少女不十分 (講談社ノベルス)

発売元: 講談社
価格: ¥ 882
発売日: 2011/09/07

 煙に巻かれたような読後感でした。

 出だしは、いつもの理屈っぽいあとがきのような文章が延々と続きます。
 そして小学生との出会い。

 狂った小学生の描写。
 『友達が目の前で事故に遭いバラバラになったのに、まずはゲームをセーブしてから友達に駆け寄る』

 まぁ、諸々あって話は進んでいきます。
 正直、初西尾作品で読むものじゃねぇなぁと…いう感想。

 今まで色々読んできた人なら、読み聞かせの所でちょっと感動できる気がする。

 序盤の学校に行くあたりから拉致されるあたりまでの描写は、戯言シリーズをなんとなく思い出す感じだった。