:野村美月
万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)感想
短編集。質屋を舞台にあれこれと問題がふりかかる。恋愛模様もやや進展(?)小笠原の過去があきらかになったり恋のライバルが出現したり。また、添乗員の絢奈と協力したりと盛りだくさん。普段の長編より面白かった気さえします。
読了日:5月1日 著者:松岡圭祐

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