狭き門 (新潮文庫)

発売元: 新潮社
価格: ¥ 420
発売日: 1954/03
売上ランキング: 7651
おすすめ度 4.5

 狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は廣く、之より入る者おほし。

 パリ生まれのアンドレ・ジッドが1909年に書かれた小説。
 主人公のジェロームは従妹のアリサに恋心を抱く。
 相思相愛のジェロームとアリサだが、アリサは自己犠牲の精神で主の身元へ向かう…。

 読み始め…なんかよくわからなかったです。
 ジェロームは妙に理屈っぽく、アリサは凄まじい信仰心がなんとなくうっとおしい気がしました。
 だけど、昨日最悪の状態で読んだら、なんとなく共感できる部分もあるような気がしました。

 小説の内容よりも、後ろに書いてあるジッドの生涯の解説が面白かったです。