カテゴリー「 List 」の記事

139件の投稿

2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3422ページ
ナイス数:125ナイス

幽落町おばけ駄菓子屋 夏の夜空の夢花火 (角川ホラー文庫)幽落町おばけ駄菓子屋 夏の夜空の夢花火 (角川ホラー文庫)感想
一昨年の葛飾花火が、開始直前のゲリラ豪雨で中止になって、昼間から場所取りしてたのに花火は見れず、寂しい気持ちで帰路についたことを思い出した1冊でした。猫目さんの話は理不尽だなと思った。寂しくなってうちの猫を構ってみたけど、そっけない反応しか返って来なかった……
読了日:6月28日 著者:蒼月海里
言ノ葉便り (言ノ葉ノ花)言ノ葉便り (言ノ葉ノ花)感想
ほとんど同人誌で読んできたんだけど、続けて読むとまた良かった。休日は改めて読んでみたら『友達と』のところ、CDとは少し解釈が違う感じでどっちも良かった。余村視点(小説)だと長谷部は気が付かなかったと思ってるんだけど、長谷部(CD)からすると本当は少し気がついてて妬いてるのかなと思ったりして、想像の翼が広がる。それから誓いが本当に良かった。あとで余村の撮った写真をふたりで見るエピソードとか読みたいなぁと思ったり…。
読了日:6月26日 著者:砂原糖子
ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)感想
引っ越しバイトの話が、いつもと違う切り口で楽しかった。あと、藍と黒沼二人の出会いの話も良かった。
読了日:6月25日 著者:櫛木理宇
かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち (集英社オレンジ文庫)かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち (集英社オレンジ文庫)感想
ほわーっと優しい話でした。出て来る人がみんないい人すぎるのか、起伏がなくて、わたしの好みとは違うかも。
読了日:6月23日 著者:村山早紀
うちの執事が言うことには (角川文庫)うちの執事が言うことには (角川文庫)感想
キャラとかは面白かったけど、自分には合わないなと思った。文字が上滑りしてあまり気分が乗らない感じだった。
読了日:6月15日 著者:高里椎奈
下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)感想
着物と、景色と、お年寄りの昔話と……。色鮮やかで可愛らしいお話だった。続きが出るみたいなので楽しみです。
読了日:6月15日 著者:白川紺子
オーダーは探偵に 季節限定、秘密ほのめくビターな謎解き (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 季節限定、秘密ほのめくビターな謎解き (メディアワークス文庫)感想
ハニートーストがすごく良かった。……相変わらず、あとがきなどから漏れてくる作家さんの印象はとても良くないのですが(笑)、話は面白かったです。悠貴の暴言も減り、主人公も卑屈ではなくなってからはとても読みやすいです。これからは、聖と悠貴の関係も気になります。
読了日:6月14日 著者:近江泉美
ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事感想
大好きなレベッカがあって嬉しかった。美味しい食べ物がいっぱいなのかなと思ったら、そうじゃないものまであって面白いなぁと思う。
読了日:6月12日 著者:ディナ・フリード
ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者 (角川ホラー文庫)感想
三角関係、でも大した騒動にはならずに良い子でした。プロレスの話題とか古すぎてさっぱりわからず。あの話題で盛り上がれる大学生たちって一体何者なの!?長男云々の話は部長絡みのせいもあるんだろうけど、そろそろしつこいかも。『啼く女』は読んでて辛かった。
読了日:6月12日 著者:櫛木理宇
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
簡単に読めて、元気になれる話でした。アッコちゃんの話をもうちょっと深く読みたいな。
読了日:6月9日 著者:柚木麻子
本屋さんのダイアナ本屋さんのダイアナ感想
最初、親の経済的な確執でドロドロしたらどうしようかと思ったけど、そういう話ではなくて本当に安心した(笑)。二人の少女はバイオリズムが真逆みたいにいつまで経っても噛み合わない。起こることもきれい事じゃない。だけど、前へ進む力強さがあって、とても良かった。ページは多くないけど、小学生から大人になるまで長い長い時間を私も共にしたなという感じがする。
読了日:6月7日 著者:柚木麻子
天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア (新潮文庫nex)感想
今回も面白かった。それにしても、帯の煽りが一番のネタバレだなーと、最後の章を読みながら思っていたらその通りだった。
読了日:6月3日 著者:知念実希人
明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜 (集英社オレンジ文庫)明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜 (集英社オレンジ文庫)感想
わちゃわちゃした感じはいいけど、全体的に会話が成り立ってないのがなんとも。もう少し感情移入できる何かがほしかったな。
読了日:6月1日 著者:相川真

読書メーター

2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1800ページ
ナイス数:57ナイス

ホーンテッド・キャンパス    死者の花嫁 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁 (角川ホラー文庫)感想
家にまつわる話が多かった。うちの父の実家は古い家だったけど、作中に出てきたほど長男絶対主義ではなかった気がする。でも、次男の父は小学校に上がった時にランドセルを買ってもらえなかったりしたらしいので、多少はあったんだろうなあ。とか、そんなことを考えつつ、読んでた。ところで、作中に出てくるちょっとしたネタみたいなのが古い気がする。あと、いちいちAVの話とか入れる必要があるのかと謎に思う。作者の趣味?
読了日:5月29日 著者:櫛木理宇
お城のもとの七凪町 骨董屋事件帖 (朝日エアロ文庫)お城のもとの七凪町 骨董屋事件帖 (朝日エアロ文庫)感想
読んでみて、面白かったけれどまだまだ序章なのだろうなと感じた。事件が起きて解決までの間で、起承転結の転がない感じなのが、全編通して気持ちが悪い。あと、レトロな雰囲気の割に現代的なものが降り混ざって違和感を感じて、途中まで慣れなかった。いっそ、昭和を舞台にしてくれたほうが馴染めたなと思うけど、事件解決にスマホとかを使いたかったのかな……
読了日:5月23日 著者:櫛木理宇
ココロ・ドリップ (2) ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)ココロ・ドリップ (2) ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)感想
記憶障害の話は使い古されてるなぁと思ったし、作家さんへの感想やらのシーンは長いなぁと感じたけど、最終的にはほんわり暖かい気持ちになれるよい作品だなぁと思いました。『謎がブレンド~』の台詞はないほうがいいなぁ。拓さんが珈琲を入れるシーンが良かった。あと、遼吾のキャラが好き。
読了日:5月19日 著者:中村一
幽落町おばけ駄菓子屋 思い出めぐりの幻灯機 (角川ホラー文庫)幽落町おばけ駄菓子屋 思い出めぐりの幻灯機 (角川ホラー文庫)感想
心温まる話が多くてほっこりした。明確な敵の存在も表に出てきたことだし、今後どう絡んでくるかも楽しみです。
読了日:5月13日 著者:蒼月海里
掟上今日子の推薦文掟上今日子の推薦文感想
語り部が変わって、今回は元警備員の親切さん。前巻では各章完結という感じだったのが、今回はまるごと1冊でひとつの話という感じ。才能云々のモノローグは、以前出た対談の中で語られていたこととリンクするなと感じました。次巻も早めに出るみたいなので楽しみに待ちたいと思います。
読了日:5月12日 著者:西尾維新,VOFAN
幽落町おばけ駄菓子屋 (角川ホラー文庫)幽落町おばけ駄菓子屋 (角川ホラー文庫)感想
成仏できない魂を救うために走り回る、優しいお話でした。それぞれのキャラの立ち方も好みでした。
読了日:5月4日 著者:蒼月海里

読書メーター

2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2925ページ
ナイス数:104ナイス

甘美なる作戦 (新潮クレスト・ブックス)甘美なる作戦 (新潮クレスト・ブックス)感想
久しぶりのマキューアン、それどころか数年ぶりの翻訳作品でした。読む前に想像していた話とは全然違って、セリーナの生い立ちなんかが恐ろしく長く、300Pに突入するくらいまで苦痛を伴った。が、頑張って読んで良かったー!!と最終的に思える作品でした。変態的な描写も健在で大満足(笑) それにしても、翻訳の方が変わってから、私にはとても読みにくく辛さが増している。『贖罪』とか『土曜日』の頃の翻訳をされている方のほうが読みやすくて好きでした。
読了日:4月29日 著者:イアンマキューアン
謎好き乙女と奪われた青春 (新潮文庫nex)謎好き乙女と奪われた青春 (新潮文庫nex)感想
性格の歪んだ主要キャラの寒い会話。そして日常の謎。イライラするんだけど、思いの外楽しめました。
読了日:4月17日 著者:瀬川コウ
この部屋で君と (新潮文庫)この部屋で君と (新潮文庫)感想
誰かと同居するアンソロジー。今まで読んだことのない作家さんの文字に触れられるのが、なによりいいです。特に好きだなと思ったのは『月の砂漠を』でした。唯一、時代を感じさせる物語でとても印象的でした。次は『女子的生活』と『隣の空も青い』かな。
読了日:4月16日 著者:朝井リョウ,越谷オサム,吉川トリコ,坂木司,似鳥鶏,徳永圭,飛鳥井千砂,三上延
ホーンテッド・キャンパス    桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)感想
恋のライバル登場。だけど憎めない奴(笑) 最初2篇は事件の臭いがプンプンだったけど、前編通してそんな展開じゃなくて良かった。次巻も楽しみ。
読了日:4月15日 著者:櫛木理宇
鎌倉香房メモリーズ (集英社オレンジ文庫)鎌倉香房メモリーズ (集英社オレンジ文庫)感想
可愛らしいものがたくさん詰まっていて、優しい気持ちになった。個人的にはチヨちゃんが好き。ミステリというよりはその先にある人間ドラマがとても素敵だった。続きが出たらまた読みたい。
読了日:4月10日 著者:阿部暁子
ホーンテッド・キャンパス    幽霊たちとチョコレート (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート (角川ホラー文庫)感想
1巻よりずっと面白かった。かなり集中して読んでたところで、絶望先生の話がぶっ込まれてて、あまりに突然だったのでパニックになった(笑)嬉しかったんですけどね。
読了日:4月9日 著者:櫛木理宇
ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)感想
怖くなくて、ホラーというよりは、幽霊を題材にした青春モノといった印象。シリーズだし、デビュー作だということのようなので、この先の展開が楽しみです。
読了日:4月7日 著者:櫛木理宇
雨ときどき、編集者 (メディアワークス文庫)雨ときどき、編集者 (メディアワークス文庫)感想
前半は、すごい題材だなとは思うけど、面白いとは思えなくて退屈でした。樫木の生前の話あたりから面白くなって一気読み。読後はすっきりしているけど、作中、怒りの感情ばかりが強く、それはとてもしんどいなと思った。で、樫木はなぜ死んだんだろう? 病気?
読了日:4月5日 著者:近江泉美
この闇と光 (角川文庫)この闇と光 (角川文庫)感想
どの時代なのか、どの国なのか、主人公は何者なのか、全てが嘘のような違和感を感じつつ読んでいました。読む度にすこしずつ見えてくる本当の出来事。でも、虚構と現実、どちらが幸せだったのだろうか。
読了日:4月1日 著者:服部まゆみ

読書メーター

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1863ページ
ナイス数:82ナイス

teenage blue (ディアプラス文庫)teenage blue (ディアプラス文庫)感想
微笑ましくてほんわかしました。大人の時間の感覚と高校生の時間の感覚の違いとか、お互いの立場での思いとかが描かれていて、そういうのがすごく良かったです。
読了日:3月25日 著者:月村奎
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
雰囲気が優しくて、文章も読みやすかった。ふくちゃんのダイエット奮闘記は怖い…。女性がいっぱい出てくるシーンは、キャラクターが全体的に薄めなのか、名前と人が一致せずに『これもトリックの一環なのか…?』と深読みしたけどそうじゃなかった。一度覚えたら忘れないので問題はなかった。
読了日:3月18日 著者:友井羊
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)感想
毒物混入、吸血鬼、天使の3篇。前巻よりもファンタジー感は薄れて、より心に来るストーリーになっていた気がします。鷹央に対して小鳥が少しだけイジワルしたり思ったりするのが微笑ましくて好き。お腹が痛いとか、そういうやつ。
読了日:3月16日 著者:知念実希人
拝啓 彼方からあなたへ拝啓 彼方からあなたへ感想
手紙が題材。高校生くらいの時に文通が趣味だったので共感できる部分もある。事件性のある展開も好みだった。だけど、読んでいて、どうしても崎谷さんの『トオチカ』を思い出してしまいました。
読了日:3月14日 著者:谷瑞恵
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先 (角川文庫)感想
花房は鳴りを潜めた3篇。身近にいるのか、誰なのか。バレンタイン、お祭りからの、雪山クローズド・サークル。隠し部屋って憧れるなぁ。それはそうとアニメ化にびっくりしました。いい感じに面白いアニメになればいいな。
読了日:3月12日 著者:太田紫織
時の罠 (文春文庫)時の罠 (文春文庫)感想
時をテーマにしたアンソロジー。万城目学さんだけ過去に読んだことがなかった。どの作品も面白くて個性的。米澤さんの作品は、意味がわからず読み始めて、途中『SFなのか…?』と悩み、最後のオチまで読んだ時に、コントを見たような気分になった。湊さんのは、相変わらず悪意に満ちているようで、読むの疲れるけどこの方の話はすごく好きだと改めて感じた。
読了日:3月7日 著者:辻村深月,湊かなえ,米澤穂信,万城目学
万能鑑定士Qの推理劇IV (角川文庫)万能鑑定士Qの推理劇IV (角川文庫)感想
この後に出ているものは全部読んでしまっていて、これが最後になりました。先を知っているので達成感は無いのですが、読む順番が変わったことでわからなかった部分が埋まりました。今までのメインキャラ総登場でしたね。謎解きの後の話は出ないのかなー。
読了日:3月3日 著者:松岡圭祐

読書メーター

2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2799ページ
ナイス数:131ナイス

AD2015隔離都市―ロンリネス・ガーディアン (ファミ通文庫)AD2015隔離都市―ロンリネス・ガーディアン (ファミ通文庫)感想
桜庭さんのデビュー作。昨年の頭に手に入れて、2015年に読もうと思い読まずに積んでいました。デビュー前に別名義でゲームのノベライズを多く書かれていることも理由にあるのか、初期作はどれもゲーム的だなと思います。現在の独特の言葉遣いや空気感はあまり見当たりませんが、それでも随所に今を思わせるものもあり、また、それがなかったとしても面白かったです。
読了日:2月25日 著者:桜庭一樹
雨のティアラ (集英社オレンジ文庫)雨のティアラ (集英社オレンジ文庫)感想
親の躾とか家の決まり事の描写が、らしいな。、と、感じた。家庭の事情が複雑で、少し混乱したけどまぁ面白かったです。でも、私的には『氷解』までで終わりで良かったんじゃないかという気がした。もうちょっと掘り下げて欲しかったし、なんだか蛇足感が……
読了日:2月23日 著者:今野緒雪
鍵屋甘味処改 天才鍵師と野良猫少女の甘くない日常 (集英社オレンジ文庫)鍵屋甘味処改 天才鍵師と野良猫少女の甘くない日常 (集英社オレンジ文庫)感想
ミステリーかと思いきや謎解きでした。謎解きを楽しむためにも図解があるとよかったかも。主人公の立ち位置も最後まで読むまでもなくだいたいわかってしまうし、行動も不可解。いい子なんだろうなとは思うけど共感を得られるどころか、逆に煩わしく感じてしまった。淀川は結局職人で大人だったってことかな。ファンタジーとして読めばまぁ楽しかったです。
読了日:2月19日 著者:梨沙
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)感想
今回もやはり『けど』という言い方が気になってしまいましました。特に劇中なのですが…『けれど』のほうが綺麗だし本文と合ってると思うんだけどなぁとしみじみ思います。内容に関しては、『とりかえばや』ということで、演劇モノとしては少し定番だなと感じつつ、やっぱり演劇シーンが面白いのでそれまでのあれこれも追いつつですが、ラストになった途端にあっという間に読み終わってしまいました。文学少女の時も、戯曲の話がパラパラとあったように思います。作者さん、演劇好きなのかな?と、改めて思った今巻でした。
読了日:2月17日 著者:野村美月
異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵 (集英社オレンジ文庫)異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵 (集英社オレンジ文庫)感想
二人の関係がすごくもどかしい。恋愛を描いたものにこんなに惹かれるのはどれだけぶりだろう? ミステリ系を色々読んでる中でこの作品を知ったのに、今巻を読み終えた現在、恋愛模様が気になって仕方がないです。早く次が読みたい。
読了日:2月13日 著者:谷瑞恵
珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
過去に掲載されたものを文庫にまとめた短編集だからか、これまでと少し毛色が違うように感じました。これはこれで面白かったし、これでもかというくらい叙述トリックに引っかかりました。が、次巻はまた美星バリスタとアオヤマさんを中心にした話が読みたいです。
読了日:2月10日 著者:岡崎琢磨
思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)感想
ついに恋のライバル出現、それから父親登場。このシリーズはのんびりしていて、せせこましくなくて良いなといつも思います。例えれば、脱走した猫を探すのに、走り回るんじゃなくて、歩いて名前を読んでたら向こうから戻ってきた、みたいなそんな感じ。身の回りも少し整理されて恋愛もやや進展。個人的には今後あるであろう、太一絡みの話を想像しつつ、今後も楽しみにしています。
読了日:2月10日 著者:谷瑞恵
親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。 (ダッシュエックス文庫)親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。 (ダッシュエックス文庫)感想
面白いし、昔の少女漫画を読んでるようで懐かしくもあるんだけど、男の子の語りが古臭いような感じがする。いつか、女の子が主人公の作品を書いて欲しいなぁ。
読了日:2月8日 著者:野村美月
スレイヤーズ 25周年あんそろじー (富士見ファンタジア文庫)スレイヤーズ 25周年あんそろじー (富士見ファンタジア文庫)感想
秋田さんのが序盤から面白くて、愛七さんのは、すごくスレイヤーズっぽいなという感じ。橘さんのは、延々メタで『それはいいの!?』って思ったりしたけど面白かった。あと、帯の林原さんのコメントがなんというか、らしいなぁと思った。懐かしかったり、時代の流れを感じたりしました。
読了日:2月6日 著者:神坂一,秋田禎信,橘公司,愛七ひろ,日日日,初美陽一
アリス殺し (創元クライム・クラブ)アリス殺し (創元クライム・クラブ)感想
不思議の国のアリスと地球の人間がリンクしている世界。若い女性が幻想するような可愛らしくてグロテスクな世界でした。言葉がどんどんすれ違って行く様子が、本当のアリスのようで素敵でした。すごく面白かったけど、家に置いて大切にしておきたい…とまではいかない。
読了日:2月3日 著者:小林泰三

読書メーター

2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2257ページ
ナイス数:112ナイス

デュラララ!!SH×3 (電撃文庫)デュラララ!!SH×3 (電撃文庫)感想
アニメキャラを模した通り魔事件、それを捉えようとするスネイクハンズと池袋の連中。男女どちらのキャラを増やしても媚びるなと言ってくる読者の存在。作品に異常に執着するやつ、世界の平和のためにアニメとかを帰省しようとするやつ。ものすごい風刺だなと思って読んでた。それはそれとして、遊馬崎が普通じゃなくてすごかったわ…。
読了日:1月31日 著者:成田良悟
盲目的な恋と友情盲目的な恋と友情感想
怖い話だった。こんなに酷いことはそうそうにないけれど、近しいことは起こる。だから、極端だけれど、友達も恋人もいらないと思ってしまう。マウンティングなんか糞食らえだ。他所は他所、自分は自分なのになぁ。
読了日:1月23日 著者:辻村深月
夜行観覧車 (双葉文庫)夜行観覧車 (双葉文庫)感想
家庭内の問題、ご近所との問題。頭痛がしてくる感じでした。それぞれがそれぞれにリアルですごく嫌だ。最後の雑誌記事は、生き残った家族ででっち上げたもの、と言う解釈で合ってるんだろうか?
読了日:1月13日 著者:湊かなえ
いなくなれ、群青 (新潮文庫)いなくなれ、群青 (新潮文庫)感想
童話を読んでいるような、なんだかぼんやりした話だった。話自体にはのめりこめなかったんだけど、あんな島がもしあるなら、捨てた部分じゃなくて私自身が住みたい。
読了日:1月12日 著者:河野裕
万能鑑定士Qの探偵譚 (角川文庫)万能鑑定士Qの探偵譚 (角川文庫)感想
コピアとの戦いの末に、最終的に波照間に戻った莉子が、トラウマを克服し戻って来るまでの話。残念ながら図書館の予約の都合でまだ前巻を読んでいません。今作は、いつもよりページも多く色々とボリュームがありました。前巻も早くよみたいなあ
読了日:1月8日 著者:松岡圭祐
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)感想
血縁関係がごちゃごちゃしてきた。1巻の伏線? が今になって回収されたりと、終わりに向かっているなぁという印象。今までもいろいろな本について掘り下げられてきたけれど、今回は1冊で太宰の人生を擬似体験しているような感覚に陥りました。
読了日:1月3日 著者:三上延
西尾維新対談集 本題西尾維新対談集 本題感想
西尾維新の作品と言うのが、対談相手が変わることによって様々な見え方をするのが面白いなぁと思って読んでた。羽海野さんとの話は結構重くてしんどかったんだけど、次の辻村さんの、西尾作品へのすごく深い愛(笑)に大分救われたり。前置きにあったような、『日が違うと言っていることが違う』とはあまり感じず、むしろ一貫した何かがあるのだなと感じた。
読了日:1月1日 著者:西尾維新,木村俊介,荒川弘,羽海野チカ,小林賢太郎,辻村深月,堀江敏幸

読書メーター

2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2279ページ
ナイス数:68ナイス

万能鑑定士Qの推理劇III (角川文庫)万能鑑定士Qの推理劇III (角川文庫)感想
地中海周辺各地からアメリカと、ずいぶん世界中を旅しましたね。地図と移動方法を見た時になにか法則性があるんだろうなぁと思いつつあまりにも果てしなく感じて謎解きを放棄しましたが、毎度毎度よく考えられていますね。
読了日:12月20日 著者:松岡圭祐
スキュラ&カリュブディス: 死の口吻 (新潮文庫)スキュラ&カリュブディス: 死の口吻 (新潮文庫)感想
エロティックでグロテスクなファンタジー?という感じなのかな。ねむりの語りに入った途端に突然露骨な表現になるので置いてけぼりになる。でも、こういう話を好きな人はある程度いて、脳漿がしぶきをあげるシーンにうっとりする人がいるんだろうなぁ。という感想を持ちました。私個人的にはなんだか中途半端でのめりこめなかったな(この程度のエログロは平気)。官能的な言葉が上滑りしてるみたいな印象でした。まさに『女版の中二病を拗らせてる』というのがピッタリな表現だと思ったんだけど、言い過ぎかな……
読了日:12月20日 著者:相沢沙呼
魔女は月曜日に嘘をつく (朝日エアロ文庫)魔女は月曜日に嘘をつく (朝日エアロ文庫)感想
北海道のハーブ園を舞台にしたお話。面白かったし、優しい話で好み。ただ、主人公の男女のキャラ的な問題なのか、『どっかで読んだような?』という印象も強く残ってしまいました。良くも悪くも今時のライトミステリという感じ。
読了日:12月11日 著者:太田紫織
掟上今日子の備忘録掟上今日子の備忘録感想
終物語上巻が好きで、またこんな話が読みたいと思っていたので、思いがけず楽しかった。図書館で借りたけど続巻もあるようなのであとで購入しよう…。軽快な語りとライトな読み口でとても好みでした。続きも気になる。
読了日:12月8日 著者:西尾維新,VOFAN
鳥少年 (創元推理文庫)鳥少年 (創元推理文庫)感想
ひとつが短いからどんどん読めて話にのめり込めるが、暗い雰囲気に飲み込まれてこちらの思考もどんどん危険な方向に向いていくので怖い。終わりはどれも「あれ?」という感じで煙に巻かれている感じ。99年時に解説を書かれている方の著者への愛が深くて、読んでいて少しクスリとした。
読了日:12月5日 著者:皆川博子
GOSICK BLUEGOSICK BLUE感想
一弥とヴィクトリカが新大陸に渡ってすぐの事件。最上階に取り残されたヴィクトリカを救うため、階段をひたすら登る一弥の姿は、図書館の階段を毎日登っていた時を思い出してニヤニヤさせられました。ケーキが空中で爆発してイチゴやクリームが舞うシーンは是非映像で見たい。コミカルで悲しくて、今回も素敵な作品でした。
読了日:12月4日 著者:桜庭一樹
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密 (角川文庫)感想
過去に戻って正太郎と櫻子さんの出会いの話、そこから続いて現在へ。ストーリーは少しずつ進展してこの先も楽しみです。相変わらず食べ物の描写も多くて、どれも食べたくなります。ただ、変な擬音や口語が多くてちょっと安っぽく感じる気がした。
読了日:12月1日 著者:太田紫織

読書メーター

2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2214ページ
ナイス数:50ナイス

かいぶつのまちかいぶつのまち感想
羅針盤の続編。前作よりも読みやすかった。今回は卒業した者の立場から見た高校演劇で、大人になった彼女たちが現役の彼らを見て思うことに共感ができた。モノローグを読みながら、誰の語りかを考えたり楽しかった。今度は大人の小劇場の話も是非読みたいな。
読了日:11月28日 著者:水生大海
少女たちの羅針盤少女たちの羅針盤感想
読み始めてみたら、思ってたよりガッチリ組み込まれていて、真ん中から後ろはあっという間に読めました。驚きはあまり無かったけど面白く、高校演劇をモチーフにしているのも『実際にはこんなにトントン拍子に評価が得られることはないだろうな』と思ったけれど、女子高生のキャッキャした雰囲気や敵意を剥き出しにする描写が妙にリアルで好みだった。ただ、前半の4年前の描写が誰目線なのかがわかりにくくて、ちょっと混乱した…
読了日:11月21日 著者:水生大海
消えない夏に僕らはいる (新潮文庫)消えない夏に僕らはいる (新潮文庫)感想
児童文学のような雰囲気だと思いながら読み進みていたら突然ドカンと重い事件。アクの強いキャラクター達にイライラさせられる場面も多かったですが、楽しくあっさり読めました。ただ、学校のカーストみたいなのとかは中学生の時はあったけど、高校でもこんな事あるのかな?と疑問。それから、ミステリというよりは、謎解きゲームを小説に少し取り入れましたという感じかな。青春モノとしてはとても良かったです。
読了日:11月16日 著者:水生大海
雪には雪のなりたい白さがある雪には雪のなりたい白さがある感想
自分のことを言われているみたいで、ドキリとした部分のある作品だった。公園を題材にした4篇、どれも切ないけれど暖かくて、良かった。
読了日:11月16日 著者:瀬那和章
ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)感想
最近良くあるカフェものかな、と穿った見方をしたところから入って読みはじめましたがとても暖かいお話で読んで良かったと心から思いました。ヒロインが綺麗で外交的なのもこの手の作品では珍しい感じ。あとがきから感じる著者の雰囲気もとても良くて、図書館で借りて読みましたが改めて買って手元に置いておきたいなぁ。
読了日:11月9日 著者:中村一
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)感想
書いている方の趣向が全体からぼやーっと漏れ出てくるような感覚に若干引きながらも、話はわりと面白かったです。ところで本文中の『皮膚には傷や痣や産毛はおろかホクロやアカギレさえない』(22P)って『人間としてアカギレはあって当然だけど、産毛はなくて当然だ』という解釈になってしまうと思うんです。わざとこう書いているのならば著者は物凄いフェティシズムの持ち主だと思います。
読了日:11月8日 著者:遠藤浅蜊
ほんとうの花を見せにきたほんとうの花を見せにきた感想
薔薇とか百合とかを綿あめみたいに柔らかくて甘いもので包んで、その結果、桜庭さんの独特の雰囲気に包まれた、暖かくて苦いお話になったと感じます。ムスタァ、梗、洋治、茉莉花、桃、類類。人と吸血鬼がくっついたり離れたり。満足感でお腹がいっぱいになりました。小説の最後から最初へまたループするような構成なのもいいなと思いました。
読了日:11月5日 著者:桜庭一樹

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2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1671ページ
ナイス数:55ナイス

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)感想
京一の間の悪さにイラァっとすること数回。なんだろう?黒幕なの?と、途中疑ってしまったりもしました(笑)主人公の千景は本来聡明でありながらも突っ走って危険なとこに足を踏み入れてしまう。それをきっと内心気が気じゃないと思っているっぽいのにクールにしている透磨という対比が良かったです。続きもありそう?あったら読みたいです。
読了日:10月30日 著者:谷瑞恵
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫)天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫)感想
新潮文庫の新しいレーベルのようですね。新潮なのにスピンがないなんて…(軽くショック)。いまどきのミステリでコミカルで読みやすく面白かったです。もしシリーズ化したら続きも読みたいな。
読了日:10月23日 著者:知念実希人
デュラララ!!SH×2 (電撃文庫)デュラララ!!SH×2 (電撃文庫)感想
SHが何を表すのか明らかになった今巻。沙樹と一緒に居た臨也の取り巻きとかが出てくるとおもってなくてびっくり。以前のキャラもちょいちょい出てきて面白くなりそうかな。
読了日:10月20日 著者:成田良悟
続・終物語 (講談社BOX)続・終物語 (講談社BOX)感想
わかったような、わからないような…もやーっとした話でしたが、ひたぎとのイチャイチャでなんだかどうでも良くなった。それにしても、シリーズ通して見ても、いまだにあのカップルにしっくり来ないのは私だけなのかなあ? 最後にネクストシーズンとな!? どうなっていくのかな…
読了日:10月5日 著者:西尾維新,VOFAN
アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)感想
様々な出来事が複雑に絡まり合い、作中も視点と時間を行ったり来たり。やはり美しい作品でした。内容があまりにも悲しく未来が真っ暗なのではないかと思いながら読んでいましたが思ったような展開にならずに一安心。前作を思い出すのに一苦労、時代背景を調べるのにまた一苦労と読み始めは手こずりましたが2章の真ん中ほどからは一気に読んでしまいました。やはりこの方の作品がとても好きです。
読了日:10月1日 著者:皆川博子

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2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1218ページ
ナイス数:47ナイス

特等添乗員αの難事件 V:5 (角川文庫)特等添乗員αの難事件 V:5 (角川文庫)感想
今までよりもコミカルで、まるでドリフのコントみたいだなと感じました。周りがゴチャゴチャしてるのも面白かった。次はまた海外を舞台にして欲しいな。
読了日:9月25日 著者:松岡圭祐
白ゆき姫殺人事件白ゆき姫殺人事件感想
湊かなえ作品は、今までも読もうと思いながら手が出せずにいました。そんなわけで、初めて読んだのですが……。びっくりしてしまいました。ひたすら独り語りが続き、視点が変わるとその人の見え方も変化する。女同士ってこういうところあるな、とか、田舎はこうだよなとか。私は城野美姫に同情し、三木典子に嫌悪感を覚えた。こういう女はたまにいるけど私も嫌いだ。それはそうと、後ろに参考資料があるので読みながら行ったり来たり。面倒だなと思ったりもしました。
読了日:9月20日 著者:湊かなえ
オーダーは探偵に 謎解き満ちるティーパーティー (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 謎解き満ちるティーパーティー (メディアワークス文庫)感想
キャラものとしては、かなり面白くなってきました。悠貴のかっこよさも増しててよかったし、主人公も前向きになって良いです。でも、ミステリとしてはちょっと…。警察の人が喫茶店で事件を話しちゃうのもどうかと思うし、事件が大きすぎる割に結末がお粗末かなと感じてしまいました。
読了日:9月18日 著者:近江泉美
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)感想
今回も別チームの女の子が出てきてあれこれとかき回して行きました…題材のマイフェアレディも面白かった。細かいところだけど劇中台詞の中の「けど」がすごく気になってしまって、「けれど」にして欲しかったなと思いました。主人公がこのまま女の子を虜にし続けたらそのうち劇中劇で、金瓶梅とかやって欲しいな。
読了日:9月5日 著者:野村美月

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