二十歳の原点序章 / 高野悦子
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- 2009.05.26 Tuesday 19:43
悦子は、栃木県立宇都宮女子高等学校を卒業後、立命館大学文学部史学科日本史専攻に進学する。
そこで最初、部落研に入り活動をする。
その中で、学生運動の波へと飲み込まれていく。
メーデーのデモに参加したり、そういった活動をしながら、派閥に属さない自分の立場を悩み、そうしてその後ワンダーフォーゲル部に入部。山への気持ちを強くする。
1966年11月から1968年12月の日記がここに収められている。
私は、当時の時代背景はさっぽりわからない。
なにしろ、自分が生まれる10年も前のことだ。
ただ、恋愛や生きることを考え、悩む様子は、自分がハタチ前後に悩んでいたことと似たような部分もある。
ところで。悦子さんが今この時代に生きているとしたら…。
この時代に対して、どのような感想を持つのだろう?
もしご存命ならば、61歳のはずだ。
うちの両親と同世代である。
両親は高学歴ではないので、学生運動に関してはかかわりがない。
それでも、何か質問してみたら、得られるものがあるのだろうか?
そんなことを考えながら、1968年の年末の分まで読んだ。
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