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珈琲店タレーランの事件簿 / 岡崎琢磨

2014.02.06 Thu 22:20

初めての作家さん!

書店では一時期いつもベストセラーのところに平積みにされていてずっと気になりつつも『地雷かもしれない…』と恐れて手を出せずにいました。
というのも、近頃こういう類の軽めのミステリー(加えて表紙がイラスト)が多いのです。
『ビブリア古書堂の事件手帖』も、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズも好きなので、ひょっとしたら合うんじゃないか? と思いつつもなぜか手が出せずにおりました。
多分だけど、『謎解きはディナーのあとで』が、私に全然合わず、腰が引けてるのかもしれません。「ベストセラーだからって自分に合うとは限らん!」みたいな(笑)

そんな中、沖縄に行った時に、知人がこの本を読んでいたのを目ざとく見つけ、感想を聞いてみたのです。
そしたら、おや? 案外面白いんじゃない? と思いまして、購入に至りました。

よかったです。購入して正解。
短編が何本も入って一つの物語になっているような形式で、コーヒーに関する蘊蓄だったり、登場人物がコーヒー豆になぞらえた名前だったり。カフェに行きたくなります。

謎に関しては人が死なない日常の謎なので、そのへんも好み。
で、ゆるーくそういうものが続くのかなー…そして恋愛も煮え切らないままシリーズとして続くのかなと思ってたら、最後の方はびっくり展開。
あまりに平和ボケして読んでた私は叙述トリックにあっさり引っかかり(しかも2回も!)、あーもう悔しい。

そして、引っかかった後に簡単に振り返ると、地味に伏線が張られているのでした。

今は2巻を読んでます。

<物語>シリーズ 時系列順 と 終物語(中)感想

2014.02.05 Wed 23:21

140205-1

先月末に発売した『終物語(中)』。16冊目の<物語>シリーズ新刊にして、時系列では猫物語(白)の裏側のストーリーになります。
と、ここまで時系列そして世界線も変わってくると、さてどういう順番でストーリーが進行しているのやらよくわからなくなってきます。

正直、今回読み始めた時に「あれ?」と思って確認した私でした。
大雑把に確認してから読み始めましたが、細かいことはWikipediaとかに載ってるみたいです。
そのWikipediaの時系列を元に、カレンダーにしてみたんですが、曜日とかを確認してみると、どうも2006年のカレンダーとぴったり合うらしいことに気づきました。
奥付を見たら、化物語(上)の初版は2006年11月1日発行となっていました。なるほど……(気づくの遅い?)

<物語>シリーズ 時系列順

とりとめないように続いていたセカンドシーズンのストーリーでしたが、こうしてカレンダーでまとめてみると、すべてが計算されて書かれているのがわかる…気がします。

ここから感想。
今回はいちばん時系列がごちゃっとしてるところ、8月23日の学習塾跡からはじまりです。
用事があって駿河を呼び出したところに、謎の影武者が現れる。その影武者は駿河の攻撃を受ければ受けるほど強くなる…。
おそらく、今までで一番おおきく伏線を回収したのではないかと思われます。

なぜ、猫物語(白)の時にあの場所に臥煙伊豆湖とエピソードがいたのか。
はじまりの学習塾跡で、影武者から結果的に暦たちを救ったのは何だったか。

そして、鬼物語で語られていたあの人とか。

いろいろがまとまります。
気持ちが悪いのが残ったのはここから冬への話。

臥煙さんが暦を刺した理由。
真宵ちゃん再登場の理由。
扇ちゃんの正体。

あたりでしょうか。
あとがき最後の『扇ちゃんは悪くない』も妙にひっかかりました。
どんな展開が待っているか、楽しみです。

今巻、読み始めてからしばらくはすごく退屈で、数ページ読んでは眠気に勝てない…という繰り返しでした。
駿河と余接が話し相手では、どう頑張っても八九寺Pには勝てないのだな!という本当にどうしようもない感想なのですが……
後半、徐々に面白くなってきて、ピークに達したのは暦とひたぎの電話のシーンでした。
非常に真面目なシーンで、会話内容も素敵です。是非、音声で聞きたいです。

終物語 中 (講談社BOX)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,575
発売日: 2014/01/29

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ / 三上延

2014.01.30 Thu 22:23

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

発売元: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2014/01/24

ビブリア古書堂の最新刊。旅行に行ってた都合で発売日に読めなくて、東京に戻ってきてから購入。そして読了。
前巻、告白とデートはあったけれど、結局成就するには至らないところで終わっており、その続きからでした。

なので、恋愛色強めかなと思っていたのですが、そういうわけでもなく。
今回は、またプロローグ、3編+断章、エピローグの形に戻っており、それぞれの作品で話が展開されていました。

第一話『彷書月刊』
売っては取り戻しに来る謎の女性と、その旦那さんの話。
あの人にそんな過去があったのか、ということが明かされていました。

第二話『ブラック・ジャック』
手塚治虫の作品への取り組み方とか、コミックスに収録されている話のことだとか、そういう事情がふんだんに描かれていて興味深かった。
栞子さんの友人は結構サバサバしててパンチの効いてるひとでびっくり。

第三話『われに五月を』
寺山修司の病気のことなども描かれ、ノスタルジック。
ですが、母親の影はちらつくし、依頼人はすごく感じの悪い人だったりで、読み始めは結構嫌な気分。
でも終わりは愛を感じる。

今巻もとてもおもしろかったです。
前巻から10ヶ月ぶりということでしたが、今度は続きがもうちょっと早く読みたいな。

GOSICK RED / 桜庭一樹

2013.12.28 Sat 06:52

GOSICK RED (単行本)

発売元: KADOKAWA/角川書店
価格: ¥ 1,155
発売日: 2013/12/25

完結してくれただけでも奇跡的だと思っていたGOSICKの新シリーズがはじまりました。
今度の舞台はニューヨーク。

新聞記者になった久城一弥と、探偵社を起こしたヴィクトリカのもとに新たな事件が持ち込まれます。
時代背景は1930年代ということで、大戦は…あれー?と思ったんだけど、GOSICKの時代では戦争の時代がちょっと違うんだった。

それはそうと、ピンクの寝椅子に転がるヴィクトリカが今にも目に浮かぶ感じです。可愛い…。
今回は舞台も変わったし、改めて武田日向さんのヴィクトリカが見たいと強くおもってしまいましたが、活動休止されているようでとても残念です。

内容は次回への引きもあり、前作でレギュラーだったあの人も出てきそうな雰囲気だったり。まだ続きが楽しみです。

獅子たちはノアの方舟で―B‐EDGE AGE / 桜庭一樹

2013.12.05 Thu 19:16

続編。
前作がゲームノベルみたいな感じだったのに比べて今作はかなりミステリ小説だなぁと感じた(相変わらず失礼なことを言っています。
…と思っていたら、そうか、桜庭さんてデビュー前に別名義でゲームシナリオを書いていたんだっけ…と思い出してなんだか腑に落ちた。

このシリーズ、未完ですが2冊でおしまいです。富士見ミステリー文庫のリニューアルに伴い打ち切り、となったそうです。残念。
今回はWP(ウォーターパーソナリティ)障害という、ボーダーの一種とされている架空(だと思われる)パーソナリティ障害が出てきます。
これは、その場その場で人格が変わってしまうかのように異業で成功したり、更に過去の自分のキャラクターを忘れ去ってしまうという精神疾患らしいです。
このへんが、架空であるにも関わらずリアルですごいなぁと思ってしまったり。過去を思い出す際に人格が揺れ動く感じは今の著者だったらもっと魅力的に描くんだろうと思ったり。
キャラクターも増えて、更に濃いキャラクターの勅使河原がいい味を出しているし、失墜しそうになっている花枝刑事もさらに深くなっており、かなり良いです。
《ゴッド》もすこし出てきて、これから更に展開していって面白くなるだろうというところだったので、続きがないのは非常に残念です。

ただ、この作品があったからこそGOSICKが生まれたのだろうなと思わされる部分は多々あって、前作ただの弱々しい高校生のようだった主人公の美弥古は今回前向きになり、久城と同じようなキャラクターになっているし、花枝あたりはブロワ警部を思わせる何かがある。
決定的な違いは華やかさで、GOSICKではヴィクトリカという魅力の塊のようなキャラがいるのに、こちらではヒロインは幼なじみでやや地味。どっちかというとアブリル的。
ただ、世界観はGOSICKの大戦前のヨーロッパに対し、こちらは『東京だけど世界線がちがう』みたいな場所で親しみやすくはあるかなぁ。
ただ、書店で見かけて手に取るかと言われれば、私は作家買いじゃなければ取らないと思うし(こちらはどっちかというと腐女子ウケしそうな表紙だなとは思う)、書店で見かけて表紙買いしたGOSICKを思うとそのへんの差は大きいのかも…と思っちゃったりする。

ただ、こうして読んでみたあとで、今のわたしが両方のシリーズを並べ置かれて『どっちの続きが読みたい?』と訊かれたら、こっちを選ぶかもしれないと思うくらい、好みの作品です。本当に未完が残念ですが、今あらためて続編を出して欲しいか?と問われると「うーん?」と思ったりもする。当時の続編が存在していたのなら是非読みたい。

……なんか、すごく失礼なことをいっぱい書いたけれど、それくらい面白かったということです。

ちょっと富士見ミステリー文庫の話。
このレーベルが刊行された頃(2000年)、私は結構この手のノベルスを読んでいました。
ラジオが好きで『電撃大賞』を好んで聴いていたこともあり、電撃文庫が多かったかな。ブギーポップシリーズとか途中まで読んでました。
なので、富士見ミステリー文庫が刊行された時って、すごく覚えています。『フォーチュンクエスト』やらで有名な深沢美潮さんがミステリーを書いてる!?っていうことに驚いた記憶があります。
でも、書店で手にとってみたけど買わなかった。当時の私は、殺人事件が起きたりするミステリーは苦手だったのでした。

そして、いつの間にかリニューアルされていることも知らず、表紙の絵の可愛らしさに惹かれて中身を大して確認せずに買ったのがGOSICKだったわけで。秋葉原の書泉で買ったのをすごく覚えてる。
内容は最初、主人公が犯人だと疑われたりするのが読んでてすごく苦痛で(のび太くん的なものが苦手なので)、でも面白い…かなぁと思いながら読んでたら、あとがきでハマってしまい、シリーズが出る度に買って読んでた。
桜庭さんの作品は他に読んでいなくて、しばらくして一般で出た『少女には向かない職業』を読んで、すごく怖くて軽くトラウマになりずーっと買ってなかったのでした。
その後、WEBサイトがあるのを知って、あとがきは好きだし日記も面白かったので読んでたら、エッセイが出るらしいことを知って、それを読んでたらいろんな本が紹介されていて、本を読むこと自体に興味が湧いたりして、その頃出てた青年のための読書クラブは読めそう…と思って読んで…ほかも読みたくなって…という感じで今に至る。
そんな感じで、その頃に読んだ少女七竈と七人の可愛そうな大人とか推定少女なんかは今読んだら全然印象が違うんだろうなぁ。読んでいた時はイマイチ話についていけない感じもあったので。

とまぁ、ちょっと振り返ってみた。

そんなこんなで前回手に入れる策をねっていた未読の『AD2015隔離都市―ロンリネス・ガーディアン』『君の歌は僕の歌―Girl’s guard』『竹田くんの恋人―ワールズエンド・フェアリーテイル』の3冊は無事古書で手に入れて、今家に積んで寝かせてます。デビュー作のAD2015隔離都市は、古書だけどカバーに傷一つ無いような「どこの倉庫で売られずに眠ってたのさ!?」みたいな状態の本が家に届けられて、かなりびっくりしました。あと、スニーカー文庫でも1冊出しててそれも意外でしたとさ。

面白い作品に出会えて今とても幸せです。
これからも良い作品に出会えますように☆

獅子たちはアリスの庭で―B‐EDGE AGE / 桜庭一樹

2013.11.27 Wed 19:54

桜庭一樹さんのごく初期の作品。シリーズですが2冊しか出ておらず、未完。
いつだったか『本のおかわりもう一冊』というエッセイの中で、復刊しないと書いてあったのを見て、手に入るうちに買っておかねば、と思って古書を手に入れていたんだった。
ご本人が読み返した時の感想がこう書いてあった。

急遽、変更して、ものすごく久しぶりに自分の絶版本『B-EDGE AGE』を取り出した。(中略)
K子女子が“重大なことを話そうとした”と言っていたのが、来年、この作品を復刊しないか、という件だったのだ(中略)
それよりも気になったのは、これを書いたころの自分は、小説や読者のことを信じられていなかったんじゃないか、ということだ。自分が本を読むときに、いやだな、と思う、作者の“斜め目線”や、“自信のなさ”や、そのせいで“読者を疑ったりなめる気持ち”が、ときどき不気味にヌッと顔を出す。流れていく物語を、不快な金属音とともに、いやがらせみたいにいちいち止める。 (本のおかわりもう一冊 P104)

わたしが読んでいて浮かんだのは、『“ラノベ”を一生懸命書こうとしている姿』というものでした。おこがましいですが。
それが、ご本人にしてみると上記のように感じたということでしょうか?

内容は、日本だけどちょっと違う日本で、主人公は、子供の頃に渡米し、大人に勝てる武器を手に入れようと、飛び級を繰り返して15歳で国際弁護士の資格を持って、その後、とある挫折があって日本に帰ってきた、高校生。
そこに事件が紛れ込んで、無罪の罪を着せられそうになっている人を救うために、検事と戦う。
一言で言えば、逆転裁判みたいな感じでした。

これはこれで、楽しむことは出来ます。
ただ、今の桜庭さんのテイストはあまりないので、どこを期待するかかなぁ。でも、其処此処に片鱗を垣間見れるというか、空気感を感じられるというか…あるので、そういう部分でも面白味はあった。

これの続編である『獅子たちはノアの方舟で』をよみはじめたところ。
あと、桜庭さんの初期作品を読みたいと思って色々探してたら、ヤスダスズヒトさんが挿絵を書いてる本があった。
とりあえず、持っていない残り3冊をどうにか手に入れる算段をすませたところ。

ところで、GOSICK REDなる新刊が出るらしいです。


しかも12月25日発売。
もう完結だと思っていたので、びっくりすると同時に嬉しいです。

恋紅 / 皆川博子

2013.11.10 Sun 21:22

皆川博子さんの作品は好きで何冊か読んでいるのですが、ヨーロッパを舞台にしたものを読むことが多く、日本を舞台にした時代小説を読むのは『倒立する塔の殺人』から2冊目です。短編では『』と『少女外道』を読んでいますが。
しかも、発表の古いものは手に入りにくくあまり読むことが出来ずにいるので、読んだ作品の中で最も古いかな?という感じです。

この作品は昭和61年に新潮社で発表されており、わたしが手にとったのは平成元年に刊行された文庫版です。
舞台は江戸末期から明治初期、主人公は遊女屋の娘の「ゆう」という少女で、花魁の華やかさとゆうの寂寥感がまるでフルカラーとモノクロのように描かれていきます。
遊女屋の正月の準備の華やかさが細かく描かれたとおもえば、浄念河岸に売られた女の恐ろしい様子が描かれたりする。
そしてゆうは旅役者の福之助に恋をし、次第に舞台は遊郭から旅芝居へと移っていきます。

1年ほど前、この本を古書で買い(現在は絶版になっていて新しいものは手に入らない)、読み始めたものの…。
歴史物が苦手である上にあまりに古風な言い回しや漢字の読みに悪戦苦闘して疲れてしまい、数十ページだけ読んで、家に眠っていました。
ここに来て積み本やら読みかけの本を崩そうとまず手にとったのがこの作品でした。

最初100ページほどはやはり苦労していましたが、次第に漢字の読みなどにも慣れ、主人公に感情移入出来るだけの余裕が生まれると、夢中になりました。
慌ただしい江戸から明治へ移り変わる時代に、ひたすら寂寥感を抱いていきている少女の様子は、時代は全く違うながらもわたしが少女の頃に抱いていたものと変わらないな…と感じました。

この作品に登場する田之助という役者の生涯を追った『花闇』という作品と、恋紅の続編である『散りしきる花―恋紅 第2部』というのが存在するらしいのだが、どうも読める気がしないので読むとするなら大分未来ののことになるだろうと思います。
ただ、どちらも絶版のようなので、読みたい時に手に入るかどうかはわからないなぁ。

いずれにせよ、現在も結構頻繁に新しい作品を発表されている作家さんなので、全部読むのは途方も無いことです。
久しぶりにどっぷりと文学に浸って、読む時間は長くかかってしまいましたが、良い時間と経験を得る事が出来ました。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている / 太田紫織

2013.10.17 Thu 22:11

櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 580
発売日: 2013/02/23

E★エブリスタというサイトに投稿されたものだそうです。
ネット投稿小説ってすごく今っぽいなぁとおもったんだけれど、ライトなミステリということでとても読みやすく面白かったです。

どうやって殺されたかとかそういう推理部分は結構すぐに分かってしまうので、そこを掘り下げたい人は不向き。
キャラクターがなかなか濃いのでそこを楽しめれば面白いのじゃないかなとおもう。
櫻子さんはGOSICKのヴィクトリカに近い。そして主人公はGOSICKの久城に近い。そんな二人が死体と出会っていくお話です。
キャラクターはGOSICKのようだが、舞台は現代の日本、旭川。

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く / 瀬那和章

2013.10.12 Sat 09:39

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)

発売元: アスキーメディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2013/01/25

昨日ネタにしてた本、読み終わりました。

今年の最初に書店で平積みされているのを見かけたことはあって、でも表紙からして手を取れずにいました。
メディアワークス文庫ってほんとうにこういう事が多い。

でも、読んで本当に良かったなぁと思います。

三姉妹のそれぞれの恋模様。

最初、表題の『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』
長女の話。
会社の先輩に恋愛感情を抱いていて、でも先輩は妻帯者で、
それとは別に、後輩の男の子からずっと片思いをされてる。

実際、こういう風に手の届かない人ばっかり好きになる人って実際にいて、わたしは不思議だなあと思うことが多い。
結末に関しては、本当に幸せになるのかなぁ?と穿った見方をしてしまった。

次女『恋にクーリングオフがあればいいのに』
ダメな人を好きになってしまう女性。
姉妹の真ん中で、劣等感を持ってるからこそ、こういう男性を好きになってしまうんだろうなぁとも思うし、なんだかこういう気持ちはわかる。
一瞬、良かったなぁと思ったんだけど、彼女はずっとこんな感じで生きていくんだろうなぁと感じたり。

三女『嘘つきをシチューに混ぜれば』
いちばん羨ましいと感じた三女。

…なんだかんだで、姉妹っていいなぁとちょっと思ったりしました。
わたしは一人っ子なので、そもそもきょうだいっていうものの存在はよくわからない。
ただ、恋人にも親にも友達にも相談できないことが、姉妹だったら出来る話もあるのかなぁと感じた。
わたしは、誰にも話せなくて結局貯めこんでしまうばっかりで苦しくなることが大いので、もし打ち明けられる人がいるなら幸せだなぁ…。
と、思ってたらなんだか泣けてきた。

読書とか。

2013.10.11 Fri 23:24

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本になった時に読もうと思って我慢して読まないでいる『桜庭一樹読書日記』をうっかり読んでしまった。
活字を欲しているんだけど、重いものが読める状態ではなくてつい読んでしまった。

そしたら『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』という恋愛小説の話が書いてあった。
気になって読書メーターで感想コメントを読んでみたらなかなか良さそう。

というわけで、駅前の本屋に買いに行った。

駅高架下のショッピングモールみたいなところに本屋さんが2件あって、1件目を見に行って見つけられなかった。
で、もう1件に行ったんだけど、そっちは出版社順ではなく作家名で並んでる。

…あれ?作家名なんだっけ?とおもってスマホで調べて探すけどない。
明日発売のBL小説は売ってたけど、それよりわたしは今こっちが読みたい。

見落としてるかも?と思ってもう一度最初に寄った本屋さんに行ったら、普通に置いてありました。よかった。
早速3編中の1つ目だけ読んだんだけど、これ…面白い。

あとがきを先に読んだら一人称が『僕』だし、お名前からしても男性っぽいんだけれど、女心がよくわかってるなぁー…と変な感動を覚えています。
細かい感想は全部読んだ後に。

この普通の恋愛小説を読んでて…ふと。
わたし、あんまり恋愛小説読まないなぁと思ってたんだけれど、BLは結構読んでるなと気づく。ジャンル関係なく面白いと作家買いしてしまうので、BL読んでると言っても買ってるのは2名の作家さんのだけなんですけどね。
主人公が女性だと、逆に主人公の気持ちにはなれなかったり、穿ったものの見方をしてしまうのですが、男同士だと純粋に恋愛小説として受け入れられるんだよなぁ…とか考えたりしてた。
恋愛小説はある意味『リアル』で、BLはよく言われるとおり『ファンタジー』なのだなぁとしみじみ実感してました。

小説に看過されすぎて芝居のキャラの気持ちが離れ気味なので、この連休の稽古で取り戻さないといけない焦りがいま凄いことになっています。

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