[amazonjs asin=”404866672X” locale=”JP” title=”ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)”]

近頃多い日常の謎系。さらにカフェものは特に多い気がします。
そんなわけで、新しい感じもしないのだろうなぁという先入観の元に読み始めました。

読んでみたら謎は少なめで、親子のあれこれを描いたほんわり暖かいお話でした。
謎が解けるときの決め台詞が、別のコーヒー屋さんのあれと結構被ってるんじゃないかなと思ったけどそれ以外は特に気にならなかったです。

主人公だと思われる女の子は、何でもはっきり物事を話して、明るくておそらく美人でモテるタイプのキャラクターで、これ系の作品では珍しいかもと感じました。
その主人公の性格はどうやら賛否両論あるようですが、私としては好感の持てる人柄で好みだなと思いました。
明るくてコミュニケーション能力があって、さらに出しゃばって空回りするでもないので読みやすくて良かったです。

恋愛模様が描かれているシーンがすごく良かったので、もし続きがでるならばその辺を重点的に読みたいです。
ところで、男女のキャラクター共に女性が書いてそうなイメージだなぁと思って読んでいたんですが、男性なようであとがき読んでびっくりしました。
あとがきからもすごくあたたかみがにじみ出て、なんだかほっこり。
図書館で借りたんだけど、続きも読みたいしあとで改めて購入しようかなと思いました。