ライブに行って、奈々ママの手紙が朗読されている間。
どこかワタシの心の中にもやもやとした部分が広がって、うらやましいとか…よくわからないけれど、そういう気持ちが大きく大きくなった。
あぁそうか、ワタシはあんなふうに『ひとつかみ』の人間になりたかったんだ。
改めて感じた。
何でも良かったんだよ。マンガ家でも声優でも。
普通なれない名の売れる、そして自己表現が出来る職業に就けるならばなんでも。
でも、本当になりたかったのは、3歳の頃から夢だった『アイドル歌手』だったのかもしれないなと、改めて感じた。
だからこそ、ハタチの時に『もう遅い』と手を打って、夢から離れる決心をして。
だけど、ぽっかりと空いた心の穴は、どんな仕事をしても、どんなに趣味に没頭しても、どんなに恋愛に溺れても埋まることなく、私の心はど真ん中にぽっかりと大きな穴を開けたままだ。
そんなだから、普通の職に就いて過ごす平日の5日間も我慢出来なくて、何をしてもやりがいを感じなくて…。
だからワタシは鬱なんだ。
なんとなく、はじめて気が付いた。
小学生の頃、『裏声』というものを知ってから…何故か上手に歌が歌えなくなった。声が出なくなった。
子供の頃はあんなに歌うことが大好きで、聴いてもらうことが嬉しかったのに、恥ずかしいと思うようになった。
私の人生、どこから間違えたのかな。
今は楽しくカラオケに行く日々です。
最近はやっと声も出るようになって楽しく歌えるようになって来た。
それだけで幸せだと思う。
ただ、この心の大きな穴だけは埋まることがなく。
死んでしまいたいとは思わないけど、夢を諦めた時点で私にとってこの人生は余生でしかなくて。
ただ、人として子供を産んで普通に暮らすことが人間として産まれた勤めだと思っている。
だけど、私が子供を育てたら、鬱に育つんじゃないかと思うと。
ごく普通に、皆がそうしていることすら怖くて。
自然を破壊するためだけに存在しているなら。
人口はヒトリでも少ないほうがいいんじゃない?私、世界のためにもここに存在しないほうがいいんじゃない?
…なんて、後ろ向きに思考が逝ってしまってばかりいる。
幸せを与えることで、自分も幸せになりたかったはずなのに…どこで道を間違えたんだろう。
私は、『何』になるべきなんだろう。
5 件のトラックバック