図書館でアルバイトを始めてすぐの頃、変な夢を見ました。
私は森の中で探し物をしています。広葉樹が青々と茂った森です。私は落ち葉(何故か落ち葉も濃い緑色)に書かれた文字を見ながら目的のものを探しているのです。

私の中では、背の高い書架に囲まれた図書館が森のように見えていたようです。なんかメルヘンだよね。
でも、夢の中の私はそれはもう必死に木の葉をめくって目的のものを探していました。

5年もそんな生活を続けているとすっかり慣れて、そんな夢もそれきり見ていませんけどもね。
図書館の仕事の夢はたまに見るけれども、何故か館のつくりが違っていて、その度に真新しがったり、物凄く古かったりします。

4月の初旬から仕事が休みになって、なんか変だなって思います。森から街に出て落ち着かない感じとでも言うのかな。
そんな時はうちの本部屋の隙間にしゃがみこんで、本の背表紙を眺めたり、適当に手に取ってペラペラすると落ち着きます。何がしかの中毒のようです。
自分の部屋にも本はあるけど、落ち着きはしないんだよなー。

6月になって通常通り働き始めたら、そんな感傷に浸っていられないくらいバタバタになるんだろうなぁ。