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恋物語 (講談社BOX)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,365
発売日: 2011/12/21

 セカンドシーズン最終巻。
 今回もすっかり騙された感じです。

 今シーズン通して『嘘物語』で良かったんではとか思う。

 戦場ヶ原さんの儚げな恋の話かと思ってたらやっぱり違った。
 で、ラスボスっぽい人間の話もちらついてきて、ラストシーズンがあるらしいけれど、それで本当に終わるの…かな?

少女不十分 (講談社ノベルス)

発売元: 講談社
価格: ¥ 882
発売日: 2011/09/07

 煙に巻かれたような読後感でした。

 出だしは、いつもの理屈っぽいあとがきのような文章が延々と続きます。
 そして小学生との出会い。

 狂った小学生の描写。
 『友達が目の前で事故に遭いバラバラになったのに、まずはゲームをセーブしてから友達に駆け寄る』

 まぁ、諸々あって話は進んでいきます。
 正直、初西尾作品で読むものじゃねぇなぁと…いう感想。

 今まで色々読んできた人なら、読み聞かせの所でちょっと感動できる気がする。

 序盤の学校に行くあたりから拉致されるあたりまでの描写は、戯言シリーズをなんとなく思い出す感じだった。

鬼物語 (講談社BOX)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,365
発売日: 2011/09/29

 悲しかったです。

 ご都合主義で済んでいたと思っていたのに、実はそうじゃなかったんだ…。
 新シリーズになって、悪い方向にストーリーが進んでいるようで、次に出る最終巻がとても怖いです。

 あと、臥煙さんの話し方は、戯言シリーズを思い出しました。
 小気味良く読みやすかったです。
 逆に、忍の語りは読みにくかった。

GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 620
発売日: 2011/06/23

GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 540
発売日: 2011/07/23

 下巻が出たところで上巻からまとめ読み。
 上巻の後半、戦火が広がっていくあたりから、一般書籍での桜庭ワールドともいえるような雰囲気が広がってきて、下巻まで一気に読んだ。

 2度目の嵐が来た世界。
 久城は日本に帰り、ヴィクトリカは父の手に捕らえられた。

 視点は、ヴィクトリカ、セシル、アヴリル、一弥と変わりながら物語は進み、世界情勢は悪化していく。

 最後は、無理やり感はなくも無かった気がするけど、きれいにまとまってくれて本当に良かった。
 長い間読んできたシリーズがここで完結するのは悲しいけれど、レーベルが無くなってから、待ってきたからこそのこの描写で読めたんだと思うと喜びも大きい。

 あと、今回改めて感じた。私は大戦の欧州を舞台にした話が好きだ。

発売元: エンターブレイン
価格: ¥ 651
発売日: 2011/05/30

 新シリーズ。
 今回は源氏物語をモチーフにしたシリーズだそうです。

 源氏物語、実はあんまり好きじゃないな…という意識が強いので、怖いです。
 というのも、高校生の時古文の授業でやったときに、訳しにくいし、ものすげー女たらしだし、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁと思った記憶が根強いのです。

 この本も読み始めた直後。
 ヒカルが女性に誰それ構わず近づいていく描写があって、もーウンザリ…って思いつつ読んでました。
 しかし、さすがの野村美月ワールドで、これはこれとして楽しめそうです。

 式部の携帯小説とか『ぱーぷる姫』に大笑いしました。
 源氏物語の和歌が、式部の携帯小説では

『タクマの吐息。
 あたしの頬にかかって。
 冷たくて。
 スパイシーで。
 心臓、zukizukiで。
 ヤバイ、
 マジに恋しちゃったカモ』

 というスイーツ(笑)なケータイ小説になってるのかな…と思ったらもう面白くてしょうがない。
 そして、式部帆夏の、キャラが、文学少女のななせに被って、可愛くてしょーがなく。

 そのあたりからはどーんとハマりました。
 相変わらず、昔の少女漫画を読んでるみたいな気持ちでフワフワとした気持ちで読める内容は最高です。

 しかし、私源氏物語の知識なさすぎ…(ノω<。
 あさきゆめみしとか読んだらいいかな…。

発売元: 角川書店
価格: ¥ 1,260
発売日: 2011/05/25

 発売日頃に密林から届いて読み始めて。
 やっと読了。

 分裂が出たのが2007年3月。
 何ヶ月か前に読み直していたのですが、全然記憶になかった。
 かと言って、再度読みなおそうにも、ベッド下収納に仕舞ってあるので出すのがめんどくさいし…と思ってそのまま読み始め。

 αとβに別れて、分裂したエピソードが続いていくわけですが。
 正直、(後)の中盤過ぎるまで、読んでは寝落ち、読んでは寝落ちの繰り返しで…。

 面白いのかどうかわからんなぁと思いながら読んでました。
 最後はやっぱり夢中になって一気に読了しましたが。

 なんか納得行かないと思う部分もあったりなかったり。
 個人的には小冊子の、作者と編集の写真のコーナーが一番面白かったです。親指シフト…マジか。

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 580
発売日: 2011/05/25

 聖マルグリット学園は、リビングチェス大会。
 そんな中、ブロワ警部の髪型の秘密や警部の部下のイアンとエバンが手をつないで話さなくなった理由や、そのきっかけとなった事件が明かされていく。

 来たるべき時はもう目前。
 嵐の前の静けさ。

 次巻を思わせるドキドキ感があった。
 GOSICKVIII‐ゴシック・神々の黄昏(上)がもうすぐ、6月末に発売だそうです。

 いよいよだなぁ…と感慨深くなる反面、今回の巻もそうだったんですが、アニメで先出しになってる部分が結構あったので、TVの方は見ないでおこうかとも迷います。

謎解きはディナーのあとで

発売元: 小学館
価格: ¥ 1,575
発売日: 2010/09/02

 発売当初、TVCMをすごくたくさん見て気になっていました。
 本屋大賞受賞ということですので、気になり読んでみました。

 宝生グループの令嬢が刑事をやっていて、そこで殺人事件に出くわします。
 容疑者を数名絞って話を聞きます。

 ひと通り仕事が終わって、帰りは執事兼運転手がリムジンで迎えに来て帰宅。
 ディナーのあと、執事に事件のあらましを話すと、執事がトリックから犯人からすべてを断言します。

 …という感じのが6編入ってました。

 心理描写などは一切無く、淡々と話は進みます。
 私には退屈な小説でした。

 好きな人は好きなのだろうな…とは思います。

ばらばら死体の夜

発売元: 集英社
価格: ¥ 1,575
発売日: 2011/05/02

 舞台は千代田区神保町。
 古書店の2階に住んでいる女性と、過去にそこに住んでいた男性。
 出会い、体を重ねる。

 …私は本を読む時、まず最初に後ろのページをめくってしまう癖がある。
 でも、一般書籍ではあとがきや脚注がないものも多いので、最後のシーンをうっかり読んでしまわないようにそーっと開く(笑)
 この本は、後ろに参考資料が載っていて、なんとなく見た感じ、消費者金融とか多重債務とかの資料が多くて、あまり気乗りしないままに読み始めた。

 しかし、出だしの所からじんわり引きこまれていく。
 時間と、語り手を変えて進んでいく。

 怖いなぁ…と思いながらも、なんだか自分がどうにもできない借金を背負ってしまったような錯覚にも囚われてくる。
 主人公の女性とも同年代。リアルだ。。。

 読んだあとはなんにも残らない。でも、すごかった…。
 ドロドロのローションの海で溺れていくみたいだった。

半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)

発売元: エンターブレイン
価格: ¥ 630
発売日: 2011/04/30

 ついに最終巻。
 編集者になった遠子さんに新人作家が恋をする明るいおはなしでした。
 日坂がまさかそこで出てくるとは思ってなくてびっくりだったけど、彼女も立派に文学少女になっていました。

 コノハも出てこなかったけど、立派な作家になってるみたいでなにより。
 コノハと遠子が大人になってからの話をコノハ目線で見たかったなぁ。

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