この前『専門学校という場所がよくわからない』という話を聞いて、そー言われてみれば勉強内容とか質問されることが多いなーと感じる今日この頃です。
昔、短大に言っているバイトの先輩に「国語とかないの?」って訊かれたのが印象的でした。
なーいーでーすーよー♪
私が言っていた専門学校は服飾なので作品を仕上げて提出がメイン。次に資格試験。それから出席日数。という感じでした。
授業は50分+休憩10分で9時~12時が午前授業。
午後は1時から3時の時もあるし、4時までの時もあった。
授業内容は「造形」課題を与えられた服をつくることです。
この授業が8~9割。
他に西洋服装史、色彩学、デザイン画の授業が週に1~2時間ずつちりばめられてます。
だから、1日造形の授業の日は休み時間も何も関係なく作ってましたねぇ…。
課題を全部提出できたら卒業は出来ます(単位とかないです)。
2年間で欠席50日以内(遅刻早退は3回で欠席カウントされる)学校に出れば卒業時に『専門士』の称号が与えられます。
で、2年次の締めで洋裁技術検定の中級を受けます。
これを合格&夏休みの夏期講習を受けてレポート提出していれば、専門学校の準教員の資格がもらえます。
そして希望者はさらに上の勉強が出来る専攻科へ。
3年通って感じましたが、2年じゃ実践には不向きだと思います。
2年と3年って課題の量が倍くらいだし、扱う素材も本皮・レース。リバーシブルコートなど。
課題の締め切りは大体月に1回くらい。
私はこれがヌルイので2学期始まってから授業中に夏休みの課題やったりしてました。
洋服着るのがすきなだけで学校に入っちゃった子なんかは相当苦労してたようです。
私は普通科の高校卒業ですが、生活環境もあって洋裁の知識はそこそこ持ってたので、あとは誤魔化しとカバーと応用でやっつけ仕事でうりゃ~~~~!!!と、怒涛のように課題を仕上げては寝る…という感じでした。ふざけた学生してたなぁ。
そんな感じの場所です>専門学校。
出席日数は計算して欠席日数を2年で45日くらいにしてました。
課題はチョロイので早く終わるとやらなくてもいい課題だされるのがイヤで、余った時間はお昼寝したり、編み物したり、自分の洋服作ったりしてました。
手に職がつけたくて、要領よくこなせる人ならチョロいと思います。
ただ、大学とかと違って月~金授業びっちりだし、授業形態は高校までとあんま変わらなかったです。夏休みも長くない。ふつーでした。
毎日学校に来てても、おしゃべりばっかりで提出してないのがある…と言う人は、卒業後半年の猶予が与えられて、それまでに無事に課題を届けることが出来れば無事に卒業証書をいただけます。
完成しないと、卒業できなかったってことで放校になります。
そんな環境でした。
コツは要領をつかむこと!
家でガリガリ宿題こなしてくる子もいましたが、いざ就職した時に仕事が速くないと使い物にならないので、抜くとこと、きっちり抑えるところがちゃんと判ってて、手早くキレイに仕上げられるひと…っていうのが、この世界では向いていると思います。
就職したあと思ったのは、資格はほんとにオマケでしかなくて、学生時代にどれだけ服を作って、色々な記事に触れてそれぞれの扱いに慣れてるかとか、結局は本人の技術が問われるわけで。
私のお世話になってた会社は、入社して即効即戦力という感じで使ってくれました。
3年間、給料は安かったけど、凄くいい勉強になりました。
至らない点が多すぎてもっと勉強したかったな…っていうのもちょっと本音。
職場は、特殊な所だったせいもあり、学校の延長みたいな場所でした。
学校のこと、私はやる気は無いけど仕事は速いので先生が文句言うにいえない学生だったみたいです。
学校には寝るために行ってました。
だってまいにち4時過ぎまで起きてて、朝7時54分の電車だよ?
学校に着いたらねれる~~~とフラフラ学校行ってました。
そしてバイトは命かけてました(笑)
課題を家に持ち越したのは1年の最初の頃だけで、あとは学校だけでしあげてゆるーく過ごす…ダメな学生でした。
最近は取り掛かるまでがメンドクサイ。
デザイン起こして布買ってくれば結構すぐ取り掛かれるんだけど…。
1 件のトラックバック