ミクシィニュースを眺めていて。

 「言葉狩りより芸術性」放送禁止用語を堂々流すTOKYO MX

 放送禁止用語…というか、差別用語のようなものは実家の母が全く悪びれもせずに使うので、たまに『お母さん、それは今はもう使っちゃいけない言葉なんだよ』と注意をすることがありました。
 昔の母は『えー!だって○○は○○じゃん!!』と聞く耳を持たない感じでしたが、最近は外でパート勤めを(しかも病院で)しているので、『○○って今は使っちゃいけないんだっけね!!』と向こうから言ってくるようになり、60間近になっても、こういう変化があるのだなぁ…と思ったりしています。

 で、この過去の放送をそのまま流す行為が言いか悪いかは、私には分からないです。…と言うのも、実際にそういった言葉で差別された経験がないからです。

 まぁ、そういう小難しいことは置いといて、この記事を読んでいて感じたのは、古い小説を読んでいてもあるなぁ…ということです。
 たまに『あれ?』って引っかかる時がある。
 でも、出版された時の時代背景がそのまま表れているような気がして、そういうのを現代の感覚で修正を加えてしまったら、ニュアンスが違ってしまうなぁ…と思うと、書き換えないことも大切なことなのかなぁ…という感じがする。

 何か、例がないかなぁ…と倉橋由美子の聖少女をめくってみたけど、これだ!って挙げられるものがなかった。復刊のほうだからかなぁ…?内容を考えても、結構ありそうなのに。図書館かどこかで古いのを探してこようかな。

 ところで、この本をめくり返していたら、ヨダレのしみが……。

 話がそれたけれども、こういう問題って必要以上にうるさい人がいるようで、それを回避するためという理由だけで対応されているような気がするのだけどそれをあえてやらずに、そのままTV放映するのはすごいなぁ…という感想を抱いたのでした。