文通で綴られる人生。なんかすごいものを読んだなぁ。子供の頃、会ったことのない同い年の女の子と文通をしていました。お互いに好きなことを書いたやりとり。ある意味、近所の友人よりも知った気になっていたような気がします。どこの時代で話が終わるのか、途中でわかって、でも、結局ここで終わりなのかな。

先月末から今月にかけてに読んだ本です。
ライト文芸みたいな感じの本はサラッと楽しく読めるんですが、そうでないものは時間を要したり。

先月末からのイベント連チャンで、単行本を持ち歩くのはちょっとなぁと思い、普段はやらないのですが単行本と文庫、並行して読んでました。
うん、意外とできる気がする。でも、ひとつのストーリーを追ってから次に行くのが好きです。

そんな状態で読んでた『ののはな通信』。

すごいのを読んだ気がします。
文通とか、授業中に回す手紙、そして大人になってからはメールで時間が経過、話が進みます。
読んでいると、最後にあれが起こるんだなということはわかっていたけれども、そういうことじゃなくて、いろいろな出来事や出会いによって人が変わっていく様みたいなのを鮮やかに突きつけられた感じがしました。