死ぬのが怖い著者が、15名の作家に『最後の晩餐』は何が食べたいかインタビューしたエッセイ漫画。
それぞれ個性的ですごく興味深かった。

共感できたのは辛酸なめ子さんので、『買い物して満足しながら屋上のカフェでお茶していたら隕石が落ちてきて』っていうエピソード。
私だったら、ライブ終わって会場を出て駅に向かう途中の喧騒の中で人類滅亡したら怖くないし満足だなと思う。

アラフォーに入ってから数年、人の死って言うものがものすごく身近になってきて、自分もある日突然頭が痛くなったり心臓が痛くなって死ぬこともあるのかもしれないなと思ったり。
私は、自分の死はさほど怖くないけど、病にかかって痛かったり苦しい思いをするのはすごく嫌だなと思う。だから生きてるみたいなところがある。

あと、最後の晩餐についてもいろいろな案があって、食べたことのない奇抜なものが食べたい人、普通のものを食べたい人、いろいろあって面白かった。
まい泉が出てきた時は松来未祐さんを思い出して切なくなったりもした。

『極道すきやき』がめちゃくちゃ気になる。ぜひ食べてみたい。