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折れた竜骨 / 米澤穂信

2013.09.26 Thu 03:46

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)

発売元: 東京創元社
価格: ¥ 1,890
発売日: 2010/11/27

何ヶ月も読んでいましたが、ようやく読了しました。
米澤さんの作品では初めて苦手だなと感じてしまいました。

まず、傭兵の名前がまったく覚えられないまま最後の方まで読んでしまった。
とはいえ、誰が<走狛>かはなんとなくわかってしまいましたが。
ファンタジー色が強めなものはやはりなかなか読み進められません。

でも新しいミステリーの形だというのはとても良くわかりました。
苦手で苦労しましたが楽しく読めました。

スズラン手帖 / タカハシマコ

2013.09.23 Mon 17:32

スズラン手帖 (IDコミックス 百合姫コミックス)

発売元: 一迅社
価格: ¥ 900
発売日: 2013/09/18

百合まんがとBL小説を一緒に買うわたしです。
タカハシマコさんのスズラン手帖。

チェックしてたら、1冊春に出てた新刊を買い逃しているみたいだから今度探さなきゃ。

この方の作品は、短編が多いんだけど、少女の透明なところとか、まっすぐだからこその毒とか、思春期に抱えてたドロドロしてたものとか…
そういうものが、ぐちゃーっと一緒になってそれでいて華やかで愛らしい雰囲気が全面に出ていてとても好きです。

最初、桜庭一樹さんの小説のコミカライズで知ったんだけれど、あまりにステキなマッチングで一発でファンになってしまいました。
今回はコミック百合姫掲載分なので、百合成分満載。可愛い百合は素晴らしい。
わたしは、女の子を本当に好きになったことはないのだけれど、それでも学生の頃は仲のいい友達ともっと仲良くなりたいとか、他の子よりいっぱいお話したいとかそういう気持ちは持っていたなぁ…なんて、読みながら思い出しました。

しかし、どれも読み終わってから哀しい気持ちになるなぁ。

8月読書まとめ

2013.08.31 Sat 23:55

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:590ページ
ナイス数:13ナイス

お釈迦様もみてる オン ユア マークス (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)お釈迦様もみてる オン ユア マークス (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)感想
バレンタイン話。チョコ食べたくなってしまった。ユキチはなんだかいつもイライラしてるなぁと思ったり。あと、今回ついに挿絵が一枚もなかった。
読了日:8月15日 著者:今野緒雪
エブリデイ・マジック ―あまいみず― (幻冬舎ルチル文庫)エブリデイ・マジック ―あまいみず― (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:8月6日 著者:崎谷はるひ

読書メーター

小説すばる

2013.07.18 Thu 15:37

小説すばる 2013年 08月号 [雑誌]

発売元: 集英社
価格: ¥ 880
発売日: 2013/07/17

 すっかり暑くなった今日このごろ。
 このまま家にいたら電気代もかさむし、エアコンつける付けないにかかわらず私は病気になるなと…。

 そんなわけで図書館に行くことに決定。
 これを決めた火曜日は図書館がお休みだったので昨日から。

 今日は午後になったら日差しが出てきてなにやらヤバイ雰囲気に…。
 日傘は邪魔であまり持ちたくないのですが、熱中症が怖いので日傘をさして図書館まで行きました。

 昨日は持っていった本を読んでいたんですが、今日はふと雑誌コーナーに立ち寄りあれこれ見る。
 先月桜庭一樹さんの短篇集を読んだ頃、『Bamboo』という中編小説がオール読物の5月号に載っているという情報を目にしたので、読みたいなと思って探したら貸出中なのか無かった。

 残念に思いつつ文芸誌やらがおいてある雑誌コーナーを探していたら、小説すばるの最新号に米澤穂信さんの短編と桜庭一樹さんの中編(になるのか?)が載っていたので手にとってありがたく読む。
 小説系の雑誌は値段も高いしなかなか手が出せない上に、読み切りはその後短篇集で出るのが何年も後になったりはたまた出なかったり(?)するのでなかなか読めていないのです。

■ロックオンロッカー / 米澤穂信
 若い男性二人が、友人紹介割引につられて、美容院に連れ立って行く話。『貴重品は(必ず)手元に』という一言からはじまる日常の謎的ミステリー。
 男二人が一緒に美容院に行かねばならないというところで、あーでもないこーでもないと言い合う様子がちょっと面白かったんだけど、男性っそういうものなのかな?

■ロボトミー / 桜庭一樹
 披露宴の最中、尋常じゃな勢いで泣く義母。結婚後もそして離婚後も義母に振り回される男性。怖かった…。
 ロボトミーは昔精神病患者のまぶたの隙間からメス突っ込んで、前頭葉をチョッキンしてた治療法の名前だけど、奥さんだった女性の様子を例えているようで(立場も病気についても)、でも周囲に洗脳されていく主人公の男性の様子を例えているようでもある…とか深読みをしてみる。作中でTwitterのアカウントとして出てくるんだけどねぇ。
 とにかく義母が普通じゃない。完全に貞子ポジションだもん…。映画だったら叫び泣くわ……。

 そんな感じで2時間ちょっと滞在して帰宅。
 野性時代が置いてなかったのは結構残念だけど、小説誌が案外充実していることがわかったので、今度は読みたい作家さんがが書いてる号を調べてから出かけることにするー。

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 図書館の入口に『一時涼み所』というのぼりがあった。
 熱中症には気をつけたいですな…。

オツベルと笑う水曜日 / 成田良悟

2013.07.15 Mon 22:22

オツベルと笑う水曜日 (メディアワークス文庫)

発売元: アスキー・メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2013/06/25

 成田先生の新作。読み終わりました。
 読み始めるまで時間がかかりましたが、ページをめくってしまえばあっという間。
 初めてのメディアワークス文庫ということで、結構大人向けになってるのかな?と思ったけどそこまでではなくいつも通りといった感じ。

 他シリーズの登場人物とか色々出てくるんですが、私は読んでいたりして知ってるからニヤニヤ出来てよかった。
 全く初めてこの本を読んだら、伏線かと思っちゃうんじゃないかなぁ?というふうに感じるところもあったけど、わたし的には問題なし。

 特に遊馬崎とか今作だけ読んだら伏線だと思っちゃうかも?と感じた部分です。
 他にも首なしライダーとか、情報屋とか、不老不死のNYマフィアとか…色々出てきてニヤニヤできました。

 ストーリーもゴシップ誌の女編集長とそこに新しく入ってきた強面の新人編集を軸に話が広がっていく様子が面白かったです。
 政治家とかそのへんのゴロツキとかがわぁわぁ絡んできて賑やかに進む感じが昔の海外ドラマなんかを見てるみたいな感じにもなりました。

 ありうるなら続編も読んでみたいなぁと思います。
 ただ、登場人物はあまり増やさないでもらえると嬉しい感じがするけど…またいろんな人が出てきてわちゃわちゃして読んでる私は『これ誰だっけ?』ってなりそうな雰囲気があるなー(妄想)。

桜庭一樹短編集

2013.06.28 Fri 03:07

桜庭一樹短編集

発売元: 文藝春秋
価格: ¥ 1,365
発売日: 2013/06/13

 ずっと待っていた、桜庭一樹さんの短篇集が出ました。
 私はこの方の本に出会っていなかったら、今でもラノベだけをほんの少し読む人だったと思うのです。
 一般文芸を読むようになったおかげで、すごく世界が広がった感じがします。

 とはいえ、小説誌を買って読むほどではなく、後に単行本化もしくは文庫化された時に気になったものを買うだけなので、短編はほとんど読めず、何年も短篇集の発売を待っていたのです。

 発売して嬉しくて、楽しみすぎてそーっと少しずつ読んでいました。
 全部で6本の短編~中編が収録されています。

■このたびはとんだことで■
 妻、千代子と自分の不倫相手、艶子のやりとりを男性視点で俯瞰見ている作品。
 「お茶いただけます?」からのくだりが、まるでドリフのコントを見ているようで面白い。でもブラック。

■青年のための推理クラブ■
 『青年のための読書クラブ』のパイロット版らしい。
 読んですぐ『あれ?この推理簡単だな』とか思ってると結末にやられる。GOSICKのアニメが放映された時、初めて作品に触れた人が『推理がしょぼい』という感想を述べてたことがあるが、あれもこれも同じように、一見推理モノと見せかけて実は違う深い何かがあるという感じがする作品。

■モコ&猫■
 大学で出会ったモコは色が黒くてごま油の瓶みたいに脂ぎっていて、洋服のコーディネートの中にアンバランスに女の子の何かが入っている。
 すごく気持ちの悪い性愛なんだけれど、なんだか可愛げがあって、ちょっとリアルでいいなぁと思った。

■五月雨■
 山の上ホテルで働くホテルマンと、そこに長逗留している作家ふたり。
 鹿鳴館の雰囲気を醸し出しているような舞台で、何が起こるのかと思えばびっくりファンタジー。
 あまりにびっくりしすぎてあっという間に終わった。

■冬の牡丹■
 都会の古いアパートで一人暮らしする30代女性、牡丹と、その隣人の老人のお話。
 競争社会から置いていかれて好きに暮らすことへの疑問、その周囲の人。
 耳が痛いながらも、やたらと共感できてしまった。一番好き。

■赤い犬花■
 小学生の男の子が主人公。ちょっと珍しいな?と思いました。
 『ぼくのなつやすみ』みたいに都会っ子が夏休みに田舎にやってきて冒険する話。
 でも、起こった出来事は大人向けで苦い。
 表紙は、有名な日本人画家さんの作品らしいが、ユキノをイメージしてこの表紙になったのかなぁ?と読み終わってから考えた。

 6編、ほぼ発表順に掲載されており、わりと古い桜庭さんの作品から発売日付近に買って読んでいる身としては、今までがぎゅーっと濃縮されて、今に戻ってくるような幸せな感覚。
 今まで桜庭一樹さんの作品を読んだことがない方にもおすすめしたいと思った。

 早く新作が読みたいなぁ…。

暦物語 / 西尾維新

2013.05.30 Thu 00:21

暦物語 (講談社BOX)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,680
発売日: 2013/05

 唐突に発売が発表された暦物語。
 発売日に買いに行ってぼちぼち読み始めてやっと読了しました。

 阿良々木くん視点で、高校3年制になったばかりの4月(吸血鬼直後、猫前)から各月を追うようにそれぞれのヒロインに焦点を当てて描かれていく話。本当に些細な謎からはじまりました。

 5月のひたぎさんとのエピソードは、GW直後で母の日直前。蟹が解決してすぐくらいの話。まだ付き合っていないふたりというのもなんだか新鮮だし、メメが出てくるのもなんだか嬉しい。
 なんだかんだ、初期のメメがいるエピソードのバランスが私はスキだなぁとしみじみ思いました。

 メメがいなくなった後の阿良々木くんは自分の吸血鬼体質を最大に使って死にに行くのに、フォロー役がいないのが寂しいなぁと思います。

 途中、寝落ちしながらすこしずつ読んでいたのですが、ラストはハラハラしながら読んでしまいました。西尾作品っていつもそう。後半は落ち着かなくてどんどん読んじゃいます。
 それにしても気付かされたのは、セカンドシーズンになってから刊行された本の内容が、私の頭のなかに全然残っていなかったところかな。断片的に覚えてたり、誰の語りだったかは覚えているんですが肝心な所をさっぱり覚えてなかった。
 どのくらいひどいかって言うと『くらやみ』…あぁー…なんかそんなのがあったような気がする…くらい覚えていません。

 読み返そうかとも思ったんですが、7月からアニメも始まることだしその時にアニメ放映と合わせて読み返しつつでいいかなぁと思ってたりしました。

 今回読んで、すごいなぁと思ったのは、文章、会話、全部声が脳内再生されること。
 私が繰り返し観ているせいもあるかもしれませんが、それよりも、作者の脳内で声が響いて書かれてる気がすると勝手に感じました。

 このセリフはこんなふうに読まれるのかなぁ…とか想像しながら読む楽しさもやはりあります。

 最後、今までにはなかったような引きがあったので、この後がとても気になります。

“空蝉” ヒカルが地球にいたころ……(7) / 野村美月

2013.05.10 Fri 15:27

“空蝉

発売元: エンターブレイン
スタジオ: エンターブレイン
価格: ¥ 630
発売日: 2013/04/30

 何冊読んでもやっぱりファミ通文庫の本を読んでる気がしない。コバルトの本だよって言われたら納得しそうな内容だなぁ。
 個人的には本気で少女向けレーベルの野村さんの本を読んでみたいと思っている今日このごろです。

 そして、今気がついたのですが…私6巻読んでない……。明日にでも書店で買ってこよ……。あーびっくりした。
 最近のラノベ作家さんは筆が早い方が多いですね。

 内容に触れます(前巻を読んでないショックで若干内容が飛んだ)。

 空蝉ということで『空』というヒロインが登場します。
 空は妊婦で、是光たちはヒカルの子供だと思うのですが、空は『天使の子』だと言います。
 相変わらず、是光の周囲は話を聞かずに自己完結で大騒ぎ。
 妊娠話ということで、是光の母親の話なんかも出てきてトラウマ大爆発。帆夏はちょっと不憫すぎるかな…という感じがしました。

 空の、もしダメだった時に傷つきたくないから悪い方に想像するっていうのはちょっとわかる気もしつつ。でも、それって心のどこかで期待してるからそうしちゃうんだよなー…とか自分と重ね合わせてみたり。
 是光の母親の件は、結果良い感じになってましたが、息子を目の前にして『知らない』って言っといて何のフォローもなしっていうのはやっぱダメなんじゃないかなぁと思いました。つーか、あのシーンひとつで許されていいことではないし、逆に是光が可哀想すぎる。

 過去ヒロインたちはみんな可愛らしく描かれていてよかった。朝衣が可愛くなってた件は、読み逃してる前巻を読まないとなんともかんとも。
 一朱の語尾が『だよぉぉぉ』とか小文字で伸ばすのがかなり気持ち悪い。なんかヲタ女がネットでよく使ってるやつみたいだと思ってしまいましたとさ。

とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 —ジョイス・キャロル・オーツ傑作選

2013.05.08 Wed 15:50

 久しぶりにすごい本を読んでしまった。
 結論から言うと『いい意味で』もう二度と読みたくありません。
 トラウマを引きずり出されて辛い思いになって、怖くてページが開けなくなったからです。
 しかし、なんとか読み終えることが出来ました。ほっと一安心。しばらくはもっと軽い本を読みたい。

 私が面白かったのは、『私の名を知るものはいない』と『化石の兄弟』と『頭の穴』の3篇。
 トラウマをひきずりだされたのは『タマゴテングダケ』でした。

 『頭の穴』は、なんで8ミリのドリルを使った!?DIYでももっと細いの売ってたでしょうに…と思っちゃった私。
 掘りすぎて…というよりは麻酔が切れてたんじゃなかろうか?
 でも、主人公の焦りとかがそのまま読み手に伝わってくる臨場感が素晴らしかった。

 臨場感といえば、他の作品も同様で、あまりにもリアルに悪いものを次々と見せられるもんだから、本当に辛かった。

 ちなみに、本の装丁も蛍光ピンクとか蛍光イエローに茶色の水玉とかすごい色合いで、ちょっとかわいく見えるけど、非常に毒々しいです。

トオチカ / 崎谷はるひ

2013.05.02 Thu 15:38

トオチカ

発売元: 角川書店
価格: ¥ 1,470
発売日: 2013/04/26

 崎谷さん初の一般小説。
 sari-sariという電子書籍の雑誌で連載していたのですが、好きでずっと読んでました。

 崎谷さんといえばBL小説ですが。
 私は本当に長年BLジャンルを苦手としていて、そんな私が初めて読んだBL小説が崎谷さんの本。そして作家買いするに至ったわけです。なので他の作家さんのそちらジャンルは殆ど知らないのです。

 BL苦手になったのは高校生の時。ものすごいブームになった時期があって、その時私は普通の女の子の恋愛モノとか、そもそも可愛い女の子が好きだったわけなんですが、そういうものを書いていた好きな作家さんや漫画家さんがBL方面にシフトしてしまったこともあり、それ以来私にとってBLは恋敵でした。

 さて、トオチカですが。
 舞台は鎌倉。ハンドメイドのアクセサリショップを営む主人公里葎子。
 里葎子にちょっかいをかけてくるバイヤーの千正。
 実は里葎子には過去にトラウマを抱えていて、千正とのやりとりでトラウマを引っ張りだされてしんどくなったり、また別の時は救われたり…。

 真ん中に挿入されている過去話は、結末が見えてしまって本当に辛くて、また自分の経験とも重なるようで余計にしんどくなりました。
 途中に出てくる名前の無いお店は…美味しそう…でも高そう。私だったら絶対に立ち入れない店だろうなと感じてしまいました。
 最新のsari-sariにレシピが載っていたので作ってみようかなー。

 電子のときは割と唐突に終わった感じがしていたのですが加筆されていてすごく良くなってました。

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