ロリータ / ウラジミール・ナボコフ
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- 2009.02.28 Saturday 19:32
若い女性が持っていた新品の白いハンドバッグの中に奇術師がミルクと、糖蜜と、泡立つシャンペンを注ぎ込んだのに…(略)
約1ヶ月、この本の世界に出たり入ったりしていました。
話は大きく2章に分けられており、前半は語り手ハンバートの気持ちの悪い妄想が主に描かれており、後半はハンバートのロリータとの逃避(?)について描かれています。
正直、感想という感想はあまり持てないくらいよくわからない話だなぁ…。という感じなのですが、世間的に思われているいわゆる『ロリコン』のイメージと、この作品のイメージは、思っているのよりだいぶ離れているなと感じました。
後書きの作者の言葉にあるように、私たちが国語の時間で習ったような、
『この作品には作者のどういったメッセージがこめられているのか』
というような問いかけは無駄に等しく、更にエンターテイメントでもない、そんな作品でした。
アメリカの作品だけど、ロシア人の考えは理屈っぽくて難しいなー…と改めてそんな印象が芽生えた作品でした。
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