Strawberry + Heart | ユーパンStrawberry + Heart | ユーパン

猫と読書とレースにまみれた怠惰な日々。

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ユーパン

ユーパン0.5mg
ユーパンは、ワイパックスのジェネリックで抗不安薬に分類される薬です。
同じ分類の中にはデパス、ソラナックスがあります。
ソラナックスよりは強い薬だそうです。
私は不安になった時などにパカパカとのんで心を落ち着かせています。
逆に、集中しなければいけない場合などに飲むと、ボーっとしてしまい、事故の元になるので注意したほうがいいかもしれません。

概説

気分をリラックスさせるお薬です。不安や緊張感をやわらげたり、寝つきをよくします。

働き

このお薬は、おだやかな作用の心の安定薬です。不安や緊張感をやわらげ、気持ちを落ち着かせます。神経症やうつ病など精神的な不具合にはもちろん、心身症のような体の不調が前面にでる病気にも使われます。心身症は、精神的な要因や自律神経の乱れがもたらす体の不具合です。たとえば、ストレスで血圧が上がったり、胃腸の調子が悪くなったり、心臓がドキドキしたり、また、女性では生理不順を起こしたりします。

実際の処方例としては、不安神経症やパニック障害など各種神経症を中心に、上記のような症状を呈する心身症、うつ病や不眠症、自律神経失調症、更年期障害などに処方されています。さらに、筋肉をほぐす作用があるので、緊張型頭痛や頸椎症、腰痛症、肩こり、けいれん性の病気などに応用されることも多いです。このように、この系統の薬は副作用が少なく安全性が高いこともあり、各診療科でいろいろな病気に幅広く使われています。

薬理

脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化させます。抗不安作用のほか、次のような作用をあわせもちます。
  • 抗不安作用..おだやかな作用で不安や緊張感をやわらげます。
  • 鎮静・催眠作用..興奮状態やイライラをしずめたり、寝つきをよくします。同系の薬で、とくに催眠作用の強いものは睡眠薬として用いられています。
  • 筋緊張緩和作用..筋肉のこわばりや、つっぱりをほぐす作用があります。そのため、がんこな肩こり、腰痛、緊張型頭痛などにも応用されます。
  • 抗けいれん作用..けいれんを予防したり抑えます。

特徴

  • ベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤(マイナートランキライザー)です。抗不安薬とか心身安定剤とも呼ばれます。安全性が高く、耐性や依存も少ないです。
  • 同類薬のなかでは、作用が強いほうです(作用/時間:強/中)。

効能

  • 神経症における不安・緊張・抑うつ。
  • 心身症(自律神経失調症、心臓神経症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ。

用法

通常、成人1日ロラゼパムとして1〜3mg(0.5mg錠:2〜6錠、1mg錠:1〜3錠)を2〜3回に分けて経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

副作用

【重い副作用】
  • 依存..長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
  • 刺激興奮..興奮、もうろう状態、取り乱す、かえって眠れない。(もともと精神障害がある場合などに、まれに出現)
  • 【その他】
  • 眠気、ボーッとする、注意力・集中力低下、頭が重い感じ、頭痛。
  • ふらつき、めまい感、けん怠感、脱力感。
  • 長期連用で効き目が悪くなる。

薬価

ワイパックス錠0.5⇒7.1
ワイパックス錠1.0⇒13
ユーパン錠0.5mg⇒5.5
ユーパン錠1.0mg⇒6.1

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