京都父殺害:逮捕の次女「ギロチンにしようと…」

(前略)
 府警は自宅から、ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)と呼ばれる、黒を基調に中世ヨーロッパの美術様式をイメージしたファッションを描いたデザイン帳を押収した。

 こうしたことや、次女が「ギロチンにしようと思った」と供述しているしていることについて、野田正彰・関西学院大学教授(精神病理学)は、「父に対する憎しみが高まっていったのが基本にあり、ゴスロリのイメージが殺害の形態を修飾した。だが(凶器におのを選んだのは)弱い者が強い者に対抗するには包丁や首を絞めるのではだめで、決定的なものでないといけないという合理的判断だ」と分析する。

 元家裁調査官でNPO法人「非行克服支援センター」の浅川道雄副理事長は「一般的に、子どもによる親殺しは一種の自殺行為。現状が耐え難く、行き詰まりを感じて自分の成り立ちの根源である父親を殺して自己否定しようとしたのでは」と話している。

毎日新聞 2007年9月24日 21時48分

 …ニュース記事にも『ゴスロリ』という単語が出てくるようになったんだなぁ~…と時代の流れを感じました。
 そもそも『ゴシック&ロリータバイブル』って雑誌が『ゴスロリバイブル』って略されて呼ばれていて、そこから『ゴスロリ』って単語が生まれたんだと思ってます。

 『ゴスロリ』って単語はそもそもが矛盾してて、後述にファッション用語辞典から転載しますが…。『ゴスロリ』ってファッションは無いんじゃないかなと思います。
 言ってみれば、『ゴスロリバイブル』に載ってるショップの服全部ひっくるめて『ゴスロリ』?
 私はそんな解釈してますが、どうでしょう。

 イノワとかメイデンとかはロリィタ分類に世間的には入ってる気がしますが、実際ゴシック様式っていうのは上記ショップの服が近いのかなぁと…微妙かなぁ。

 ナオトとかBPNとかはちょっと違うなぁー…とか…色々考えてみたり。
 BABYなんかはロリィタの分類でいいと思います。

 うーん…考えれば考えるほど難しいね。
 ゴスロリ…ってひとくくりにするのは簡単でいいなぁ。

★ゴシックスタイル【Gothic style】

ゴシックは13~15世紀のヨーロッパに見られる美術様式で尖塔を特徴とする寺院建築が代表とされる。ファッションでは12世紀のロマネスクに続くスタイルで、ロマネスクの特徴であるゆったりとしたロング・チュニック・スタイルが実用的なものへと変化し、より装飾性と豪華さが加わった、誇張された「奇怪」なファッションをいう。これは十字軍の遠征後、東方との貿易が発展し、素材も豊富になり、デザインにもエキゾチックな要素が取り入れられたもので、毛皮をトリミングしたり裏に使ったもの、金の刺繍や金のラメのブロケードなどの豪壮な装飾に代表される。

女性はハイ・ウエストやロー・ウエストなどのウエストラインを意識したスタイル。男性は短めの上着や、身体にぴったりとフィットしたスタイル。

装飾や豪華さもかなり誇張され、女性は奇妙な煙突形や円錐形のエナンというヘッドドレスをかぶり、装飾的で贅沢な衣装の裾を異常に長くひいたスタイルとなり、つま先をやたらに細く長くしたプレーヌという靴なども見られる。

★ロリータ・クチュール【Lolita couture】

「高級感のある山手志向の少女服」といった意味の、日本独特の流行現象を指す。パフ・スリーブにパールボタン、レースやフリルを多用したドレスや、ブラウス、スカートなど、いかにもお嬢様っぽい雰囲気のロマンティックなデザインが特徴となっている。

ファッション用語辞典より転載

 ちなみに、上記転載は2001年10月30日の日記にすでにやっていて、そこからのコピペです。
 付け加えるように、『ロリータ』は、アメリカの作家、V・ナボコフの同名の小説からきたもので、ロリータコンプレックスがその語源。ですって。

 ロリィタファッションのお嬢様方、お互い内面共々、服装に見合うように磨きましょう♪

 ところで。
 冒頭の父殺人の少女の動機って、父親の女性関係とか書いてあったけど…。
 世の中のお父様方、娘さんがお年頃なのに他の女性に手を出したりとかしないでよ…ホント。