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昨日、起きてから図書館に行こう!と、窓を開けたら雪が降っていました。
洗濯物を干したりしてるうちに雪がやんだので図書館に行ってきたのです。

予約してた本が準備できたということで、行ってきたんですが、2冊借りて両方共1番でした。
きれいな本を2冊借りてきましたよ。

鍵屋甘味処改を読み始めたのです。
集英社オレンジ文庫が先月創刊になって、色々読もうと思っているのですがちょうどいい塩梅のジャンルで好みです。
近頃のコバルト文庫は表紙がきらびやかすぎてなかなか手を出しにくいので、オレンジ文庫はもう少し大人向けレーベルな感じで少し落ち着いていて良いのです。

図書館で働いて帰ってきたその日は、今日は本を手にしたくないなと思ってしまったりするんですが、でも色々読みたいものが増えていきます。

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去年の春頃だったか、書店をぼんやり見て回っている時に偶然見つけた。
アリスの表紙が可愛かったのとタイトルが気になったので、家に帰って読書メーターでチェックしたあとに、図書館で予約した。
それが、今年になってようやく順番が回ってきたので、やっと読むことが出来たのだった。

女子大生、栗栖川亜理は毎晩同じ夢を見る。それは、不思議の国の夢だった。
ある日の夢で、ハンプティ・ダンプティが死んだ。
そうして、大学に行くと中之島研究室の王子という人物が死んでいた。

アリスは夢の中で、殺人犯にされてしまう。
不思議の国では女王が絶対で、犯人だということになると死刑になってしまう。
不思議の国で殺されてしまうと地球でも同じように死んでしまう。
続く殺人事件の犯人を探すため、亜理は犯人を探し始める。

と、そんなストーリー。

不思議の国と地球、両方同じ人間が存在しているようで、そこを合わせていくのが一番の謎解きになっていました。
ファンタジー(SF?)とこっちの世界がごちゃまぜになって、なんとも不思議な感覚に陥りました。

ゴシック&ロリータを愛する女性が好みそうな世界観。
アリスの可愛らしさと、血生臭さが相まって、本当に素敵な世界でした。

10年くらい前に流行った携帯電話のゲーム『歪みの国のアリス(サンソフト)』をちょっと思い出したりもしました。

不思議の国の会話は、ひたすらに噛み合わず、ちょっとイライラしましたが、そもそも『不思議の国のアリス』の世界がこんな感じだったなーと思い出しました。
読み終わった後で新潮の『不思議の国のアリス』をちょっとペラペラしてみたんだけど、「そーだった、アリスってすごく読みづらいんだった…」ということを思い出してそっと本を閉じました。
わたしの中のアリスはいつまでたっても、ディズニーアニメのアリスなので、ハンプティ・ダンプティとかも出てこないんですよね。
ハンプティ・ダンプティというと、中学1年の時の英語の教科書に乗っていて、夏休みに1章まるごと暗記して来いという宿題が出ていたことを思い出します。

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このイラストにピンとくる人も多いはず。

新潮文庫nexという、新潮の新レーベルが9月から発売になったということで少し楽しみにしていました。
ジャンル的には、ライトノベルと一般文芸の間くらいのところになるそうです。
図書館で予約して借りたんですが、毎日図書館のサイトをチェックしていて偶然一番最初に借りられたので、すごくきれいな状態で読むことが出来ました。
でも、新潮文庫なのにスピン(栞の紐)がついていないのは少しショック。紙質もラノベとかの感じでありました。

内容ですが、総合病院を舞台にしたライトミステリ。
唯我独尊な感じで、でも案外カンタンに心が折れる童顔の天久鷹央と、彼女に振り回される主人公の小鳥遊優。
キャラの性格的には桜庭一樹著GOSICKの久城とヴィクトリカを思い出したりしてましたが、あんな感じ。
更に研修医の鴻ノ池と、キャラが立った人たちがわんさかと出てくるので楽しく読めました。
登場人物の名前も『たかなし』に対して『鷹央』だったりの遊びがあって面白い。

内容は短編をつないで1本の作品になっていました。
小学生が見たカッパの謎を解き明かす『泡』。深夜の病棟で看護師がみた人魂の謎を明らかにする『人魂の原料』。中絶した高校生がなぜかまだ妊娠している『不可視の胎児』。プロローグからつながる『オーダーメイドの毒薬』と、どれも楽しく読めました。
病院が舞台であっても重くなく、でも作者の方は元々お医者さんだそうで薬のことや病院のこと自体はリアルに描かれていてそれでいて読みやすい。
続きが出ることがあるのならばぜひ読みたいなと思える作品でした。

たまにじっくり時間をかけて読みたくなる皆川作品。
今回もゆっくりじっくり味わいました。

こちらは、芝居をモチーフにした幻想小説7篇の短篇集。
タイトルでもある「薔薇忌」では、狭い部屋に人を閉じ込め、天井から薔薇の葩を降らせて窒息させる刑というのが出てきて、印象に残りました。
こちらの短編、出だしは小劇場の本番が終わったところから始まっているので、私にとってはとても身近な世界観。
ほとんど関係者も捌けた劇場での会話から、話は過去へと向かう。

他の作品も歌舞伎だったり歌手だったりして時代は多少前後しつつ、語り手も色々とかわりながらも、どれもこれも華やかでありながら腐敗したような、鮮やかな世界観のストーリーでした。
発表年は80年代後半から90年といったところ。
私の感覚的には、生まれてはいるけれど子供だったせいでイマイチ現実味が薄くて、どれも夢みたいに読めました。

ちなみに解説によると、最初の刊行は1990年6月(実業之日本社)。次に1993年11月に文庫化(集英社文庫)に続く2度目の文庫化なのだそうな。

著者 : 米澤穂信
新潮社
発売日 : 2014-03-20

米澤穂信さんの短篇集『満願』やっと読み終わりました。
発売してまもなく買ったので、3月末……それからずっと寝かせていました。
一本目の夜警だけは確かすぐに読んで、その後は図書館の本を優先してたらこんなことに…あぁぁ。

米澤さんの作品は、古典部シリーズとか小市民シリーズは気楽に読めるんだけど、他の作品は割と時間がかかります。
というのも、どれもこれも中盤で怖くなっちゃうんですよね。だってどう考えたって結末が悲しい方に向かう予感がしてしまうんだもの。

今回は前途の通り「夜警」だけ読んで何ヶ月も積んでいて、今週になって他は読みました。

「夜警」
警官のもので、銃マニアの警察官やら出てきますが、警察官モノは、BL作品を色々読んでいるせいかそっちの印象で読んでしまってました。というか、具体的に崎谷はるひさんの白鷺シリーズを思い出してしまい…なんでだ? と思っているうちに読了。
「死人宿」
2年前に職場のパワハラで姿を消した元恋人の佐和子に会いに田舎の宿へ行った男。その宿は人が死にに来ることで有名な宿だった。そんな時、温泉の脱衣所に遺書の置き忘れを見つけた佐和子が、元恋人を改めて試すという内容。一番探偵物っぽい作品でしたが、結末があまりにも……。そう来る? って感じ。
「柘榴」
女心が描かれていますが、なんかちょっとなあと思ってしまいました。恋愛対象が被った時に、男は女に悪意が向かい、女はライバルの女に向かうとよく聞きますが……実際はどうなんでしょう? 私だったら……確実に自分に悪意が向いてしまうので共感はしなかったです(私が特殊か?)。
「万灯」
バングラデシュで資源開発の仕事に従事する男。現地の少数民族との諍いやある男を追って日本に久しぶりに帰国した時のあれこれ。
すごく怖かった。怖いんだけど、だからこそ読まずにいられない…という状態になった。当時のサラリーマンは、状況によってはそこまでするかもな…などと、命を削るように働いていた父を思い出したりもした。
「関守」
小説新潮に掲載された時のものを、昨年の夏に図書館で読んだ(文芸誌や小説誌のたぐいは高いので基本的に気になるのだけ図書館で読む)。その時の感想が以下。


オチはわかっているので、伏線を拾うような感じで再読しました。山間にたまに見かける感じの古いドライブインという感じで、懐かしさもあるのにこれ…。
一人ひとり、当時の詳細を事細かに記憶しているおばあさんがまず嫌だ。
「満願」
満願成就の後ろ向きの達磨。掛け軸。
殺人の刑期を終えて出所する女。その女の弁護士だった男は、かつて女の家で下宿をしていたことがあった。
裁判の時の様子と、下宿をしていた時の様子と、今が入り乱れてくる。
この短篇集のなかで一番好き。畳屋の跡継ぎで、最終的には肝硬変で死んだ女の夫、重治は妻に何を見ていたのか。

たまにはベストセラーを読みたいなぁと思っています。
こちらの本は、読書メーターでずっと上位にランキングされています。近所の書店でもいまだに平積みになってる。
色々読書をしようと思って、図書館で予約したのが2月の初旬。
ようやく順番が回ってきました。

読み始めは、25歳の男女の普通の恋愛話。描写がピュアだなーというのが感想でした(普段、エグい性描写だったりを読んでるせいかも)。
でも、読み始めは普通だったのが、何やら不穏な雰囲気がちょっとずつ広がって…。
もしかして……? と気がついた時にはちょっと寒くなりました。今までの行動やらを振り返るとうわー!伏線がいっぱいはってあるー!

半分くらいは結構退屈に読んでいましたが、後半は一気読み。
最後もほんわりと終わってよかった。

タイトルがいちばんの罠だった気がします。
普段は作家でばかり読んでいるので、こうして他の作家さんの作品に触れられるのもいいなぁと思った次第です。

ヒカルのシリーズが先月完結して、文学少女がすごく好きだった私にとって、ヒカルのシリーズはちょっと苦手でした。
野村さんの少女小説みたいな語り口調と、是光の男らしい語りがややミスマッチな感じがしていて、文学少女の時の遠子の本語とコノハの未完成な感じがすごく好きだったので、ヒカルを読みながらも、『文学少女の時の感じのが読みたいなぁ』と思ったりしていたのです。
とはいえ、ヒカルの最終回はそれでとても良かったんですけどね。

で、今回新シリーズがはじまると知って、今回はもう読むのやめようかなぁと思っていたのです。
でも、SSプレゼントやらなにやらの企画があって、ヒカルの後日談もそれで読めるということを知って、今回のシリーズも買おうと思ったのです。

ぶっちゃけ、読んでよかった!!

バスケと吸血鬼と演劇が題材になっていて、ごっちゃりかなぁと思って読み始めました。
読み始めたら、吸血鬼が出てくるときの感じはアレだし、スラムダンクの話題はやったら出てくるしで…やっぱりダメかなぁと思ってたんですが、読んでるうちに夢中に…。

最初は、自分が吸血鬼であることと、台本に出てくる吸血鬼のギャップに戸惑ったりしていて、演劇初心者だし大丈夫かなぁという感じだったのが、バスケの助っ人をすることで気付くこと、セリフの言い方を演劇のパスになぞらえて練習していくところが、すごく良かったです。
主人公は長身だけど線が細くて好きですし、綾音の吸血鬼の話を語るところは遠子先輩を思い出す語り口で好きでした。
ところで、吸血鬼で出てきたのが『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』と『トワイライト』『ブレイド』『クロコダイルの涙』『吸血鬼ドラキュラ』などですが、『トワイライト』だけ読んだことがありました。ヒカルの時の裏テーマだった『星の王子様』も読んだことがあったけど、それに続いて2冊目。
トワイライト…2冊読んで心が折れましたが、最後まで読んだ時に気付くこともあるのかなぁ。

なにはともあれ、読んでよかったなと結果的に思える作品で、今後のシリーズ展開も楽しみです。

北山猛邦さんの本、続けて2冊目読みました。
音野順が正統派探偵物ミステリーなのでそれを想像してたら、違っててびっくりな短篇集でした。
以下ネタバレ含めて書きますよ。

恋煩い
好きな人に近づきたい気持ちで、同級生が噂してるおまじないを試す主人公。信じていないと言いながらも実践してしまうあたりがかわいらしいなと思いながら読んでいたのですが、実はそれが悪意に満ちていて、すごいショックを受けました。
階段から落ちればいい、スズメバチに刺されればいい、廃校舎の床が抜けて落ちればいい。
幼なじみの女の子からの殺意に満ちた嘘のおまじない。こわ!

妖精の学校
いきなり幻想小説でびっくり。
絶海の孤島で楽しく暮らす子供たち。大人は先生と魔法使い。
『その場所は何処にも属さない!』
という不吉なメッセージ。
最後に出てくる『20° 25′ 30″ 136° 04′ 11″』という数字。
『北緯20度25分31秒 東経136度4分11秒』だと気付いて検索したら沖ノ鳥島で、絶句しました。
知ってから読み返すとなんとも言えない気持ちになりました。

嘘つき紳士
借金を負った主人公が町中で拾った携帯電話。その携帯で詐欺を働こうとしたら、実は…。
悪意に満ちていて読んでいて一番嫌だったなぁ。

終の童話
100人くらいの村で、怪物に村人が石にされる事件が発生。
その石像を数年後に破壊させる問題が発生した。ファンタジックでありながらも黒い。

私たちが星座を盗んだ理由
七夕の夜に星座を消した少年と、幼なじみの少女二人。
大人になった男女が再び出会って、ハッピーエンドで終わるのかとおもいきや、あまりにも救いがなかった。
星座を消した理由は大したトリックじゃなかったけど、それ以外の部分があまりにも怖かったー。

踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿
踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2014/04/05

本を探してる時に表紙を見て読もうと決めました。
米澤穂信さんの<小市民>シリーズの表紙と同じイラストレーターさんで、優しい色使いとかがすごく好きです。

この方の本を読んだのは初めてでした。
創元推理文庫なんですが、いわゆるメフィスト系の作家さんらしい。
図書館で借りたんだけど、折角なので講談社新書の本も借りてきました。

踊るジョーカーですが、名探偵の音野順はコミュ障で、でも推理の才能に恵まれている人。
本人は引きこもっていたいところを、推理作家で友人の白瀬に才能を見出されて探偵事務所を開かされる。
白瀬は音野が解決した事件を話のタネにして推理小説を書いている。

白瀬が音野の事務所に探偵事務所っぽいものを買い与えたり、あれこれと世話をするんだけどそれが中途半端なところとかが結構面白い。
机を買ったのになんで椅子はパイプイスなんだよ!! とか、なんで来客者用のソファとか買う前に電気スタンド買っちゃうんだよ! みたいな。

5作収録されてるんだけど、どれも謎解きが面白いし、消去法でしっかり順を追ってくれるので置き去りにされることもなくて良い感じ。
あと本編とは関係ないんだけど、解説を書いてる方の本格ミステリ愛がものすごい伝わってきてちょっとクスリとする感じ。私は全然読んだこと無いので、探偵モノというとアニメでしかわからないですが(残念な人。

終物語 (下) (講談社BOX)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2014/04/02

読了ー。大変かなと思っていたんですが案外あっさり読み終わり。
とにかく伏線回収ーという感じで大団円という感じ。

あの人とかが出てきて嬉しかったなぁ。

話は、暦物語の直後から。
真宵ちゃんが出てきた理由だとか、ひたぎさんとのデートだとか。
あとは扇ちゃんの正体だとか。

花物語で出てきた扇ちゃん(男)については、なんとなく想像はできるもののまだ語ることがあるのか、それともこのままなのかどっちなんでしょうねえ?
何はともあれ、夏発売予定の続・終物語で本当に最後になるんじゃないかなと思うので、あと1冊何があるか楽しみにしようと思います。

あと、時系列も更新しました。
<物語>シリーズ 時系列

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