私の家に猫さんがやってきてそろそろ3週間。生後約3ヶ月です。
体重も700gだったのが1Kgくらいまで増えて、大分大きくなってきて元気でやんちゃざかりです。
でも、今日の午後は私の体調が悪くてずっと寝てたのを変だと思ってか、ずっとそばで寝ていてくれた二匹。
さて、本題ですが私が里親になった際、WEBでの里親募集サイトでの巡り合わせだったのですが、そこでは『完全室内飼い』と『定期的なワクチン接種』と『避妊(去勢)手術』が決まりです。
以前のエントリーで、猫の爪除去手術の話をしました。
やはり、獣医の間では痛いのはほんの少しで爪とぎが出来ないことも決してストレスにはならず、多頭飼いの場合は逆にじゃれあって怪我をさせることがないから良い手段だ。
…という、見解の方もいらっしゃるようですが……。
私は、爪除去手術にはやはり反対です。
じゃれあってる範囲では、大人になれば爪を出すこともなくなります。
爪とぎはやはりストレス解消であると思います。
以上が、生まれた時から猫とともに生活してきた私の見解だからです。
うちの猫も来年の4月くらいには避妊手術を受けることになります。
もうそろそろ、2度目のワクチンを接種する時期です。
ワクチンはともかくとしても、避妊や去勢手術をすることと、爪除去手術は『人間の都合』であることには変わりありません。
でも、爪除去だけ反対する私の気持ちはなんなんだろう?と、時折思うことがあります。
爪除去は欧米では当然の行為だと聞きます。
日本でも一般的になることもあるかもしれません。
痛いのはちょっとだけで、仔猫は痛くても血まみれでも走りまくるという話も聞きます。
…でも、そんなのは全くのウソです。
うちの実家のもみぢさんが、小さい頃に引っかき癖があって、ヤブの獣医さんに連れて行く用事が会ったところ、医師を引っかいたらしく、肉の部分まで切ってしまって血まみれで帰ってきたことがあるのです。
それ以来、その医者には連れて行ってないのですが。
実際、血が止まっても数日は痛そうに歩いていたし、おかげでストレスのはけ口としてかみ癖が付きました。
で、話がそれましたが、避妊・去勢手術と爪除去手術。
変わらないような気がするのに、爪除去は許せない自分の気持ちは何なのだろうと悩みます。
雄は確かに思春期以降、家の中ところかまわず射精…なのかな?をするので大変です。
雌は、雄よりはラクだと聞きます。生理も犬のように血を流しながら歩き回るようなこともないそうですし。
だけどまぁ…婦人病があるのかわかりませんが、子供を産ませるつもりがないのならば、避妊をするほうが長生きするのでしょうかね。
何だかんだいって、許せないのは生涯飼う事ができない、『ファッション感覚』でペットを何十万も出して飼って、野放しにする人達です。
それから、自分の都合(引越しや、小さいうちは可愛かったけど大きくなったら可愛くない等)の理由で簡単に捨てたり、保健所に出したりする行為です(この辺は流行り廃りの多い犬の方が顕著な気もしますが)。
血統書のついた犬猫を飼うことは決して悪いことではない。
だけど、それを、何も考えずに外に野放しにして、はらんでしまったから仔猫を捨てるとか、その仔猫がまたノラとして繁殖行為を繰り返し、病気が蔓延していくとか、そういうことが許せないんです。
誰もが言いますが、ペットはファッション感覚で飼うものではありません。
命や感情を持った、大切な命です。
家族に、たくさんの暖かい空気をもたらしてくれる存在です。
命の重さは、人と変わりないはずなのです。
ペットが飼いたいと思う方。
私は初めて自分で全責任を持って面倒を見るという経験をしています。
下痢をしたら、それだけで心配で、親や貰った方に連絡を取って、結局病院に連れて行って検査とお薬とご飯を頂いてきたり(仔猫の下痢は特に成長の妨げになったり、寄生虫や病気の心配があるのだそうです)。
思っている以上に大変です。
猫の場合、大人になれば1泊2日の旅行の留守くらいは守ることができます。
でも、夏は熱中症の不安もありますので、その辺は考慮して、鍵を預けられる、ペットに理解がある人がいるならばその方にお願いするとか、居ないのであれば、ペットホテルに預けるとか…当然お金はかかります。
更に、血統書のついた動物は、人工的に品種改良を繰り返しているため、長毛種などは特に温度変化に弱く、寿命も雑種よりも短いと聞いたことがあります。
血統書など関係なくペットが飼いたい方はWEBサイトまたは保健所から引き取ってきた、里親募集をしているシェルターという場所がありますので、そういう場所で探すことをオススメします。
犬、猫、里親さがし「いつでも里親募集中」~ペットショップ保健所へ行く前に~
ライフボート友の会
ちなみに、ライフボートのほうでは、幼いながらすでに、避妊・去勢済みだそうです。
雄猫の場合、特に室内飼いの場合は、尿道が未発達なまま去勢してしまうことで、尿道結石を起こすことがあります。
その辺は、早期発見と食事に気をつけることで、簡単に治ります。
排尿の際、おかしいところがないか、よく見てあげてください。
うちの実家のもみぢさんが生後半年で去勢手術をしてしまい、尿道未発達で砂のような結石(普通の猫なら尿とともに排出されてしまうような小さいもの)が溜まり、病院に連れて行くのが遅れたため、危篤にまで陥りました(過去日記2の2001年3月の日記に書いてあります)。
そのようなことが無い様、できれば排便・排尿の際こっそりでも見守っていてください。
以上のこと、他にも色々あるんでしょうが、大切な命だということを理解したうえで家族として受け入れてください。
そして、家の中がメチャメチャになることも、最初から覚悟してください。
想像以上に散らかりますし、家がキズになります。
私も、自分の責任で育てるのは初めてなので、まだまだ色々あるかと思いますが、できるだけ長く生きてもらいたいなと思いながら見守る日々です。
ベネッセの『ねこのきもち』の購読を始めました。
少しずつでも勉強して、無闇に病院に連れて行くとかじゃなく、自己判断がある程度出来るように、少しずつ勉強していきたいと思います。