2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3143ページ
ナイス数:162ナイス

教室の灯りは謎の色教室の灯りは謎の色感想
主人公の遥通っている学習塾を舞台にした連作短編。事件をあっさり解決していく講師の黒澤っていったい何物なんだろう? なんだか只者じゃない感じがする。高校とかと違って塾なのでいろいろな人が出入りしている感じもあったり、何らかの事情があって高校をやめて通っている人も多く出てくるので新鮮だった。さらっと黒い人間関係もいいスパイス。
読了日:9月27日 著者:水生大海
鍵屋甘味処改 4 夏色子猫と和菓子乙女 (集英社オレンジ文庫)鍵屋甘味処改 4 夏色子猫と和菓子乙女 (集英社オレンジ文庫)感想
いつもの解錠のお仕事から来るエピソードは控えめで、恋愛模様や、親のことなんかが次々と進展した巻でした。学校のエピソードなんかが結構新鮮。とりとめのない会話もリアルだなぁと思った。『過去からの贈り物』にはほっこりした。
読了日:9月26日 著者:梨沙
異人館画廊 当世風婚活のすすめ (集英社オレンジ文庫)異人館画廊 当世風婚活のすすめ (集英社オレンジ文庫)感想
今回は、表立った二人の進展は無いと思っていたら、最後の最後にやられた!!透磨は、クールな中に千景への熱いものがものすごくて、やっぱり読んでてたまらなくドキドキします。続きが気になりすぎる。失った記憶も少しずつ取り戻していく中で、一体、何が出てくるのかなど今からドキドキします。
読了日:9月25日 著者:谷瑞恵
R.O.D 第十二巻 (スーパーダッシュ文庫)R.O.D 第十二巻 (スーパーダッシュ文庫)感想
10年はさすがに長く、覚えていられるはずもなく、小説とTVアニメとOVAとで頭の中が大混乱。10年前は電子書籍も今みたいになってなかったのだなぁと思うとなんとも言えない気持ちになりますね。でも私はやはり紙の本が好きです。ページをめくる感触に、本の内容の記憶が残ります。電子だと余計なにも覚えてないことになってしまう。ところで最終巻だとかいう次巻は何年後になるのでしょうか。
読了日:9月20日 著者:倉田英之,スタジオオルフェ
向日葵ちゃん追跡する (新潮文庫nex)向日葵ちゃん追跡する (新潮文庫nex)感想
元ストーカーの防犯アドバイザーの向日葵の周りに起きる事件。読み始めはポップな印象だったけど、結構重たい話だった。犯人はそれなりの段階で目星がついたけど、そもそもの動機が私にはよく理解できない。なんだか、続きそうな気配もするので、この先また出でくることもあるんだろうか。
読了日:9月15日 著者:友井羊
神さまは五線譜の隙間に (メディアワークス文庫)神さまは五線譜の隙間に (メディアワークス文庫)感想
ピアノの調律をテーマにした、優しくて柔らかいお話でした。この方の描写は繊細でとても好きです。月子とワン太の語りが交互なのですが、たまにどちら目線なのかわかりにくいときもあったけれど、それはさておき、本当に素敵なお話だった。人物がみんな、自分と戦って乗り越えて行くところがとてもいい。シリーズ化したらいいのになぁ。
読了日:9月13日 著者:瀬那和章
掟上今日子の家計簿掟上今日子の家計簿感想
叙述トリックは、犯人の名前は出てこなかったけど、文字数的にあの人で間違いないのかな? 脱出ゲームは私自身好きで良く行くのですごく興味があります。特に、フリック入力を使った巨大迷路とか…気づいた時きっとすごいテンション上がるだろうなー。
読了日:9月11日 著者:西尾維新,VOFAN
幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)感想
やっぱりこのシリーズは面白い!今回はトリックが全然見えずに最後まで読んでしまいました。最終的にみんな味方につける鷹央が強い。
読了日:9月8日 著者:知念実希人
白銀の逃亡者 (幻冬舎文庫)白銀の逃亡者 (幻冬舎文庫)感想
終盤まで逃げ続ける話だったら苦手かもと思いながら読み始めたけれど、ポンポンとテンポよく展開するので楽しく読めました。出だしは知念先生のデビュー作を彷彿とさせる感じで重たく感じましたが、悠や毛利や城ヶ崎のキャラクターが思ったよりもコミカルで面白かった。葉子はもっと気持ち悪くても良かったなー。
読了日:9月6日 著者:知念実希人
撫物語 (講談社BOX)撫物語 (講談社BOX)感想
闇落ちした撫子救済みたいな話だったのかなぁ。それにしても撫子一人称はだいぶヤバイというのが一番の感想で、そのおかげでだいぶ読むのに時間がかかってしまいました。
読了日:9月2日 著者:西尾維新,VOFAN
下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)感想
両親のなれそめ、慧の親のこと、そして曽祖父母のこと。過去も明らかになりつつ、鹿乃と慧も少しずつ動きそうな気配。じれったくてこっちが待ちきれなくなる気分になることもあるけど、どの時代の人も人情味にあふれていて、やっぱりこのシリーズは好き。読み終わってから表紙を見ると、内容全部盛りになっていて、それもいいなぁと思う。
読了日:9月1日 著者:白川紺子

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