■大雪山系遭難、中高年ツアー客ら10人死亡
こういうニュースを見ると、背筋が凍る思いがします。
人間ってちっぽけで、自然になんて到底かなわないなぁ…と改めて思わされる。
それにしても、高齢の登山者たくさんいるんでしょうね。
うちの両親は60歳前後ですが、20年前くらいから山によく出かけるようになりました。
今はそんなに出かけていないみたいですが、父は解禁されると同時に渓流釣りに毎週のように出かけ、
「去年行ってた道が土砂崩れで無かった」
とか、話しているのを聞いたことがあります。
なんでも、地図に載ってないような場所にひとりで行き(口コミで知ったんだと思う)、岩魚釣をして帰ってきているらしい。
奥まで歩いていったら、廃村を見つけただとか…。
父は、自分が死んだら粉にして渓流に撒いてくれと言っていたことがあったが、こういうニュースを見ると本当にシャレにならんよ…ね。
母は昔は登山は嫌いだったが、なぜかある時から好きになり、一時期は結構標高の高い山にも、友人と行ったりしてたみたいだ。
一時期、富士山に登りたくて私も一緒に毎晩歩いたりしていたが、結局今でもその夢は叶っていない。
そんな両親の元に育った私も、少しだけ歩いたことがある。
尾瀬に3回くらい(福島側から入って尾瀬沼1周の日帰りコース)。
日光で一番歩いたのは奥日光の湯元温泉から切込湖、刈込湖を通って光徳牧場まで。
あと、同じく奥日光で小田代原あたりから西ノ湖まで。
あとは、家の近くの山をいくつか踏破したり。…道が無かったところを、枯葉を脚で両側に掻きながら進んだ。
辛いのを超えた先に、また行きたいと思わせてしまうような魅力が潜んでいるのだ。山には。
ツアーだから連れて行ってもらえるから安全ではない。
ツアーでの利点は、場数をこなしたガイドが居るというところと、ある程度の人数のパーティで行ける事の心強さだと思う。
一人で山に登るのと同じくらいの気持ちで、日ごろからのトレーニング等々。それでも、このようなことが起こり得るのだということを忘れてはならない。
地図の、山の等高線ばっかりのところを見ていると、すごく不安で怖くなるのって私だけじゃないと思うんだけど、どうなんだろう。
とにもかくにも、亡くなられた方とそのご遺族にはお悔やみ申し上げます。
+ + +
蛇足。
こんなことを書いていたら、山に行きたくなった…。
1時間くらいの登山でも…。
…実家に帰って、石尊山にでも行ってこようかしら。
登頂まで1時間くらいだけど、後半は岩盤の上を登るのでなかなかスリリングな山です。
あと、上記に挙げた山のルートを。