カテゴリー「 List 」の記事

139件の投稿

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1890ページ
ナイス数:80ナイス

デュラララ!! 外伝!? (電撃文庫)デュラララ!! 外伝!? (電撃文庫)感想
読んだことがあるものもあったんだけど、すべてが少し過去に戻って懐かしい感じのする外伝だった。
読了日:8月21日 著者:成田良悟
言ノ葉ノ使い (ディアプラス文庫)言ノ葉ノ使い (ディアプラス文庫)感想
シリーズ3作目。『世界』と同じ時系列だということで…。あんまりこっちの世界観が表になってしまうと、1作目の二人の世界のほうがパラレルみたいで辛いなと思ったり。今作は主人公がまっすぐなタイプでどうかなぁと思っていたのですが、後半まっすぐだからこその怖さや、額田を助けたいという気持ちひとつで子供のふりをする場面が良かった。過去シリーズの中ではある意味一番怖いひとだなと思う。もうちょっと掘り下げてあったらよかったなとも思うけど。
読了日:8月16日 著者:砂原糖子
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)感想
解説を読みながら私が一生手元に置いておくものはなんだろう?と考えた時に思い当たったのが、祖母の形見の寄木細工のバレッタだった。もう壊れているけど私にとってはお守りみたいなものだ。普段は忘れているそういうものを思い出させてくれる、優しい本です。
読了日:8月16日 著者:谷瑞恵
万能鑑定士Qの謎解き (角川文庫)万能鑑定士Qの謎解き (角川文庫)感想
中国人が多く出入りする職場に務めていた頃、主張が増す度に大声になっていく彼らのやりとりの様子を尻目に日本人の私は日々うんざりしていました。国交の面でもこうした性質の違いが大きいのだろうなと思っているのですが、まさにそういった内容の一冊という感じ。現実もこんなに綺麗にまとまればいいのですが……。杉浦は『作者からネトウヨへの苦言』かなと感じました。現実に対してやや嫌味ったらしい部分があり辟易としますが話は面白かったです。特に途中の『読書の皆様へ』が(笑)。我々はいままで小笠原の記事を読んできたのか!と。
読了日:8月14日 著者:松岡圭祐
薔薇忌 (実業之日本社文庫)薔薇忌 (実業之日本社文庫)感想
小劇場や歌舞伎などの芸を舞台にした幻想小説の短篇集。埃っぽい地下室の壁は全面真っ黒に塗られ、中心に役者が立ち、周囲には色とりどりの花びらが舞っているような…そんな様子が思い浮かぶ作品郡でした。時代が、『過去と現在』ではあるものの、2014年にしてみればどれも過去なので、何時頃のことなんだろうかと想像しながら読むのもまた楽しい。
読了日:8月12日 著者:皆川博子
満願満願感想
「関守」だけ既読。昨年の夏に図書館で小説新潮に掲載されていたものを読んでいてうすら寒くなったのを思い出した。全体的にそういう話が並ぶ短篇集。米澤さんの作品は、気楽に読み始めて半分くらいまで読んだところで、結末の不穏さを感じて怖くなってしまうものが多い。そういう意味で嫌だなと特に思ったのば「柘榴」と「万灯」。読みやすくて内容も好みだったのは表題の「満願」かな。重治は妻に何を見ていたのか。
読了日:8月1日 著者:米澤穂信

読書メーター

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1775ページ
ナイス数:88ナイス

陽だまりの彼女 (新潮文庫)陽だまりの彼女 (新潮文庫)感想
読んでいる途中に突然『鶴の恩返し的な…?』と気付いてしまってからの切なさが半端無かったです。気づけば気付くほど仕草が猫そのもので、何度も読むのを中断して自分の家の猫を眺めたりしました。解説にあったとおり、動物好きにはたまらんラストでした。うちの猫も何回も蘇って一生私のところに来てくれないかなぁ
読了日:7月25日 著者:越谷オサム
陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女 (ファミ通文庫)陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女 (ファミ通文庫)感想
初恋は実らないとよく言うけれど、いつか再開して幸せになって欲しいと願わずにはいられない。そんな作品でした。
読了日:7月18日 著者:野村美月
櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図 (角川文庫)感想
犯人の動機についてはイマイチ釈然としませんが、話は面白かった。秘書は正直ダメだろ(笑)と思ったけどキャラが立ってていい感じ。最後の短編がとても良かったです。これからも気になる。
読了日:7月7日 著者:太田紫織
オーダーは探偵に グラスにたゆたう琥珀色の謎解き (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に グラスにたゆたう琥珀色の謎解き (メディアワークス文庫)感想
前巻まではドSと表記されているものの、ただの暴言じゃないか!とやや辟易としながら読んでいましたが今回はかなり柔らかくなっていて良かったです。ドSとは相手を思いやれてこそだと思うのです。それがてきないなら相手を傷つける暴言でしかない(熱弁。話も最初の植物の話も優しくて良かったしそのあとも、今後の伏線が張られつつ距離も縮まる感じでかなり楽しめました。続きも楽しみです。
読了日:7月4日 著者:近江泉美
特等添乗員αの難事件 IV (角川文庫)特等添乗員αの難事件 IV (角川文庫)感想
舞台はハワイ。絢奈と同じくラテラル・シンキングの持ち主である、無賃乗車常習のミヨンとの対決、と同時に壱条の婚約者を自称する女が登場。壱条のヘタレっぷりにイライラしたけど、絢奈を洗脳者扱いする瑠華がちょっと面白いなと思った。なんでこんなにキカイダー推しなのか疑問だったけど、宣伝ですか。
読了日:7月1日 著者:松岡圭祐
思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)感想
優しい話で救いがあって良かった。最初は最近良くある日常の謎系なのかな思って読みはじめたけど、それだけじゃなくて、少女小説みたいでこんな人生だったらなと思った。シャッター街になった商店街はリアルで、でも実際はこんなに優しくなくて噂話や下世話な話が蔓延っているんだろうからこそ、こんな街があればいいのになと思った。
読了日:7月1日 著者:谷瑞恵

読書メーター

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:835ページ
ナイス数:53ナイス

万能鑑定士Qの短編集II (角川文庫)万能鑑定士Qの短編集II (角川文庫)感想
金券ショップの切手、雨森華蓮出所、父親失踪、家族が連続窃盗犯、ソメイヨシノ、の短篇集。一見関係のなさそうなエピソードが後々意味を持ってくるっていうのが王道なので、エキストラのところはそういう目で見ながら読み進め。短篇集ながら最後は事件が大きくなって終わる。やっぱり面白い。雨森華蓮が小粋な怪盗みたいになっててカッコ良かった。
読了日:6月19日 著者:松岡圭祐
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)感想
面白かった。バスケと吸血鬼と演劇、設定だけでお腹いっぱいになりそうだったけど、本当にすごく良くて読んで良かった。いい雰囲気だけどこれからの展開が気になる。あと、今回の主人公もヒロインもめっちゃ好みです。ただ、舞台本番中のシーンの客席の左・右という表現は『上手・下手』、薄い幕は『紗幕』って書いてあるほうが良かったかなと思った。
読了日:6月17日 著者:野村美月
シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)感想
結局、表紙は一体なんだったんだろう?というのが、2冊読んだ感想です。内容ですが、なんとなくどれも釈然としないけど、こういう作風の作家さんなのかな?3本目のオチは米澤さんの愚者のエンドロールと同じでなんとも。この手法はどのミステリーが最初なのかしら。
読了日:6月8日 著者:倉知淳

読書メーター

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2683ページ
ナイス数:94ナイス

万能鑑定士Qの推理劇II (角川文庫)万能鑑定士Qの推理劇II (角川文庫)感想
今回は古書。それにしても親に振り回される子供は可哀想だな。よい大人に成長してほしいと思ってしまう内容でした。このシリーズ暴力団が絡むことが多いなと思ったり。
読了日:5月24日 著者:松岡圭祐
シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫)感想
声優さん、羽田千歳がなんだか沢城みゆきさんに重なり、境遇が似てるからかなぁなどと読んでたら、ほんとうにそれが元で書かれててびっくりしました。内容はなんとまぁリアル!お金のことに終始しますがほんとうにあるあるなのではないかと思います。でも小気味良くて面白かった。1500も入る芝居とか正直うらやましいけどね!
読了日:5月24日 著者:有川浩
密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿感想
「停電から夜明けまで」は少し毛色が違うので好みではなかったんだけれど、他は面白かったです。この探偵、読めば読むほど癖になる。
読了日:5月22日 著者:北山猛邦
オーダーは探偵に 砂糖とミルクとスプーン一杯の謎解きを (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 砂糖とミルクとスプーン一杯の謎解きを (メディアワークス文庫)感想
甘い透明なやつがサイダー。ほかはソーダかなと思う。前巻よりは面白くなってて楽しめました。
読了日:5月21日 著者:近江泉美
オーダーは探偵に―謎解き薫る喫茶店 (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に―謎解き薫る喫茶店 (メディアワークス文庫)感想
流行りの推理モノっていうよりは、ゴーストハントの劣化版ってほうが合ってるかなぁ。ドSをはき違えた暴言野郎はともかく、主人公の性格との相性が悪過ぎてしんどかった。もうちょっと兄がフォローするとか何かないと、明るそうに見えてウジウジ妄想突っ走りの主人公と、根拠もなく自信家でナルシスト=中二病をこじらせた高校生にしか見えなくて残念というか痛々しい。3巻から面白くなるとかいう噂を耳にしたのでもう少し読んでみようと思う。
読了日:5月19日 著者:近江泉美
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)感想
妖精の学校では、数字の意味に気付いて震えました。他の4編も怖くなったり絶望感を味わったりしました。終の童話だけでなく、全編童話みたいな話が詰まった短編集という感じで、怖くて手元に置いておくのはちょっと躊躇うけどたまに読み返したくなるような1冊です。
読了日:5月12日 著者:北山猛邦
踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)感想
探偵モノとして、そしてキャラモノとして面白かったです。探偵がコミュ障というのがまた面白い。
読了日:5月10日 著者:北山猛邦
“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)感想
丸3年、読み続けてきてよかったと思えたシリーズでした。ずっと愛している人のことを思えるのなら自分の恋はかなわずとも相手が生きてさえいれば幸せじゃないかと私は思えてしまうので、藤乃の気持ちは理解できなかったけれど、帆夏との話はすごく自然でリアルでしかも綺麗だと思えた。挿絵が本当に良くて、夕雨のテニスウェアがめちゃくちゃ可愛いし、是光も最後の方ちゃんと笑えていてドキドキしたし、見開きのアレはアレだし!!いいなぁ、恋愛いいなぁ……
読了日:5月6日 著者:野村美月
万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)感想
短編集。質屋を舞台にあれこれと問題がふりかかる。恋愛模様もやや進展(?)小笠原の過去があきらかになったり恋のライバルが出現したり。また、添乗員の絢奈と協力したりと盛りだくさん。普段の長編より面白かった気さえします。
読了日:5月1日 著者:松岡圭祐

読書メーター

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4405ページ
ナイス数:108ナイス

特等添乗員αの難事件III (角川文庫)特等添乗員αの難事件III (角川文庫)感想
温泉のお湯が抜いてある云々、切ってを貼るときのDNAが云々となーんとなく後々に出てくるエピソードに最初から絡んでるんだなぁと、へんなところで感動。ばーんと回答が出されるところもあるのでびっくりするけど勢いの良さもあってやっぱり面白い
読了日:4月29日 著者:松岡圭祐
特等添乗員αの難事件II (角川文庫)特等添乗員αの難事件II (角川文庫)感想
今回の舞台は香港。お姉さんとの関係、一条家とのあれこれと盛り込まれつつ、やはり前向きで明るくて面白かった。莉子が悪に対して生後で真っ向から勝負するのに対して、こちらは悪で立ち向かう、見え隠れする小悪魔感とおちゃめが可愛らしいです。しかし、財布をスられた件はどうなったのでしょうか。
読了日:4月21日 著者:松岡圭祐
特等添乗員αの難事件I (角川文庫)特等添乗員αの難事件I (角川文庫)感想
あまり良い家庭環境に置かれなかった絢奈だが、明るくてキッパリした性格に好感が持てました。こちらは恋愛模様もあっさりはっきりしていて、気持ち良い。莉子とはまた違う魅力があってこちらのシリーズも楽しみです。タヒチの話はもう少しじっくり読みたかったかも。
読了日:4月19日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)感想
トリック云々でちょっとな…っていうのがひとつあって、上着にナイフを刺しても切れてなかったってやつ。織りの粗い布を貫通するのはわかるけど、裏地とか接着芯の存在はまるっきり無視してるというか、まぁよく考えれば納得できなくもないけどでも無理がある感じはした。いろんな知識も入ってくるし話もすごく面白いのでこういうのに気付いてしまうと普通以上に残念に感じてしまう。話は相変わらず面白かった。添乗員さんが初登場っていうことで、明るくて良いキャラっぽいのでそちらも楽しみ。
読了日:4月17日 著者:松岡圭祐
デュラララ!!SH (電撃文庫)デュラララ!!SH (電撃文庫)感想
世代交代して新シリーズ。どうかなとおもってたけど、静雄とやりあえる人とか、臨也と似たような正反対なような人とかがでてきて案外面白かった。 ただ、今のところ前シリーズに比べて真面目な人が多いかなぁという感じがする。ドタバタがもうちょっと欲しいなぁ。知ってる人も結構出てきそうなので今後も楽しみです。
読了日:4月17日 著者:成田良悟
シュークリーム・パニック ―生チョコレート― (講談社ノベルス)シュークリーム・パニック ―生チョコレート― (講談社ノベルス)感想
表紙が可愛らしいのに、内容はなかなかにヘビーでギャップにびっくりしてしまった。でも、どれもさっくり読めて内容も面白かった。自主制作映画の爽やかさも好きだけど、マトリョーシカの話が一番好きかな。
読了日:4月15日 著者:倉知淳
万能鑑定士Qの事件簿XII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿XII (角川文庫)感想
事件簿としてこれでおしまい。今までで一番大きい相手とか言う割にはそうでもなかったんじゃない? っていう感想。期待値が大きすぎて色々煽られていた分残念な気持ちも大きかった。みたいな。まぁ、今後もちょっとずつ読み進める気持ちです。
読了日:4月10日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)感想
兄弟子との対決。ということでいいのかな。京都を舞台にあちらへこちらへ面白かった。ヘチマ水のところは子供でもわかるトリックでしたが、簡単過ぎて逆に笑っちゃう。アパートのリフォームのくだりが好きでした。祈願文については、次巻の表紙を見る限り……に、なっているのかな?楽しみです。
読了日:4月10日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)感想
Ⅱから続くエピソードから始まり、舞台は3年前、莉子の初めての事件へ。……初めてにしては暴力団絡みだったりと、話が大きすぎるんでは? とややびっくり。しかし10冊読んでも、莉子の性格やらキャラクターなんかはいまだに読めないなぁと読みながら考えています。一貫しないというかなんというか。それはさておき、Ⅱのハイパーインフレのあと大したフォローもないまま日常が戻っていたので、補足の意味もあるんでしょうか? という邪推。最後は総集編的でもあり、ここからの結末につながってゆくのだろうなと感じました。
読了日:4月9日 著者:松岡圭祐
終物語 (下) (講談社BOX)終物語 (下) (講談社BOX)感想
暦物語から続く3日間。終わりだということで大団円ぽいです。出て来て嬉しかった人もいたりして、良かった。ところで、花物語の扇ちゃん(男)については、まだ想像の余地がある感じもしますが、これで終わりなのか、本当の最終巻である次巻で語られるのかは少し気になりました。扇ちゃんの正体については、驚きはなかったですね。まどかマギカのマナー云々を見た時には、読者の立場とか、そういうメタな存在なのかなとか思ったりもしていましたが、それよりもずっとわかりやすくて納得がいった感じです。
読了日:4月7日 著者:西尾維新,VOFAN
和菓子のアン (光文社文庫)和菓子のアン (光文社文庫)感想
ここまで『日常の謎・ミステリー』を綺麗に扱った作品は久々に読みました。最初は主人公の卑屈さがちょっと辛いなと思っていましたが、周囲に認められ、可愛がられる中で印象も変わり、ひと安心。和菓子の知識がギュッと詰め込まれていて大変勉強になりました。あと、和菓子が食べたくなりました。
読了日:4月6日 著者:坂木司
万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)感想
5月に映画になるというエピソード。モナリザがテーマだということなので、また全編パリの話になるのかなぁと想像してたんですが、なるほどねモナリザ展か…という感じ。映画の看板とか、イギリスの公爵一家とか、いろんなエピソードが盛り込まれていて、終盤に行くにつれてワクワクが大きくなっていきました。見る目を鍛えるあれは、最初におかしいなぁと、そうかやっぱりという感じ。どう転ぶかわからないなぁと思いながら読んでいたので、なるほどーと納得。ひまわりと叫びの話は理解するのに時間がかかってしまいました。なるほどね。
読了日:4月3日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの事件簿VIII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VIII (角川文庫)感想
海水を真水にかえる装置を波照間に設置するために12億円、それが詐欺だと思った莉子たちは台湾へ。輸出入の重さ云々は前巻の海水の時にも使われていたのでなんだかデジャヴ。台湾の地名とか言語に戸惑いつつも面白かったです。アンパンマンには笑わせてもらいました(笑)
読了日:4月3日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)感想
女性ファッション誌の第二秘書になった莉子。そこに、金が鉄屑になってしまう事件やら、盗作疑惑、宝石泥棒などが絡み合って最後はひとつに。毎度のことながらさっくり読めるのがいいですね。
読了日:4月2日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの事件簿VI (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VI (角川文庫)感想
小笠原さんが不憫。それにしても、目薬の話、今でも信じてる人いるのかしら。今回はライバル登場。どうやら、シリーズ中にまだ登場する場面があるみたいなので今出てるほうのシリーズまでなんとか追いかけられればいいなと思います。今回は細かいネタが多かった。雑学というよりは手品みたい。
読了日:4月1日 著者:松岡圭祐

読書メーター

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3977ページ
ナイス数:64ナイス

今月も1日100ページ達成。
人が死なないタイプのミステリを読んでばっかりです。

万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)感想
莉子の恩師やら同級生やらが登場。恩師の喜屋武が過保護に莉子を構う姿は、読んでるこっちがやきもきしてしまった(笑)フランスを舞台に、フォアグラ絡みで動物愛護の問題。難しい問題ですが作者的な意見は出さずにいる所に好感を覚えました。卒業式のところがすごく良かった。あと、ラストのルーブルでのエピソードがこの後にあるモナリザの話になってくるのかなと、ワクワクしました。
読了日:3月31日 著者:松岡圭祐
珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
なんだかスッキリとしないモヤモヤした感じが残ります。今回は長編になっていましたが、個人的には前までのように短編の事件が続いて行く方が好きかな。それにしてもあまりにも悲しい。あと、二人の行く末はこのままモヤモヤしている方が面白そうなので、別に無理にくっつかなくてもいいかも。
読了日:3月30日 著者:岡崎琢磨
万能鑑定士Qの事件簿IV (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿IV (角川文庫)感想
読んでて、変な住所だなと思って検索したら存在してなかった。他は実在の場所が多く出てくるのにおかしいなと思ったらそういうことか、と。今回は映画のポスターが題材。冒頭の臨床心理士の注意書きに騙された感がある。一番感心した雑学はニュース原稿のノイズ云々のところでした。ところで、あぶり出しってそんなにすぐ燃えるくらい紙を近づけたらそもそもダメなんじゃないかな…というのだけは突っ込んでおきたい。
読了日:3月27日 著者:松岡圭祐
魔法使いのハーブティー (メディアワークス文庫)魔法使いのハーブティー (メディアワークス文庫)感想
ハーブにつつまれたものすごく優しい話でした。メディアワークス文庫ってこういう話がこっそり紛れている気がする。こちらの気持ちも癒やされて和んだ。
読了日:3月25日 著者:有間カオル
悪夢の棲む家 (下) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)悪夢の棲む家 (下) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
これで終わりなのは残念。明かされていない謎もあるので気になる。とはいえ、ほとんどスッキリ、よい読後感でした。
読了日:3月22日 著者:小野不由美
悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
新装版で出ていなかった続編。語りが一人称から三人称にかわり、出だしが男性だったのでどうかなと思ったら麻衣が出てきたあたりで同じような雰囲気になったなぁと思って読んだ。終わっちゃうのが寂しいなぁと思いながら読んでるんだけど、すごく面白いのでやっぱり下巻もすぐに読んでしまいそうです。我慢できない。
読了日:3月20日 著者:小野不由美
万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)感想
西園寺はやはりあの人にしか思えなくて、これは怒られないのだろうか? と、変な心配をしながら読んでました(笑) 音を題材にしたテーマが面白かった。
読了日:3月16日 著者:松岡圭祐
千里眼 完全版―クラシックシリーズ〈1〉 (角川文庫)千里眼 完全版―クラシックシリーズ〈1〉 (角川文庫)感想
Qシリーズの図書館の予約が回ってこないので寄り道してこちらへ。表紙が苦手なタッチだったので尻込みしたものの、読み始めてみたらあっという間。ページ数の多さは全くと言っていいほど感じなかった。アクション映画かゲームをプレイしているかのような爽快感とともに読み終えた。これからも合間を縫ってシリーズ全制覇していきたい。
読了日:3月14日 著者:松岡圭祐
バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)感想
前巻では明らかにされていなかったキャラクターから見た同じ事件。悪役とされている人が案外いい人だったりして、ぐちゃっと面白かった。ただ、図書館で借りた初版本だったためか、誤字の多さが目についた。意外と以外。味あわせるじゃなくて味わわせる。後で直っているのかな。と、変なところが気になった。
読了日:3月11日 著者:成田良悟
バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)感想
相変わらずの登場人数にてんてこまいになりましたが、どうにか読めた。が、把握しきれておらず、アニメの相関図頼りで読んでたら、全員が載ってるわけじゃないから逆に惑わされたりしつつ。アイザックとミリアのところと、最後の数十ページは純粋に楽しめた。
読了日:3月8日 著者:成田良悟
万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)感想
力士シールと偽札。繋がってくるんだろうなぁと思って読んでた。宝くじの当選番号のところは伝聞だからああなったのか作者が宝くじを買ったことがないのかどっちなんでしょう? ほかは概ね面白かったです。しかしまぁ、リアルな題材なのにこれだけ荒廃した日本を描かれるとフィクションといえども違和感を感じた。ギャグアニメみたいに次回には何事もなかったかのような世の中になっているのか? 話自体は面白かったし、随所にちりばめられている雑学も楽しめた。
読了日:3月3日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)感想
この作者の本自体初めて読みました。力士シールについて話が進むのかと思いきや、莉子の高校時代、舞台はいきな八重山諸島へ飛び、そうかと思えば近未来のハイパーインフレの都内に飛ぶ。翻弄されているうちに1巻が終わってしまった。すぐ2巻を読み始めます。
読了日:3月3日 著者:松岡圭祐
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)感想
三遍収録でした。ストーカーの話と蝶の話の間におばあちゃんの話が入っていてちょうどいいクッションという感じ。結果、鴻上、絵画と話が繋がってて、どの話も面白かった。
読了日:3月2日 著者:太田紫織

読書メーター

1日100ページ目標だったのですが、無事達成出来ました。やったー。

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4406ページ
ナイス数:75ナイス

ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)感想
恋愛の行方はちょっと驚いたけれど、一応いい終わりでよかった。学校のほうはとにかく怖いというよりは、気持ち悪い。噛み合わせが悪いみたいな感じで続くのが辛かった。それにしても麻衣の能力はすごい上がってるなぁ。…悪夢の棲む家も読みたいな。
読了日:2月25日 著者:小野不由美
ゴーストハント6 海からくるもの (幽BOOKS)ゴーストハント6 海からくるもの (幽BOOKS)感想
系図がややこしすぎて、口から何か出そうになった。あと、宗教と歴史の話題が多すぎて大変でした。でも、後半話が動いてくると一気にどばっと読めてしまった。作中で人が死ぬのは初かなぁ?死者の霊は出ても登場人物が死ぬことはないとどこかで思い込んでいたのでちょっとびっくり。さぁあと1冊。
読了日:2月23日 著者:小野不由美
天使のカノン (集英社文庫―コバルトシリーズ)天使のカノン (集英社文庫―コバルトシリーズ)感想
小学生の時はじめて自分で選んで読んだ小説です。今読み返してみると、ふわっとしてて、わたあめみたいで、小説って言うよりポエムみたいだなぁと感じました。そして、同時に小学生だった自分を思い出してなんだか恥ずかしい…
読了日:2月19日 著者:倉本由布
ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)感想
なにかと時代を感じる今巻だった。リンの正体のこととか特に。主人公が学校に行ってない理由は昔の少女モノでよくあったタイプの御都合主義かな…。洋館を舞台にした話でしたが、幽霊的な怖さは感じず、むしろ恐怖したのは執念というか。そこまでして生きたいと思うのはなぜだろう?と疑問に思った。
読了日:2月18日 著者:小野不由美
ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)感想
またもや学校が舞台。…いたなぁ、意地になって生徒に自分の過ちを認められない教師。所詮子供だと見下されているのがわかってしまって、余計に許せなかったなぁ。高校生になってからは逆に生徒がそういう教師を見下してたから諍いは少なかったように思えるけど。そんなことを思い出した今巻でした。自殺した生徒の件はもう少し掘り下げて欲しかったかも。
読了日:2月16日 著者:小野不由美
ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)感想
犯人はわかりやすくかった。最初から怪しいからこそ他の人間かと考えたけどそうじゃなかった。あと、一人の人の呼び方が複数あったりして、そのへんはちょっとわかりにくかったかな。それから、発表から時間が経っていることもあって、時代を感じた。ユリゲラーのこととか、ちょっとピンと来なかったかな。話は相変わらず面白かった。
読了日:2月16日 著者:小野不由美
ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)感想
1巻と比べて怖かったなぁ…。子供の霊がいっぱい…って想像しただけでゾクゾクする。ビスクドールとかそれだけでも怖いので、とにかく恐怖。でも、母親の気持ちとか、見えてくると悲しい。結局富子は居なくなってからどうしていたのかはわからず仕舞いでしたが、いろいろ想像するなー…
読了日:2月13日 著者:小野不由美
ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)感想
昔、ティーンズハートとか大好きで色々読んだけど、恋愛にしか興味がなかったのでこの作品は読んだことがありませんでした。久々の少女小説で痒くなったけど、話は面白いし語り口調は懐かしいしで、夢中になって読んだ。シリーズ通して読もうと決意。
読了日:2月12日 著者:小野不由美
猫舌男爵猫舌男爵感想
どれも感慨深い。というか、どれも高度過ぎて私の稚拙な日本語では言葉にならない。印象深いのは「睡蓮」かなぁ。相関図のページを何度もめくりながら読んだ。腹立たしいと同時に画家とはこういうものなんだろうかと虚しい気持ちにもなった。「太陽馬」の中に唐突に出てくるストーリーに惑わされた。
読了日:2月10日 著者:皆川博子
珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)感想
恋愛成分多め。でも、なんだか恋愛にリアリティがなくてそこは残念だなと思ってしまいました。謎解きなら恋愛に絡めなくても面白いはずだし。前巻の猫の話とか好きでした。付き合う云々のところは美星の台詞に惑わされ信じてしまった。ぐぬぬ。
読了日:2月7日 著者:岡崎琢磨
珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
書店で平積みされているのを何度も見ていながら、手が出せずにいました。最近はこの手のミステリーが多く、判断しかねるからです。が、読んでみたところ好きなタイプで当たりでした。日常の謎を、淡々と続けて、恋愛も煮え切らないまま終わるのかなと思っていたので、後半の展開はちょっとびっくりしました。平和に読みすぎてちょっとした叙述トリックに引っかかって悔しい!
読了日:2月6日 著者:岡崎琢磨
終物語 中 (講談社BOX)終物語 中 (講談社BOX)感想
あららぎくんと戦場ヶ原さんの電話のシーンは是非声で聞きたいと思った。上巻と比べて今回は遊びが多い中で話が進行して行く感じで、シリーズとしてはこっちが正解かもと思いつつも、謎解き多めの前巻のほうが好み。会話シーンは、駿河相手だとやや退屈に感じてしまい、八九寺Pの不在が悔やまれる。
読了日:2月5日 著者:西尾維新

読書メーター

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1961ページ
ナイス数:56ナイス

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)感想
恋愛に関してヤキモキさせられた今巻だったけれど、大輔さん男前だな…。相変わらずこのシリーズ内に登場する本は1冊も読んだことがないのですが、それでも楽しめます。内容よりも稀覯本やらに関しての知識が多かったりするので手が出せないっていうのもありますが。1巻の最後に捕まったあいつが仮出所でまた話がきな臭い感じ…。次巻も楽しみです。
読了日:1月30日 著者:三上延
デュラララ!!×13 (電撃文庫)デュラララ!!×13 (電撃文庫)感想
挿絵がなかったのは、わざとなのかページ的に入らなかったのか、それとも夜桜のほうで忙しかったからなのか。個人的にはイラストで見たい場面がいくつかあったのでそこはちょい残念。なにはともあれ大団円てことで良かったと思います。
読了日:1月22日 著者:成田良悟
あでやかな愁情 (幻冬舎ルチル文庫)あでやかな愁情 (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:1月21日 著者:崎谷はるひ
りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)感想
同じ話が言葉を違えて何度も続くので面白さは薄い。けれど、言葉が違うだけでその人の人間性とかキャラクターや時には性別さえも違ってくる感じがして、そういう発見があったところは面白かった。あと、挿絵を大勢の方が書かれているんだけど、同じストーリーに大して描かれるイラストなのに様々で個性あふれる感じな部分も面白いなと感じた。
読了日:1月12日 著者:西尾維新
竹田くんの恋人―ワールズエンド・フェアリーテイル (角川スニーカー文庫)竹田くんの恋人―ワールズエンド・フェアリーテイル (角川スニーカー文庫)感想
携帯ゲームが題材だが、どうやらi-modeのものらしくて、さすがに10年以上前の作品だと古い感じは出るよなぁと思いつつ、でも例えば水菜が林太郎とくっついて大家みたいになってたとして、現代、スマホでリメイクされた少女たちがこちらの世界にやってきたら……また新しい話が出来そうだよな。とか。閑話休題、桜庭さんの近年の作品と比べるとビックリするけどゲームのシナリオライターをやってたことを思うとなるほどなぁと思える作品でした。
読了日:1月12日 著者:桜庭一樹
“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9) (ファミ通文庫)“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9) (ファミ通文庫)感想
ようやく是光の最愛も決まり、最後にすごい展開もして、次巻でおしまいのようです。とんでもない人がすごい怖くて、でも驚き半分納得半分。
読了日:1月6日 著者:野村美月

読書メーター

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1446ページ
ナイス数:20ナイス

GOSICK RED (単行本)GOSICK RED (単行本)感想
場所はNYに移しつつもまだヴィクトリカと一弥はややヨーロッパの臭がするような感じがした。謎解きは相変わらず難しいものではないですが、なんというか独特の魅力がある作品。是非、武田日向さんの挿絵入りで読みたかったが、どうやら活動休止されているみたいで残念だなぁ。
読了日:12月28日 著者:桜庭一樹
その指さえも (幻冬舎ルチル文庫)その指さえも (幻冬舎ルチル文庫)感想
概ね平和なお話だった。過去作品だということもあってか、最初ちょっと読みにくいというか内容が浮かびにくいなぁとおもっていたけれど、徐々に問題なくなった。後のミルククラウンやブルーサウンドを彷彿とさせるような雰囲気もあり、結構良かった。関連シリーズも読んでみなければ。
読了日:12月23日 著者:崎谷はるひ
君の歌は僕の歌―Girl’s guard (ファミ通文庫)君の歌は僕の歌―Girl’s guard (ファミ通文庫)感想
面白かった。主人公が女の子の作品がこんなに初期からあったんだ。話は軽くてあっさり。ヤスダスズヒトのイラストもポップで良い。ただ、各章の吹き出しのデザインを見てると、なんだか別の人の作品を読んでるような気がしちゃって、最初ちょっと変な違和感があった。普通にかんがえたらこっちの方が古いのはわかるのにねえ。
読了日:12月7日 著者:桜庭一樹
お釈迦様もみてる 蛍のヒカル (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)お釈迦様もみてる 蛍のヒカル (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)感想
これで一区切りかな?卒業式の下りは結構いいなと思いました。ある程度惰性ではあるけれども読み続けてきてよかったかな。柏木卒業後の祐麒の成長した姿は以前ちょっと出てきたことがあったけれど、そのへんのシーンが面白かったから花寺視点で読めたら面白いなと思うけど。
読了日:12月6日 著者:今野緒雪
獅子たちはノアの方舟で―B‐EDGE AGE (富士見ミステリー文庫)獅子たちはノアの方舟で―B‐EDGE AGE (富士見ミステリー文庫)感想
前巻よりも、解決に向けてのドキドキ感が大分増してた。ただ、ビデオのトリックはすぐにわかっちゃったけど。正直、かなり面白くなっていたので、ここで終わってしまっているのが残念だなと感じた。そして、この作品があったからこそ、GOSICKシリーズがあるのだということも強く感じることが出来た。
読了日:12月5日 著者:桜庭一樹

読書メーター

2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:897ページ
ナイス数:11ナイス

あでやかな愁情 (幻冬舎ルチル文庫)あでやかな愁情 (幻冬舎ルチル文庫)感想
読み終わりました。産後鬱、ネグレクト、DV…。非常に難しいテーマだと思います。私は重い鬱を患っていたことがあるから、人格が変わるということがわかります。が、そうじゃない人からすると理解することは難しいんじゃないかと感じました。他には、前巻で慈英が、怪我をする臣を怖いと言って、それを理解できていなかった臣が、逆の立場になることでようやく理解できたのではないかと感じました。情報過多ではあったけれど、取り敢えず一区切り、良かったです。あとは、CDで是非、聞きたいです。
読了日:11月28日 著者:崎谷はるひ
獅子たちはアリスの庭で―B‐EDGE AGE (富士見ミステリー文庫)獅子たちはアリスの庭で―B‐EDGE AGE (富士見ミステリー文庫)感想
新装版が出ることはなさそうなので(読書日記か何かでそう読んだ)古書で購入。まぁ、逆転裁判的な小説でした。近年の桜庭さんの少女の描写はないけれど、GOSICK1巻を読んだ時に似た感じはあった。でも、イケメン嫌い(?)な桜庭さんがイケメン書いてる!!っていうのがいちばんの驚きかも。言われてるような腐の要素はほぼ感じなかった。強いて言うならあとがき…?
読了日:11月27日 著者:桜庭一樹
恋はドーナツの穴のように (ディアプラス文庫)恋はドーナツの穴のように (ディアプラス文庫)感想
年下攻は好きだけど、攻がちょっと子供すぎてむー…と思った。砂原さんの作品はダークなもののほうが好きかなぁ。鉛筆削りはちょっと気になった。あとドーナツ食べたくなった。
読了日:11月21日 著者:砂原糖子
恋紅 (新潮文庫)恋紅 (新潮文庫)感想
遊女屋の娘「ゆう」の前半生を描いた作品。時代背景が最初とっつきにくかったが、読んでいくうちにどんどんのめりこんだ。いつの時代も母とぶつかる娘というのはあり、そして自分で決断しておとなになってゆく。花魁や役者と、ぱっと見華やかな舞台でありながら裏の世界を描き、さらにソメイヨシノの淡い桃色を思い浮かべる…美しい作品でした。
読了日:11月10日 著者:皆川博子
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