- “文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫 の 2-6-6)
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- 発売元: エンターブレイン
- 発売日: 2007/12/25
- 売上ランキング: 34581
- おすすめ度
そう、この短い生も終わりに近づき
私がいま請い願うのはただそれだけ
生も死も
雄々しく耐える縛られない魂。
────エミリー=ブロンテ
ふつかかかってしまった…。
今回はちょっと番外編。
過去に戻って2巻の後の、夏休みのお話でした。
モチーフは泉鏡花の『夜叉ヶ池』など。
番外編でありながら、次に続く卒業編にしっかり繋がってる。
…終わりに向かって思わせぶりな複線も大量にあったり。
次は5月発売なのですが、遠子先輩の素性がわかることが楽しみなような、怖いような…。
不思議な感覚です。
それにしても、毎度読後感が良くて、読んでいて気持ちのいい作品です。