発売元: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2014/01/24
ビブリア古書堂の最新刊。旅行に行ってた都合で発売日に読めなくて、東京に戻ってきてから購入。そして読了。
前巻、告白とデートはあったけれど、結局成就するには至らないところで終わっており、その続きからでした。
なので、恋愛色強めかなと思っていたのですが、そういうわけでもなく。
今回は、またプロローグ、3編+断章、エピローグの形に戻っており、それぞれの作品で話が展開されていました。
第一話『彷書月刊』
売っては取り戻しに来る謎の女性と、その旦那さんの話。
あの人にそんな過去があったのか、ということが明かされていました。
第二話『ブラック・ジャック』
手塚治虫の作品への取り組み方とか、コミックスに収録されている話のことだとか、そういう事情がふんだんに描かれていて興味深かった。
栞子さんの友人は結構サバサバしててパンチの効いてるひとでびっくり。
第三話『われに五月を』
寺山修司の病気のことなども描かれ、ノスタルジック。
ですが、母親の影はちらつくし、依頼人はすごく感じの悪い人だったりで、読み始めは結構嫌な気分。
でも終わりは愛を感じる。
今巻もとてもおもしろかったです。
前巻から10ヶ月ぶりということでしたが、今度は続きがもうちょっと早く読みたいな。