タグ「 読書 」の記事

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少女地獄 (角川文庫)

発売元: 角川書店
価格: ¥ 540
発売日: 1976/11
おすすめ度 4.5

 

 ドグマグですっかりトラウマになってしまった私の心が、少しだけ癒されました。
 面白かったです。

 嘘に嘘を重ねて壮大な虚構の世界を作り出している女性、姫草ユリ子。その被害に遭った周囲の人間達と、それであっても、彼女を嫌うことのない不思議さ。
 読んでいる自分自身も、姫草ユリ子のことを最後には嫌いになれないでいることに気づいてびっくりしてしまいました。

 そんな『何んでも無い』と、女車掌の手紙によって語られる『殺人リレー』、それから、ミス黒焦事件という新聞記事からはじまる、『火星の女』の三編構成。

 別に短編を収録された1冊です。

難民探偵

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,680
発売日: 2009/12/11
おすすめ度 3.0

 西尾維新の一般書籍だと知って(買ってから知った)、どんなかなぁと楽しみにしてたのですが、アクが抜けすぎてちょっと残念でした。
 たぶん、わざとかなぁ…。

 推理小説っぽいですが、容疑者が揃う前になんとなくオチが見えてしまったりして。むしろ、時代風刺だったり、世の中に対する皮肉なのかなぁ…とか思えました。

 いつものを期待して読むとちょっとがっかりするかもしれませんが、どうなんだろうなぁ。

マリア様がみてる―私の巣(マイネスト) (コバルト文庫)

発売元: 集英社
価格: ¥ 460
発売日: 2009/12/25

 シリーズ…何冊目なんだろう?わからないけど新刊です。
 今回は、短編だったものを1冊にしたそうで、いつもの薔薇ファミリー主体の話ではなく、山百合に通う普通の生徒目線で、また、その家族を題材にしたストーリーでした。

 主人公の百は、瞳子や乃梨子のクラスメイトで、1年生の頃の話です。
 家族になったひとつ年上の環は実は戸籍上、大叔母にあたるというすげー設定でした。
 理解するまでちょっと苦労した…。

 でも、すごくいい話でした。心が温かくなりました。
 こんないい人ばっかりの大家族だったら、毎日楽しいだろうなぁ。

お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記)

発売元: 東京創元社
価格: ¥ 1,680
発売日: 2009/12/26

 気になった本のページに付箋をぺたぺた貼り付けながら読んでました。
 注訳も飛ばさずに読みつつ、結構じっくりと読みました。

 お…おもしろかった。
 いっぱい本を読まねば!!という気分になります。

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 付箋は、選りすぐりでこんなかんじに。
 読んだ本から付箋をはがすのだー。

“文学少女”見習いの、傷心。 (ファミ通文庫)

発売元: エンターブレイン
価格: ¥ 693
発売日: 2009/12/26
おすすめ度 5.0

 二次創作とは、本来こういうものなのか…。とか、途中寝ぼけながら考えてみたりした。

 遠子先輩のいない、コノハの高校生活。
 ななせのその後。
 読書の数を増して成長をしていく菜乃。

 相変わらず可愛らしい話だなぁと思った。

 そして、瞳の存在。
 早く次巻が代みたいなぁ。。。

 モチーフは、みずうみ(テオドール・シュトルム)と、フランケンシュタイン(メアリー・シェリー)
 どっちも読んだことがないので、読んでみようかなぁ。

 あと、本編の友情(武者小路実篤)に続き、2回目の舞台。
 モチーフに戯曲が結構あるし、筆者はお芝居好きなのかな…?

ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,575
発売日: 2005/09/06
売上ランキング: 91959
おすすめ度 3.0

 すげー本でした。
 足が妊娠していたり。靴を3足履いていく描写もあったり。
 妹がたくさんいるのですが、一番上の妹は老婆だったり。

 17番目の妹が死んだから映画を見に行くとか、その妹が帰ってきたとか。
 もうすっかりわけがわからず、混乱したまま読了。

 なんでもいいけど、このページ数でこの値段は高いですね。
 私は図書館で読みましたが。

 でも、装丁はあえて、昭和初期の頃に出版された本みたいな印刷になっていたりして、オシャレな本でした。
 わたしは、きらいじゃないな。

新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)

発売元: 講談社
価格: ¥ 924
発売日: 2005/03/16
おすすめ度 4.5

 読了。
 内容は語るなとのことですが、あっさり順調に前に進んでいます。
 その後、戦線を共にするツナギとの出会い、戦い。

 そしてついに核になる組織との戦闘。

 3巻では、頭脳戦が展開させられたり、いろいろなことがどんどん畳み掛けてきます。

 早く続きがよみたいけど、連載しているファウストが不定期だから、長く待たなきゃいけなさそうでうずうずします。
 早く先が読みたいです。

 癖があるイメージが強い西尾作品ですが、このシリーズは本線から逸脱していないし、はじめてでも読みやすいと思います。

新本格魔法少女りすか3 (講談社ノベルス)

発売元: 講談社
価格: ¥ 840
発売日: 2007/03/23
おすすめ度 4.5

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

発売元: 講談社
価格: ¥ 924
発売日: 2004/07/17
売上ランキング: 15250
おすすめ度 4.5

 主人公が小学生。
 ヒロインも小学生(でも27歳にもなる)。

 主人公は子供の癖に妙に世間をナメてるというか、自分を過大評価している、大人から見れば『生意気なガキ』。

 ヒロイン、りすかは魔法の国(長崎県)からやってきた魔法使い。
 りすかという名前はたぶん、魔法を使うときにカッターナイフで自分の体を傷つけてその血液を使って…というところでこの名前なんだと思う。

 タイトルのように『魔法少女』のイメージを持っていると、心をボッキリと折られると思う。
 こんな可愛いタイトルだけど、これは西尾維新ワールドで間違いないと思う。

 相変わらず、何のためらいも無く登場人物をメタメタに切り刻んだり、あっさり死んだりということができるのは、この著者以外にはいないのではないか…と思う。
 タイトルが引っかかって、これは読んでないという著者のファンの方は読んだらいいと思う。面白いです。

零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,092
発売日: 2008/03
おすすめ度 4.5

 寝る前に読み始めたはずが、とまらなくなって読了。
 ネコソギラジカルのストーリーの裏で、こんなことが行われていたとは。

 曲識と赤い人との関係がこんなふうにあっただなんて。
 感動…と共にセンチメンタルな気持ちになっちゃったよ。

 シリーズ最終巻にして4部作『零崎人識の人間関係』は来春発売予定だそうで。
 ワクワクしながら待つよ。

零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,260
発売日: 2006/11/08
おすすめ度 4.0

 あとがきによると、前回の人間試験よりも5年ほど前の話。
 戯言シリーズではクビツリハイスクールで登場した面々が登場。

 クビツリ~では登場しなかった紫木一姫の師匠《病蜘蛛》(ジグザグ)こと市井遊馬も登場。
 まだ中学1年生の萩原子荻はすでに策師として暴れ始めていて、でも…子荻ちゃん可哀想…(笑)

 あと、今回の語り手の零崎軋識はまるでいいところが無かった(笑)

 それから、暴君がすげぇ。
 人間椅子って!!

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