Strawberry + Heart | 2008/06/02Strawberry + Heart | 2008/06/02

猫と読書とレースにまみれた怠惰な日々。

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風邪ひきました。

 日曜日にオフ会に行ってきたのですが、後半戦から歌ってると声が裏返るようになってしまい、おかしいなぁと思っていたら、風邪を引いたみたいです。
 いつものように喉付近の風邪です。

 前に処方された咳止めの薬を飲んだりして、どうにか生きてます…。
 食べ物口に入れたら胃もたれするし、頭痛も止まらないしなんだかイヤな感じです。

 そういうしながら本を2冊読了し、次はどれを読もうかなぁと思っています。
 候補の本が3冊あってどれもボリュームがあるので悩みます。

 風邪でお布団DAYが続く予感がするので、読みやすい文庫にしようかな。
 また古い海外の名作でも読むか……。

荒野 / 桜庭一樹

荒野
荒野
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,764
  • 発売日: 2008/05/28
  • 売上ランキング: 231
  • おすすめ度 4.0

 直木賞受賞後1作目のこの『荒野』は3部だけが書き下ろし1,2部はファミ通文庫から先に出版されている文庫に加筆修正したもの…です。

 終わりを迎えて少しほっとしました。
 少女の頃ってこんなだったのかなぁ…と考えさせられる部分や、あぁ、なんだか懐かしいとほわほわさせられたり、そうかと思えば大人の生々しくてぐろぐろしていて、全然キラキラしていない恋愛も描かれていて、あー人間って…ってなんとなく考えさせられてしまった。

 初恋をなんとなく感じた少女が、大人の恋愛や、友人の恋愛と触れながら、あれやこれやと思い悩み、振り回されつつ、でもどこかどっしり構えているようなそんな恋愛小説。

蝶 / 皆川博子

蝶
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2005/12
  • 売上ランキング: 113818
  • おすすめ度 5.0

 短編集です。
 主に10代の少女の目線で描かれた短編がいくつか入っている作品でした。

 半分くらいの作品が、とても印象深く残りました。
 どのお話もなんだか意味深で、考えるところが多い。

 舞台は日本なのにどこか海外の油絵のような感じがします。
 「妙に清らの」と「幻燈」がとても好きです。

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