書き忘れていた読了の本の感想。
 まず、1作目の“文学少女”と死にたがりの道化。

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 価格: ¥ 588
  • 発売日: 2006/04/28
  • 売上ランキング: 1441
  • おすすめ度 4.5

 いきなり、女子高生が本を食って味わってるし、あまりに妄想の行き過ぎた少女が出てくるし…。
 ここのところ、ラノベから少し遠ざかっていたので、なんじゃこりゃ~~~~!!!と躊躇してしまいました(笑)
 でも、読み進めていくうちに、引き込まれる。
 遠子の、本に対する熱意がすさまじくて、内容を語る長い会話に引き込まれていく感じ。
 この作品は、シリーズごとに古典文学がモチーフになっているようで、この1作目は太宰治の『人間失格』でした。

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 価格: ¥ 630
  • 発売日: 2006/08/30
  • 売上ランキング: 12055
  • おすすめ度 4.0

 2作目。”文学少女”と飢え渇く幽霊。
 こちらのモチーフはエミリー・ブロンテの『嵐が丘』。
 嵐が丘といえば、私は『ガラスの仮面』でしか知らなかった。
 だけど、凄く興味が沸いたので、つい、買ってきてしまいました。
 古典文学は苦手なのですが…最近やっと活字に慣れてきた感じなので、なんとか大丈夫だと思う。
 訳文はたくさんの書店から出ているので、どれがいいか色々調べた結果、岩波書店の新訳のものが読みやすそうなので、それを買ってきました。
 がんばるー。

 …と、言う感じでモチーフになった文学に手を出したくなる感じに面白いです。
 私は古典文学というものを教科書で抜粋した程度しかしらないし、しかも、現代文は大嫌いだったので(読解力が云々というよりテストが暗記系だったから興味なかった)、本当に全く読んでないのです。
 だから、これから色々読んでいけたらいいなと思うのでした。