カテゴリー「 Book 」の記事

382件の投稿

なんだかあっという間に過ぎていく休日。今月は休みなんですが、まるごとお休みにはならずにちょいちょいお仕事が入ったり。
来週も1日お仕事があるかな? という感じです。

前回の土日はどちらも歩きまわって、しかも土曜日の脱出で少し風邪気味。
咳止めの薬もないから、金曜日に一度病院に行ったほうがいいのかもしれないなと思ってます。
気管支拡張のテープと咳止めのシロップがほしい。

というのも、今週末は山梨へプチ遠征です。
angelaライブに行きますよ。

考えてみれば、関東以外の会場のライブに行くのは初めてです。
なんとしても元気で行ってきたいのですよー。
楽しみです。ワクワクです。

今は、ハチミツ紅茶飲んだりしながら体調を整えているところ。
今日は図書館に行って、本を2冊借りてきたので、のんびり読書もいいなぁ。

旅行には図書館の本はなるべく持って行きたくないので、自分の本のどれを持っていくか、図書館の本を旅行前にどれだけ読むか予定を立ててるところです。
そして、着替えとかの準備ももうはじめなければっ。

読書メーターのランキングを月1くらいでチェックして、どんな本が売れてて読まれているのか、ある程度知っておいて読めるものは読もうとしています。結構な割合で『登場人物が死んじゃって悲しいでしょう?ほら泣いて泣いて!!』みたいな本に遭遇して、がっかりすることが多いんですけど(笑) 個人的にですが、そういう話では泣けないし、顛末がある程度読めちゃってるから途中が退屈という事が多いです。

1年以上前になりますが、この『その女アレックス』が上位にずっと居て気になっていました。
で、図書館の予約数を見たら100件超え。ページ数も457P、ましてや翻訳モノということで2週間で読むのがひょっとして厳しいかもしれないと思って購入しました。
買ったのはいいけれど、表紙からしてなんだか嫌な感じがする(物置みたいな部屋で赤毛の女性が縛られてる)ので、なんだかんだ読めずに放置。

この度、図書館の予約受け取りラッシュが一段落したのと、読んだ本の流れ的にもうちょっと重いものを読みたいと思ったこともあり、ようやくページをめくり始めました。
5月に入ってすぐに最初のあたりを読み始め。アレックスという女性の日常みたいなところからスタート。
ふんふん……その後すぐにヴェルーヴェン警部の話に飛んで、なんだかつらい過去を抱えたおっさんの話になってちょっと面倒になってきた。

この二人の語りが半分以上過ぎまで交互に続きます。

途中、図書館で借りた別の本をすこしはさんでの続き。
40Pくらいまではあんまり内容も入ってこなくて全然進まずに居たんですが、その先の展開が面白くて2日くらいで読了となりました。
ところで、途中まで実はアメリカの話だと思って読んでましたが、アレックスが引っ越し好きだというエピソードあたりでパリが舞台だと気が付きました。

調べてみたところ、この作家さんがフランスの方なんですね。
まぁ、国が違っていようが、土地勘が全く無いということには変わりなく、どのくらいの範囲の話なのかはさっぱりわかりませんでした。
誰かネタバレありで、地図作ってくれないだろうか…と思ったり。

何が言いたいかというと、すごく面白かったです。

勢いで『悲しみのイレーヌ』も買ったし。
ただ、話がけっこうグロテスクというかエグいので、血とかの描写が苦手な人は読めないかも。

アレックスが謎の男に誘拐されて、その捜査を担当することになったのがヴェルーヴェン警部なのですが、捜査が後手後手にまわる感じだとかが手に取るようにわかって、しかもそれだけじゃなくアレックスのイメージやら何やらが二転三転していく感じが良いです。あと、警察の人間のキャラも濃い。
翻訳も変な癖がなくて読みやすいです。

これ以上はネタバレになるので、本当に冒頭しか触れられないのが辛いくらい、すごく面白かった。
残念なのは、日本では『悲しみのイレーヌ』との発表順が反対になってて、この後読むのですが…結末がすでにわかっちゃってるところです。

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1922ページ
ナイス数:93ナイス

神酒クリニックで乾杯を  淡雪の記憶 (角川文庫)神酒クリニックで乾杯を 淡雪の記憶 (角川文庫)感想
この作品はアクション多めでちょっとハードボイルドな感じで好きです。合間合間にちょっとした手術エピソードは出てくるものの、今回は記憶に焦点が当たっていたなぁ。猫も可愛かったし、今後出るであろう続きも楽しみです。
読了日:4月27日 著者:知念実希人
トマト・ゲーム (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-6) (ハヤカワ文庫JA)トマト・ゲーム (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-6) (ハヤカワ文庫JA)感想
海外の本を読んでいるような不思議な気分になった。アイデースの館、あと表題作のトマトゲームが好き。全体的に薄暗い話おオンパレード。皆川さんの初期作はこんな感じだったのかと、しみじみ思った。
読了日:4月24日 著者:皆川博子
郵便配達人 花木瞳子が顧り見る (TO文庫)郵便配達人 花木瞳子が顧り見る (TO文庫)感想
一気読み、まんまと引っかかった。なんか変だなとは思ったけど気づけなかったなー。相変わらず頭のおかしな犯人が出てくる感じで、わかりやすく面白かった。
読了日:4月20日 著者:二宮敦人
ホーンテッド・キャンパス  春でおぼろで桜月 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月 (角川ホラー文庫)感想
市松人形、新入生、かごめかごめ。最後の話のインパクトが大きかったなあ。あと、市松人形の彼女は自分の人形を作ったってやっぱりそういう意味なのかなと思うと怖いな。恋愛も進展してるような感じだけど、次巻でも結局大した進展がないとか、そういうんじゃないといいなぁとか、素直に「やったな!」と思えない自分がいる。
読了日:4月20日 著者:櫛木理宇
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん ~今日を迎えるためのポタージュ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)スープ屋しずくの謎解き朝ごはん ~今日を迎えるためのポタージュ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
前巻よりもスープ中心になったかなぁと思いながら読んでいたらこんなオチが。しずくさんの死の真相が明らかになったり、ひきこもりが思いの外あっさり外出したのには驚いたけど、いい方に向かって良かった。これからどう展開していくんだろう?
読了日:4月15日 著者:友井羊
江ノ島西浦写真館江ノ島西浦写真館感想
心が痛い。若い頃はみんな経験があるであろう人付き合いでのトラブルがなんだかリアルで辛かった。調子に乗っていた過去の自分と向き合える主人公は偉いね。話も面白かった。けど、なんだかモヤモヤします。この後どうなるんだろう…。それと、若い頃に写真屋さんでバイトしてて、暗箱でフィルムの巻きなおしくらいはやったことがあるので、そのへん興味深かった。江ノ島また行きたい。
読了日:4月2日 著者:三上延

読書メーター

以前よりこの方の本は好きで読んでいます。
幻想小説もミステリーも好き。
そして、BLの本を読むハードルの高さを取っ払ってくれたきっかけもこの方の本だと思う。少年同士の関係性がとても美しくて、JUNE系とも言えるような耽美なものもある気がします。

今回読んだトマト・ゲーム。
これは初期の作品の短編集で、ずっと読みたいと思っていたのですが、過去のものは絶版になっておりなかなか手に入りにくい状況にありました。
今回はそれが再び発売されるということで、発売された直後にとりあえず買ったものでした。(文庫はすぐに返本、小口研磨されてしまうので欲しいものはすぐに買います)

巻末の解説によれば、過去「トマト・ゲーム」「アルカディアの夏」「獣舎のスキャット」「漕げよマイケル」「蜜の犬」で、74年に講談社からハードカバーで刊行。そののち文庫化の際に「獣舎のスキャット」「蜜の犬」が割愛されたかわりに「アイデースの館」「花冠と氷の剣」「遠い炎」が追加されて81年に刊行。
34年の時を経てこの度、上記すべてが収録されたものがハヤカワ文庫で刊行されました。

これはもう、買うしかないでしょ。と購入して1年近く寝かせていて本当にすみません…。
トマト・ゲームだけはすぐに読んで、これはじっくり読まないと最後まで行けない!と、後回しになったのでした。

図書館で借りる本も落ち着いたこのタイミングで、1日1篇か2篇ずつ、ゆっくり読んでいましたよ。
全体的に容赦無い感じで痛々しい。あと、発表されてから40年以上経過していたりして、舞台は日本なんですが今とは価値観が違っていて、読んでいると海外を舞台にしたものを読んでいるような変な気持ちになりました。

この方の本をいつかすべて読んでみたいなとずっと思ってます。
そのためには、皆川博子コレクションを購入せねばならないな。そして、きれいに並べられる書架がほしいなぁと…ぼんやり考えるのです。
最近、過去の作品の文庫化もちらほらとあって(「薔薇忌」「鳥少年」)、読むたびにうっとりぐったり。
ぐったりしながらも、いつかすべて読破しなければ落ち着かないというような気分にさせられていて、もう中毒症状が出ているとしか言いようが無いという感じです。

とりあえず買って読んでいないものも何冊もあるので、ライト文芸ばっかり次々読んでいないでたまには腰を据えてこういう作品を読まないといかんなと思う次第です。

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2706ページ
ナイス数:157ナイス

鎌倉香房メモリーズ  3 (集英社オレンジ文庫)鎌倉香房メモリーズ 3 (集英社オレンジ文庫)感想
高橋の家族。雪弥の家庭の事情。そして、香乃の両親の思い。あんなところで終わって、続きはすぐに出るのでしょうか。どうなってしまうんでしょうか。
読了日:3月30日 著者:阿部暁子
残穢 (新潮文庫)残穢 (新潮文庫)感想
家庭、家族から個人への推移だとか、そういえば、同じマンションの住人でもどんな人が住んでるか知らないなぁとか思いつつ読んでました。今住んでいる場所の歴史を遡るのも、楽しいのかもしれませんね。ところで、私は心霊とか怖くないので、本自体は言われるほど怖くなかった。障るとかに関して嫌だなとは思う。仏教の知識とか、とてもためになった。あと、本当に怖いのは幽霊じゃなくて人だなと、改めて感じた。
読了日:3月26日 著者:小野不由美
花魁さんと書道ガール (創元推理文庫)花魁さんと書道ガール (創元推理文庫)感想
花魁の幽霊と地味な大学生の組み合わせが面白くて、読んで良かった。細かな恋愛のエピソードの度に春風さんから出る言葉は、全て身近なところに向けられてもいたりして、最後まで読んでパズルのピースがハマるみたいな感動も少しあった。主人公のこれからも気になる。それから、『影間』検索してしまったじゃないか!(笑)
読了日:3月22日 著者:瀬那和章
かまどの嫁 2かまどの嫁 2感想
1より面白かった。そして、鹿の子や久助やみんなは一体どうなってしまうんでしょう? この先も気になる。
読了日:3月15日 著者:紫はなな
ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)感想
シンプルな言葉なのに、強さや物凄いパワーを持っていて、グイグイ読まされた。Side:Aの方はどちらかというと怒りの感情が大きくて、それでいて、不覚にもグッときた。それで、Aまで読んで寝たらひどい夢を見ました。Side:Bのほうが生命力に溢れてて、強いと思った。こういう話はすごく好きだ。でも、読者も一緒に戦わないといけない気がして、Bを読み始める前に少しだけ気合を入れた。読んでよかった。
読了日:3月11日 著者:有川浩
鍵屋甘味処改  3 子猫の恋わずらい (集英社オレンジ文庫)鍵屋甘味処改 3 子猫の恋わずらい (集英社オレンジ文庫)感想
淀川弟が登場。そして先代鍵屋、銀子さんの過去…からのお屋敷でゲーム。お屋敷の話はいつか来るだろうと思っていたので、ワクワクで読みました。過去の話と決着が着いて、いよいよ恋愛も進展するのかな?
読了日:3月10日 著者:梨沙
君の膵臓をたべたい君の膵臓をたべたい感想
ずいぶん前に書店で見かけて気になって、図書館で予約してやっと順番が来た。人が死んじゃう話はそもそも得意じゃないけど、展開に驚いてすーっと頭が真っ白になる瞬間があった。でも、最後まで読んで思ったのは『普通に病気で死なせてやっても良かったんじゃないか』という感想だった。作者によって人の命をすごく蔑ろにされたような気がして嫌な気分が残った。序盤のデートは『陽だまりの彼女』を読んでる時のような気持ち。最後の方は、古い少女漫画を、もしくは折原みとのあの小説を読んだ時とも近い感覚だった。雰囲気は良かった。
読了日:3月6日 著者:住野よる
ぺてん師と空気男と美少年 (講談社タイガ)ぺてん師と空気男と美少年 (講談社タイガ)感想
ちゃんと前回から続いていたことに逆に驚いた。カジノからなんやら、華やかな世界に遜色ない子供たちとか、現実離れしてて面白いなー。すごくあっさり読めるのに、美少年探偵団の面々のことは、まだ名前とキャラがイマイチ一致しません。
読了日:3月5日 著者:西尾維新
創薬探偵から祝福を (新潮文庫nex)創薬探偵から祝福を (新潮文庫nex)感想
超希少疾患患者それぞれのために新たな治療法を模索する。単調な話かと思って読み始めましたが、思っていたのと違う展開が待っていたので結構楽しく読めました。お薬の件は自分にとっては身近なイメージなのでとっつきやすかった。主人公は無個性かもしれないが、意思の強いクールな女性が語り部なのは読みやすいです。
読了日:3月4日 著者:喜多喜久

読書メーター

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3157ページ
ナイス数:159ナイス

ココロ・ドリップ (3) ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)ココロ・ドリップ (3) ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)感想
これでシリーズは終わりなのかな?世の中に沢山あるカフェ系の本の中でもとりわけオシャレで美人揃いで、それでいて人情味に溢れていて優しい話で好きなシリーズです。今まで六分儀に助けられた人達が、六分儀を助けるというのも素敵でした。紅茶王子とか、もっとちょっかいをかけてきたりしても面白かったんじゃないかなとか、思ったりもするけど(笑)
読了日:2月28日 著者:中村一
3時のアッコちゃん3時のアッコちゃん感想
ものすごく面白かった。行き詰まっている女性はリアルだし、アッコさんは『こういう人が居て私を救ってくれないかな』っていう象徴なんだろうな。こういう人が居なくても、まずはきちんとした食事をとって気分転換をしなければ、と改めて気付かされる。
読了日:2月22日 著者:柚木麻子
深海カフェ 海底二万哩 (角川文庫)深海カフェ 海底二万哩 (角川文庫)感想
ほわーんとした平和な話でした。心の中が海なのはちょっと面白い。ただ、この方の話は舞台が変わるだけで基本的におんなじだなーと思っていたら、最後に別シリーズのキャラが出てきて驚いた。個人的にはもう少し事件性がある方が好みです。
読了日:2月20日 著者:蒼月海里
デュラララ!!SH×4 (電撃文庫)デュラララ!!SH×4 (電撃文庫)感想
表紙の杏里ちゃんが素敵です。今回は新旧キャラが入り乱れて、ちょっと懐かしい感じでした。新キャラ達にまだ慣れないので、このくらいが嬉しい。
読了日:2月16日 著者:成田良悟
幽落町おばけ駄菓子屋  春まちの花つぼみ (角川ホラー文庫)幽落町おばけ駄菓子屋 春まちの花つぼみ (角川ホラー文庫)感想
色々な問題すべて解決したような今回でした。お正月から節分、そして春へ。これは、まだ続くということなのかな?
読了日:2月15日 著者:蒼月海里
かまどの嫁 1かまどの嫁 1感想
唐突な部分が結構あって戸惑ったりもしたんだけれど、全体的に健気で優しい話でした。あとカバーがすごく可愛くて、背表紙まで華やかなのがすごく良いです。
読了日:2月9日 著者:紫はなな
天久鷹央の推理カルテIV: 悲恋のシンドローム (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテIV: 悲恋のシンドローム (新潮文庫nex)感想
『ゴミに眠る宝』だけは雑誌で読んでました。全部、病気が根っこにあって、なるほどなぁと思います。面白い!というよりは悲しいなぁと思うばかりですが、このシリーズはやはり大好きです。
読了日:2月5日 著者:知念実希人
赤と白 (集英社文庫)赤と白 (集英社文庫)感想
怖かった。だけど読むのがやめられなかった。母と娘はどこでも衝突するのかなぁ? うちは普通の家庭だったけどそれでも母に不満を持ち続けていて、少しでも早く家を出ないとと思ってた。大事なのは、離れることなんだと思う。近すぎてお互いに傷つけ合うこともあるから。それにしても、小柚子はどうなったんだろう? あまりにも救いがないように思えるのだけれど。
読了日:2月4日 著者:櫛木理宇
神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)感想
天久鷹央シリーズで出てくる人とか、親族とかが出てくる話でした。こちらの方が変な人が多かった。病院を題材にした探偵モノみたいな感じなのかな。この作者の主人公(男)は、女に騙されることが多い感じがするなー。なにはともあれ面白かったです。黒宮が好き。
読了日:2月4日 著者:知念実希人
お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (4) (メディアワークス文庫)お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (4) (メディアワークス文庫)感想
茶道、白鷺流宗家との出会いを描いた「水羊羹」と「きんつば」。盗まれたロードバイクを追う「水饅頭」。どれも人情に厚い素敵なお話でした。葵さんの腕の傷のことも明らかになって、あと少し。変に引っ張らない感じがとても好きです。あと、個人的に水羊羹は日光のお店のものが好きでした。また食べたいな。
読了日:2月3日 著者:似鳥航一
汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)感想
現実のほうの七草たち。今回は今まで以上に理屈っぽくてしんどかった。あと、残念ながら私には全く共感できない。ものすごく人気がありそうなシリーズだし、読み続けたら面白さがわかるかなと思ったけど、やっぱりわからない。雰囲気は好きだけど、子守唄を聞かされているみたいで猛烈に眠くなる。
読了日:2月1日 著者:河野裕

読書メーター

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2198ページ
ナイス数:168ナイス

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)感想
Phantomのてのひらの上の正太郎少年。で、結局誰なんでしょう?今回は自殺サイトで出会った人たちの話ということで、今でもあるのかな?自殺サイト。読んでみると、集まった人たちの話が割とよくある感じで、自殺願望を持った人の気持ちが結構リアルに描かれてました。あと、オフ会の雰囲気とかもリアルっぽい。結局何にも話が進んでなくって謎が逆に増えた。あと、内海さんの語りが面白かった。
読了日:1月28日 著者:太田紫織
業物語 (講談社BOX)業物語 (講談社BOX)感想
キスショットが吸血鬼になる前の話。火憐が山に修行に出る話。羽川さんが、暦を助けるため、海外に忍野を探しに行っていた時の話。火憐の話は、暦のシスコンっぷりが現れてるところが良かった。羽川さんの話は、ものすごい長編になりそう…。火憐以外の話は、吸血鬼に絡めていて、映画のタイミングを意識して書かれているなと思った。あと2冊で終わる…のかな?
読了日:1月26日 著者:西尾維新,VOFAN
惑星カロン惑星カロン感想
呪いのフルート、音楽暗号、予測変換、といったものが最後の表題のエピソードで集約されて出てくる感じが、面白かったです。旧校舎の話は、数カ月前にシュールストレミングを食べたばっかりだったので、そこまでは簡単にわかってしまった。コウモリは意外だったけど。クラサワ楽器店のハンドルネームあゆさんは来年の後輩になるのかな?あと、新藤氏もなんだかんだと関わってきそうかなと思いながら、読んだ。
読了日:1月22日 著者:初野晴
真実の10メートル手前真実の10メートル手前感想
太刀洗万智の短編集。マーヤの親族が出てきた時は、なんとも言えない気持ちになった。読んでから何年も経ってるのでちょっと見返してみようかな。記者として色々な人と出会い、様々な経験をしている彼女を別人の視点から見て、でも一貫してクールで素敵だった。
読了日:1月19日 著者:米澤穂信
下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)感想
真夜中のカンパニュラが、ぐっと大人の話になっていて好きだった。この作品は、主人公こそ子供っぽいけれど、それぞれのエピソードは大人の恋愛が多くて、ちょっと苦い。なので、作中に出てくるお菓子がとても美味しそうに感じる。ところで、そろそろキュンキュンくる話が入って欲しいです。
読了日:1月13日 著者:白川紺子
千年ジュリエット (角川文庫)千年ジュリエット (角川文庫)感想
面白いけど、前作と引き続き叙述トリックかー。決闘戯曲は面白かったけど、劇中劇に舞台っぽさが無くて、普通に違う小説を読んでる感じだった。失踪ヘビーロッカーの甲田さんとタクシー運転手さんのやり取りが突拍子なくて好き。
読了日:1月4日 著者:初野晴
空想オルガン (角川文庫)空想オルガン (角川文庫)感想
吹奏楽のコンクールの中で、よくわからない人が出てきたと思ったら、色々なところで話が繋がってた。この作品は、悪い人が居なくていいなーと思います。ヴァナキュラー・モダニズムが、壮大で面白かった。そんな馬鹿な!?みたいな。
読了日:1月3日 著者:初野晴

読書メーター

昨年末からハルチカシリーズを一気読みしてました。
水生大海さんの『運命は、嘘をつく』っていう本の解説が、ハルチカ著者の初野晴さんだったんだけれど、普通の巻末解説とは違って、このハルチカシリーズのキャラクターが出てきておしゃべりする感じになっていて、面白いなと思ったんです。
ちょうどアニメ化するきっかけだったし、図書館で待たずに借りられたので年末年始のお休みを利用して読んでいました。
最新刊の『惑星カロン』だけは、予約待ちだったのでつい先日読み終えました。

吹奏楽ものだなと表紙を見た時に思って、そのとおりなんだけれど吹奏楽シーンは事件の根幹にはあまり関わってこないので最初は戸惑いました。
でも読んでいて、登場する大人たちの人間味だとかに惹かれて、それを解決する主人公たちが若くてキラキラしてていいなぁと思って結構楽しんで読めました。

続きも気になるんだけど、どうやら多作な方ではないみたいなので、のんびり待ってればいいかなと思いました。
アニメはちょっと忙しいなと思いながら見ています。読んでいた時におもしろいなと思ったシーンはバッツリ切られちゃったりしてるしなー。かと言って2話完結にするとだるいんだろうなぁ。
絵はコミカライズのほうと合わせてあるみたいで、高校生にしては恐ろしく幼いと思う。

もう少し化けてくれたらいいなー。

2015年の読書メーター
読んだ本の数:105冊
読んだページ数:31768ページ
ナイス数:1199ナイス

2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2816ページ
ナイス数:103ナイス

初恋ソムリエ (角川文庫)初恋ソムリエ (角川文庫)感想
扱われるテーマがより社会的になった感じがして、前作より好きです。何も知らない少女が若者の反社会的勢力に巻き込まれる話はとても好きなので、タイトルになっている初恋ソムリエが一番好きかも。ただ、相談者の年齢やらで、何があったのかはわかってしまうけど。コミュニティFMのうさぎとかめの話の続きも気になった。このまま次を読みます。
読了日:12月31日 著者:初野晴
退出ゲーム (角川文庫)退出ゲーム (角川文庫)感想
時間を忘れて夢中になるという感じではないけど、華やかでキャラも可愛らしくて面白かった。ハルタの好きな人の件だけは違うと思うんだけど今後そんな話もあるのかな。TVが始まる直前のこのタイミングに、水生大海さんの本の解説でハルチカに出会えて良かったと思ってる。続けて読みます。
読了日:12月28日 著者:初野晴
掟上今日子の退職願掟上今日子の退職願感想
女性から見た今日子さんの短編集。憧れている人もいれば嫌悪感を抱いている人も居て面白かったけど、あんまり女性同士という感じはなくてさっぱりしてた。面白いけど、そろそろ話が進んで欲しいかなという気もする。
読了日:12月23日 著者:西尾維新,VOFAN
運命は、嘘をつく (文春文庫 み 51-1)運命は、嘘をつく (文春文庫 み 51-1)感想
なんだろ、この話。この作者さんの書くどこか心寂し気な雰囲気は好きなんだけど、なんだこれ。4章で突然組の人の話になってビックリ。それまでは怖くて面白かったけど…。最後の嫌な終わり方を解説の短編でぶっ壊してくれて、ちょっと救われた。で、結局予知夢の彼女はなんなのでしょうね。色々と混乱しています。
読了日:12月20日 著者:水生大海
幻想古書店で珈琲を (ハルキ文庫 あ 26-1)幻想古書店で珈琲を (ハルキ文庫 あ 26-1)感想
おばけ駄菓子屋と同じく優しいファンタジックなストーリー。児童書を大人向けにしたみたいな、ちょっと寂しくてあったかいお話だった。あんみつ食べたい。
読了日:12月20日 著者:蒼月海里
ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)感想
90年代に流行った少女小説なのか!?と突っ込みたくなる感じだった。まるで、全盛期のティーンズハートやレモン文庫を読んでいるかのようでした。この方の別作品は苦手だったのですがこちらは大好物です。少女目線なのが文章とマッチしてて良いです。ケーキも美味しそうで、オペラ買いに近々ダロワイヨに行きたいなと思った。
読了日:12月18日 著者:七月隆文
美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 (講談社タイガ)美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 (講談社タイガ)感想
好きかどうか問われたら、あまり好きではないが、勢いで読んだ。このシリーズを読み進めるかどうかは、次を読んでから決めようと思う。西尾さんの、少女語りもいいかもと思っていたけれど、どうせならもっと昔の少女小説みたいにはっちゃけたやつを熱望する。
読了日:12月17日 著者:西尾維新
郵便配達人 花木瞳子が仰ぎ見る (TO文庫)郵便配達人 花木瞳子が仰ぎ見る (TO文庫)感想
モッチー失踪。そして謎の男のエピソードが挟み込まれ、時は年末年始の郵便局が一番忙しい季節。年明け早々、キラキラと朝日がきらめく中で郵便のバイクが走り回る様子が目に浮かぶようで、ワクワクした。ところで、殺人の方法が前回と似ていたようだけれど、いつか、親玉みたいなのと直接対決になったりするような展開はあるのだろうか?
読了日:12月11日 著者:二宮敦人
GOSICK PINKGOSICK PINK感想
忙しくて、荒れていて、汚れた新世界は色々な国がぎゅっと詰まっていて、人々が動き回る様子がすごく伝わってきて楽しくなった。一弥の足のことは、この先もっと語られるのか、これで終わりなのかわからないけど気になった。
読了日:12月8日 著者:桜庭一樹
真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)感想
少しの盛り上がりが出てきたが、各話が短くて、「ここで終わり!?」と思うと次の話で続いていたり…。ドキドキとメリハリが足りないなと感じます。あと、清貴の咄嗟の方言はやはり違和感で、感情が露わになった感じなのでしょうが、そんな感じは全然しません。お寺の知識は素晴らしく情景も浮かぶので、中高生の修学旅行の予習には最適なのかも……と思いながら読んだ。
読了日:12月3日 著者:望月麻衣

読書メーター

[amazonjs asin=”4061318802″ locale=”JP” title=”おじさんのかさ (講談社の創作絵本)”]

ポンポロロン ピッチャンチャン

先日、仕事中に懐かしい本を見つけました。
「おじさんのかさ」と言うのですが、知っていますか?

ポンポロロン ピッチャンチャンというフレーズが癖になるのと、お気にいりの傘だから、雨が降ってもその傘を使わないおじさんが可愛らしくてとても好きでした。
母と読んだ記憶があるので、自宅にあるのかも。

自分が子供の頃に読んでいた本というのは、今の図書館ではあまり見つけることがありません。
そもそも膨大な量なので、そんな中から自分が読んでしかも記憶に残っているものと出会うなんて奇跡に近かったりします。
有名なものでも、背表紙を眺めているだけではなかなか気づかない。
タイトルを覚えていないし、私が読んでいたものとはデザインが変わっていたりもするので。

なので、こうして懐かしい本に出会うと、とても嬉しいなと思うのです。

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