3月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2775
ナイス数:301
ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~ (メディアワークス文庫)の感想
古書店の息子が亡くなってその本を孫に相続させたくない祖父と、相続させたい元嫁。今回のメインキャラである古書店の孫の恭一郎が古本市の手伝いのバイトをする中で遭遇するトラブル(ゴジラのパンフレット)(樋口一葉)(ドグラマグラ)……。全て読み終わって、智恵子の恐ろしさと、恭一郎の母の病的なまでの思いを知る。バカだなぁ…子供は親の所有物じゃないのに。といった感想。それにしても事態を混乱する方へ運ぶ智恵子に関しては腹立たしいな。あ、あと、扉子めっちゃ成長してて驚いた。
読了日:03月31日 著者:三上 延
正欲の感想
しんどかった。現実の会話と別の会話が入り混じっててすごく読みにくい。自分の性癖を言えない人達が言えないばかりに塞ぎ込んで事態が大きくなっていく感じがすごく嫌な感じ。『こうなる』ように書かれたっていう作者の意地悪さが文章から湧き上がってくるようで、好きになれない。自分自身は他人に興味が無いので他人がどんな性癖でも別になんとも思わない。自分に危害がなければ関係ないので……。二人が結婚した時点でそういう動画をネットに上げて匿名でもカミングアウトしてたらこんな面倒なことにならなかったのになぁと思った。
読了日:03月30日 著者:朝井 リョウ
これは経費で落ちません! 9 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)の感想
三十歳という年齢もあって、少しずつ血痕の足音が聞こえてくる。合併したその後のバタバタも少し落ち着いてきて、新たに加わった社員たちのトラブルもチラホラ出てくる。鎌本だけはどれだけ読んでも好きになれないうえに、現実でもこういう人たまにいるよね。税務調査の結果は次巻かな?
読了日:03月23日 著者:青木 祐子,uki
京都寺町三条のホームズ(0)-旅のはじまり (双葉文庫)の感想
初期のころのエピソード&京都案内本。そういえばこんな初々しい感じだったんだなぁと読んだ。
読了日:03月19日 著者:望月 麻衣
同志少女よ、敵を撃ての感想
ようやく読了。序盤の訓練の章は青春を感じさせ、読みながら高揚した。読み進めるうちに戦争の奥深くに踏み込んでいく感覚と次々と死んでいく敵味方にいっそ何も感じないまま戦争の歴史をただ追うように読み進めた。途中、別の兵士の視点に移る際、1行の間だけで変化するのが読みにくいように感じた。この作品の舞台と今の世界情勢の中心舞台は非常に近く似通っていて、地名を目にしただけですんなり地図が頭に浮かぶのは果たして良いことなのかと現実が頭にちらつきながら、読んだ。
読了日:03月18日 著者:逢坂 冬馬
こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本の感想
子供向けに出されているが、前提として世界史の知識が必要な部分もあり、子供が読むのにはちょっと難しいのかもしれないなといった印象。学校の授業を不真面目に過ごした私としてはとても読みやすく勉強になりました。右ページの『考えてみよう』がなかなか難しい。こういう題材はいわゆる『道徳』で習うような綺麗事だけで済ませてはいけない問題で安易に答えを出すことも躊躇われるような問いかけもあった。
読了日:03月16日 著者:バウンド
珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
アオヤマさんの出てこない本作。いつもと雰囲気が違いました。ビブリオバトルに関しては、妙に描写が細かいなと思ったら実話込みの話だと最後に聞いて、どうりでなぁという感想。各話の間に入っている短短編が好き。
読了日:03月09日 著者:岡崎 琢磨
ルポ路上生活の感想
案外食べるものには困ってないんだなというのが驚き。以前はもっと近所にもたくさんいて、近くの河川敷にも家があったけど、河川敷の工事やらでいつの間にかいなくなったなぁ…。
読了日:03月05日 著者:國友 公司
全裸刑事チャーリーの感想
これは酷いとしか(笑)
想像以上の下ネタギャグ(寒め)の分量におなかいっぱいです。
読了日:03月05日 著者:七尾 与史
月曜日の抹茶カフェの感想
猫からの古本屋店主あたりの話が好き。
人間が手に持ってるかまぼこ板みたいなやつ、猫からしたらそんな感じなのかなぁ。
三角州でヒエラルキーの向きが変わるところは、こちらの目も覚める感じ。
読了日:03月03日 著者:青山 美智子
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