2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2844ページ
ナイス数:142ナイス

木もれ日を縫う木もれ日を縫う感想
山姥をキーワードに繰り広げられるちょっとファンタジックな話でした。警察が介入してきて、失踪した母と会ってるのに、そのへんの届けなんかはどうなってるの? とか、突っ込むのは野望なんだろうな。最後はほんわかしてて優しい話でした。
読了日:12月30日 著者:谷瑞恵
下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫)感想
慧の進もうとしている方向は本当に正しいのか、春野の危うさなどもさらに浮き彫りになった感じがする。良鷹の若い頃のエピソードは、ビターな内容ながらホンワカした。
読了日:12月22日 著者:白川紺子
水鏡推理4 アノマリー (講談社文庫)水鏡推理4 アノマリー (講談社文庫)感想
中盤、瑞希はやけに子供っぽいし、父親はなんたかやたらと説教じみてるなと思いつつ読んでたんだけれど、こういう結末に落ち着けるためか、と腑に落ちた。前回より面白かった。浅村は絵に書いたような理想の上司像だなと思う。まるで、少女漫画から出てきたみたいだ。ただ、この作品は瑞希にとって救いがない人間ばかり出てくるのでこういう人もいた方が読んでる方も安心できていいなと思った。
読了日:12月17日 著者:松岡圭祐
さよなら妖精【単行本新装版】さよなら妖精【単行本新装版】感想
花冠の日を読みたくて読んだ。この後のことを考えると痛々しい。──王とサーカスを読んだ時にも、これ(文庫版)を再読することは無かったのだけれど、改めて読んでみるとあまりにも辛いし、推理能力は残酷だと思う。あと、勝手な話ではあるけれど、これが古典部シリーズで出ていなくて良かったと、なんとなく思ってしまった(もともと古典部シリーズとして書かれたものを別作品としたものだそうなので)。
読了日:12月16日 著者:米澤穂信
GOSICK GREENGOSICK GREEN感想
脱獄した伝説の銀行強盗KIDを追って、セントラルパークを探険。色々な事件がひとつにまとまって、相変わらず人がガヤガヤ騒がしくて、すごく面白かった。お札の語りもユニーク。そしてついにあの人登場!GOSICKといえばこの人がいないとね!って感じ。また来年続きが出るのかな? ますます楽しみになってきましたー。
読了日:12月14日 著者:桜庭一樹
いまさら翼といわれてもいまさら翼といわれても感想
うち3作は野性時代に掲載された時に読んだことがありました。摩耶花の漫研退部に至る話と、表題作が興味深かった。特に表題作はここで終わりなの? という感じで、ものすごくこの先が気になります。私、気になります!!
読了日:12月13日 著者:米澤穂信
傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)感想
いつも以上にひとりで暴走するカミーユと、それをあざ笑うかのような展開。犯人の男の語りを読んでて、それが誰なのかが全くわからないことに途中まで気が付かず、あれ? 犯人誰だ? と思って登場人物を見返してみたら、思い当たる人物が1人しかいなくて、暗い気持ちで読んでたんだけど、3日目に入ったらそれどころじゃない事が起きてました。前作、前々作みたいなインパクトはなくて、ただただ絶望的な話でした。続きはないかもしれないけれど、読みたいな。せめて途中にあるらしい中編の邦訳を望みます。
読了日:12月10日 著者:ピエール・ルメートル
パノラマ島美談 (講談社タイガ)パノラマ島美談 (講談社タイガ)感想
今回はかなり面白かった。かなり人間離れした話だったけど、こわ子さんの今後も気になる。最後の短編にもびっくり。
読了日:12月7日 著者:西尾維新,キナコ
女子的生活女子的生活感想
読み始めてすぐ、あれ? 知ってる、と気づいた。前に読んだアンソロジーの1編に続きがあったとは知らなかった。変なやつとか嫌なやつがいっぱい出てくるけど、気持ちよく解決、後腐れなくて面白かった。ミニーさんのあたりは、まるでBL小説読んでるみたいだなと思ってたら作中でも突っ込まれてた。女装系が攻めなのはありがちですよね(?)
読了日:12月3日 著者:坂木司

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