青山美智子さんの本は『木曜日にはココアを』を初めて読んで、その後昨年の本屋大賞2位だった『お探し物は図書室まで』を読みました。
『月曜日の抹茶カフェ』は図書館予約で順番待ちなのでまだ未読。
昨年末に書店に行ったときにこの『赤と青とエスキース』が目につきました。
表紙がきれいで、これまで読んだものと少しイメージが違う気がして気になったんです。

でも、図書館で予約することにして順番待ちをしていたんですが、今年の本屋大賞の候補が出る前に予想してるひとのブログを読んだりしてる中でどうしても気になって、先日購入しました。
買って大正解だったなぁと思います。読了後の余韻が幸せ。
ついでに私も竜宮城(メルボルン)に行ってみたいなぁと思ったりしました。

ネタバレに気を使う作品なので内容を書けないんですが、そこそこ大人になった年齢の女性とかには特におすすめしたい作品だなと思いました。

メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。
日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

●プロローグ
●一章 金魚とカワセミ メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……。
●二章 東京タワーとアーツ・センター 30歳の額職人・空知は、淡々と仕事をこなす毎日に迷いを感じていた。そんなとき、「エスキース」というタイトルの絵画に出会い……。
●三章 トマトジュースとバタフライピー 漫画家タカシマの、かつてのアシスタント・砂川が、「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞した。雑誌の対談企画のため、二人は久しぶりに顔を合わせるが……。
●四章 赤鬼と青鬼 パニック障害が発症し休暇をとることになった51歳の茜。そんなとき、元恋人の蒼から連絡がきて……。
●エピローグ 水彩画の大家であるジャック・ジャクソンの元に、20代の頃に描き、手放したある絵画が戻ってきて……。

本屋大賞2022ノミネートの本、全部読むつもりはありませんが、気になる本は色々読んでいます。
年明けすぐはこれがあるので読む本がたくさんあって嬉しいですね。