タグ「 読書 」の記事

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愚者のエンドロール (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日: 2002/07/31

 2年F組のビデオ映画上映。
 脚本半ばにして脚本担当が倒れてしまい、誰もエンディングがわからない。
 事件の解決をどう作るべきかを追うという話。

 最後、すべて映画が完成してから、明らかになる真実にぐいぐいと引き込まれました。
 でも、姉は地球の裏側にいるんだよね?でも家に帰ってきてた感じもしてたけど。

クドリャフカの順番 (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 660
発売日: 2008/05/24

 2巻だけ手に入らなかったので、飛ばしてよみました。
 この巻は、語り手も変わり、いろいろな視点からカンヤ祭の雰囲気が描かれているし、同人誌のことや、わらしべ長者のことなど色々な出来事が最後に一つの渦にまとまっていく感じが面白かったです。

 今回はカンヤ祭を舞台にちょっとした事件が起こっていきます。
 部室から一歩も動かずわらしべ長者状態に物々交換をしながら文集を売りつけていくホータローと、様々な文化祭の催しを純粋に楽しむ里志と、真面目一辺倒に文集を売ろうと考えるえる(諦めるの早すぎw)と、漫研で起こった問題に首を突っ込んでしまった摩耶花。

 目的は古典部の文集を少しでも多く売らなければならないという所だと思うのですが、方法はそれぞれで、またそこに『十文字』事件が絡んでいくのが、とてつもなく面白かったです。

氷菓 (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日: 2001/10/31

 アニメの1回目を観て、世界観と雰囲気があまりにも私の好みド直球過ぎて思わず買ってしまいました。
 感想は、ちょっと物足りない感じはしました。
 前半はあまりにもあっさりと(主人公の観察眼で)解決してしまうので、読んでる側にはよくわからないまま主人公が納得して解決されてしまう部分があったりして、そのへんはもうちょっと楽しめたらよかったのになぁ…と思うところはありました。
 でも、主軸になる『氷菓』の解決の部分では感動しました。
 あと、学生運動付近のことが描かれた文章大好きなので、ワクワクしました。当時の運動家の書く文章がなんかリアルー。

 雰囲気がとにかく好きなので、シリーズ全部読もうと思ってます。

 あとで知ったんですが、この著者は『インシテミル』の方だったんですね。映画おもしろかったなぁ。

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

発売元: メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2003/02
売上ランキング: 54487

 なんだか読書ができなくなってきたなと思ったので、ラノベで、図書館ですぐに借りられるやつをと思って、バッカーノを読みました。
 デュラララ大好きで、あっさり読めたんですが、バッカーノは舞台がニューヨークなので、名前が日本じゃないのです。
 そして登場人物多い!!

 そんなわけで、名前がさっぱり覚えられず…。
 というか、フルネームならイメージで捉えられるんですが、そうではないので逆にわからないんですよね。
 なので、アニメ公式サイトの相関図とかとにらめっこしながら読み終わりましたよ。

 スバラシイテンポ感と全体から漂う禁酒法時代のアメリカの雰囲気というがホントに凄くて、よい一冊でした。
 あと2冊借りてるので、続き読むよ。

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これは少女小説だと思う。
美しい文章でエロティック。

著者は80代で、この短編は70代後半くらいに執筆したものなんだとか。
私の世代で言えば、ポップティーンとかのちょっとエッチな雑誌を読んでドキドキした…のと似たような感覚だとおもうんだけど、それが年配者の美しい文章で語られると、とてもドキドキします。

短篇集なので、時間がない時に読むのもオススメ。
しかし、この本を読むと、不思議と鬱になりたくなります。

薬で朦朧としながら読みたい1冊。

傷痕

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,680
発売日: 2012/01/12

 MJが日本人だったら…という感じでした。
 伝説的なアーティストが銀座の廃校になった小学校を改造して暮らしていて、そこには小さい子供がよく招待されてるんだけど、ある日娘らしい子供が一緒に住むようになって、で、そのキング・オブ・ポップがある日突然死んじゃうところからはじまるお話でした。

 MJが亡くなった時もその後も、私はその波に乗れずに映画も見ずにいますが…こんな感じだったりしたのかなぁー…と想像したり。

 本編は、語り手を変えながらの6章ですが、キング・オブ・ポップを訴えた過去のある『復讐』という女性の話と、グルーピーの女性の旦那さんの話が好きだったな…。グルーピーのトマト柄のパンツの謎とか、額を切った傷痕が光るとか、その傷を愛してる旦那とか…。そういうのが気味悪くて良かった。
 復讐のほうは、父親が結局アレなんじゃね?という結論だったけど…。キング・オブ・ポップに陶酔していく母娘と、久々に仕事から家に帰ってみたら、他所の男に家族を奪われた感じがした父とか、そのへんの感じがもやもやでよかったです。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

発売元: アスキーメディアワークス
価格: ¥ 620
発売日: 2011/03/25

 昨年、なんだかすごくいっぱい売れていたらしいのを知り、ジャンルも好きそうだったので購入してみました。
 久々に買って大正解!な本と巡り会った気分です。

 主人公は大学を卒業したあと、内定していた会社が倒産したために無職で、そんな中死んだ祖母の荷物を整理していて、ある本に出会います。
 その本を買ったらしき古書店に査定をしてもらいに出かけるのですが…といった内容。

 古書には本のストーリーだけでなく、それを所有していた人の物語も持っているといった理由で、その本に秘められたちょっとした(?)事件や謎を解決していくお話でした。
 相変わらず、古い有名な文学作品にさっぱり疎い私ですが、そういう知識がなかったとしてもしっかり楽しめました。

 作者の本好きが滲み出てくるところに好感が持てます。

とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)

発売元: メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2004/04

 長い時間をかけましたが、無印とSS、全24冊を読み終わりました。
 1巻を読み始めた時、読みにくくて挫けそうになってなんとか読めました。
 2巻から面白くなってきて、楽しく読んでました。
 10巻くらいまでは一気読みしました。

 その後失速してずいぶんかかってしまいましたが、ようやく読みました。

 後半、あまりの大風呂敷に億劫になってしまっていましたが、最終巻の終わり方は面白かったです。
 新約は読むかどうか…いまちょっと考え中です。

 アニメにしてすごく面白いだろうなぁーと、アニメ化した後のストーリーを読みながら思っていましたが、アニメだけ見たときは全然意味がわかんなかったんだよなぁ。

 そーか、これがメディアミックスというやつか。
 しかし、これだけ巻数があって、進んだ時系列はほんの数カ月なのですね。

“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3) (ファミ通文庫)

発売元: エンターブレイン
価格: ¥ 651
発売日: 2011/12/26

 ロリヤンキー。

 今回のヒロインは若紫こと『紫織子』。
 小学生の女の子でした。

 帯には大きい声で『おまえの犬になってやる』って書いてあって、衝撃的でした。たしかにそういう内容でしたが。
 あと出だし、紫織子のキャラにびっくりしましたが、読んでるうちにいい子なのだなとわかって、読後はほっこりでした。

 式部と密室でエロ本の件は、残念な展開で笑ってしまいました。

お釈迦様もみてる 超難解問題集 (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)

発売元: 集英社
価格: ¥ 500
発売日: 2011/12/01

 近所の書店で棚を眺めていたら、久しぶりに新刊が出ているのを知って手に取った。
 ちょっと前は気づけば新刊が出ているくらいハイペースだったけど、最近はそうでもないっぽい。

 とりあえず『超難解問題集』のタイトルの回答は出てない。
 背景は、『いばらの森』『長き夜の』の頃のユキチ目線。

 正直、ちょっと飽きたなぁと思う部分もあるんだけど、その反面、マリみての後半の方のユキチかなり成長していた感じがしたので、その過程が見たいなと思う部分もあり。

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