オツベルと笑う水曜日 (メディアワークス文庫)

発売元: アスキー・メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2013/06/25

 成田先生の新作。読み終わりました。
 読み始めるまで時間がかかりましたが、ページをめくってしまえばあっという間。
 初めてのメディアワークス文庫ということで、結構大人向けになってるのかな?と思ったけどそこまでではなくいつも通りといった感じ。

 他シリーズの登場人物とか色々出てくるんですが、私は読んでいたりして知ってるからニヤニヤ出来てよかった。
 全く初めてこの本を読んだら、伏線かと思っちゃうんじゃないかなぁ?というふうに感じるところもあったけど、わたし的には問題なし。

 特に遊馬崎とか今作だけ読んだら伏線だと思っちゃうかも?と感じた部分です。
 他にも首なしライダーとか、情報屋とか、不老不死のNYマフィアとか…色々出てきてニヤニヤできました。

 ストーリーもゴシップ誌の女編集長とそこに新しく入ってきた強面の新人編集を軸に話が広がっていく様子が面白かったです。
 政治家とかそのへんのゴロツキとかがわぁわぁ絡んできて賑やかに進む感じが昔の海外ドラマなんかを見てるみたいな感じにもなりました。

 ありうるなら続編も読んでみたいなぁと思います。
 ただ、登場人物はあまり増やさないでもらえると嬉しい感じがするけど…またいろんな人が出てきてわちゃわちゃして読んでる私は『これ誰だっけ?』ってなりそうな雰囲気があるなー(妄想)。