7月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2771
ナイス数:206

これは経費で落ちません! 4 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 4 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
新入社員、インパクトはあったけどうまく乗りこなしてみたら悪くなさそう。私だったら嫌でフェードアウトするタイプかもしれないけど。秘書話は美華のおかげで面白い方に転がって行きそうでそっちのやり取りもまた見たいな。不倫云々はそのうち主題になるだろうけど、ドロドロは嫌だなぁ
読了日:07月29日 著者:青木 祐子
蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷感想
圧倒的な物量で読むのを躊躇していましたが、読み始めたらあっという間だった。はじまりは、スポーツものの漫画を読んでいるみたいな読み口で夢中になり、やがて、語り手の気持ちにリンクしながら自分も聴衆になっていく感覚が心地よくて新しかった。ライバルでありながらも友人という気持ちのほうが強いあたりも大物の風格を感じる。爽やかで素敵な作品でした。素晴らしかった。
読了日:07月27日 著者:恩田 陸
さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)感想
あまりに痛々しい冒頭から、事件を挟みながらもひたすらにピアノの話。ミステリーのつもりで読んでいたら、熱い青春小説になっていました。でも、最後の展開を読んだあとに、今までのことを思い返すと、あぁ、そうか。私がのほほんと音楽の話を楽しんでいる裏でこんな葛藤が描かれていたのかと気づいた。なんにせよ、凄まじい熱量と半端ない計算で成り立っている作品だった。何より熱血でいて優雅なのがいい。
読了日:07月22日 著者:中山 七里
推理は空から舞い降りる 浪速国際空港へようこそ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)推理は空から舞い降りる 浪速国際空港へようこそ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
航空管制官と謎解きに関して切れ者の情報管が出てくる、空港日常の謎小説。珍しい舞台で登場人物のエリート感がとても良かった。シリーズ化しそうな雰囲気がする。ただ、謎の究明が毎回どれも急すぎるなと思う。最近の小説ではこういう感じのものが多いけどもっと順を追ってくれる方が楽しそうなのになー
読了日:07月18日 著者:喜多 喜久
アニソン・ゲーム音楽作り20年の軌跡~上松範康の仕事術~アニソン・ゲーム音楽作り20年の軌跡~上松範康の仕事術~感想
上松曲を『アニソンっぽすぎる』という若い人の話を聞いたときに、時代は変わったのだなと驚いた記憶がある。私はエタブレを聴いた時に何だこの新しいすごいやつは!!と驚いたのですが、今やそれがスタンダードなんだなぁ(寧ろちょっと古いのか?)と思った。面白かったけど、周囲への感謝や配慮みたいなのが欠如している書き方(マウンティング的なもの?)が途中から気になってきて、最後の方は読んでてお腹いっぱいですって感じに…。油ギッシュで全部盛り。話で聞くには楽しいかもしれないけど文章にするとくどいかも。
読了日:07月14日 著者:上松 範康
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと感想
タイトルのインパクトもさておき、内容も素晴らしかった。相手の良いところを見つけてそれを伝えられる人は、天井人だと個人的には思っている。私にはなかなか難しい。読みたいと思う本がいっぱいあった。気になるなぁー。ところで、図書館で借りて読んだのですが、分類コードが日本の小説(913.6)でした。小説なのか? 国会図書館で調べたら019になってたので、すごくしっくり来た。私も図書館仕事でこの本で学んだことを役に立てたいなぁと、思う。
読了日:07月13日 著者:花田 菜々子
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)感想
海外のB級ホラー映画みたいな雰囲気があって、「ここまでする?」みたいなやりすぎ感もめっちゃあったけど、勢いがあってすごくおもしろかった。悪意に満ちててこんな世界ゴメンだって思いました。
読了日:07月11日 著者:中山 七里
緑衣の美少年 (講談社タイガ)緑衣の美少年 (講談社タイガ)感想
馬鹿には見えない服の手法が様々で面白かった。盗賊団のほうは、風刺がきいててそれでいてバカバカしくて、こっちも良かった。
読了日:07月07日 著者:西尾 維新,キナコ
宵物語 (講談社BOX)宵物語 (講談社BOX)感想
終物語後のの阿良々木暦は、なんだか高校時代と一線を画したいのかなと思える。得体のしれない誘拐された女児を求めてのロリトリオとのあれやこれ。これ、どうやって怪異と繋がってくるのかなと思ってたら、なるほどなぁと言う感じ。八九寺神は素晴らしいですね。それと、撫子のほうのエピソードで寧ろ大切な話をしていたようで、そっちはそっちで気になる。
読了日:07月03日 著者:西尾 維新,VOFAN

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