発売元: 角川書店
価格: ¥ 1,470
発売日: 2013/04/26
崎谷さん初の一般小説。
sari-sariという電子書籍の雑誌で連載していたのですが、好きでずっと読んでました。
崎谷さんといえばBL小説ですが。
私は本当に長年BLジャンルを苦手としていて、そんな私が初めて読んだBL小説が崎谷さんの本。そして作家買いするに至ったわけです。なので他の作家さんのそちらジャンルは殆ど知らないのです。
BL苦手になったのは高校生の時。ものすごいブームになった時期があって、その時私は普通の女の子の恋愛モノとか、そもそも可愛い女の子が好きだったわけなんですが、そういうものを書いていた好きな作家さんや漫画家さんがBL方面にシフトしてしまったこともあり、それ以来私にとってBLは恋敵でした。
さて、トオチカですが。
舞台は鎌倉。ハンドメイドのアクセサリショップを営む主人公里葎子。
里葎子にちょっかいをかけてくるバイヤーの千正。
実は里葎子には過去にトラウマを抱えていて、千正とのやりとりでトラウマを引っ張りだされてしんどくなったり、また別の時は救われたり…。
真ん中に挿入されている過去話は、結末が見えてしまって本当に辛くて、また自分の経験とも重なるようで余計にしんどくなりました。
途中に出てくる名前の無いお店は…美味しそう…でも高そう。私だったら絶対に立ち入れない店だろうなと感じてしまいました。
最新のsari-sariにレシピが載っていたので作ってみようかなー。
電子のときは割と唐突に終わった感じがしていたのですが加筆されていてすごく良くなってました。