カテゴリー「 List 」の記事

139件の投稿

3月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2775
ナイス数:301

ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~ (メディアワークス文庫)感想
古書店の息子が亡くなってその本を孫に相続させたくない祖父と、相続させたい元嫁。今回のメインキャラである古書店の孫の恭一郎が古本市の手伝いのバイトをする中で遭遇するトラブル(ゴジラのパンフレット)(樋口一葉)(ドグラマグラ)……。全て読み終わって、智恵子の恐ろしさと、恭一郎の母の病的なまでの思いを知る。バカだなぁ…子供は親の所有物じゃないのに。といった感想。それにしても事態を混乱する方へ運ぶ智恵子に関しては腹立たしいな。あ、あと、扉子めっちゃ成長してて驚いた。
読了日:03月31日 著者:三上 延
正欲正欲感想
しんどかった。現実の会話と別の会話が入り混じっててすごく読みにくい。自分の性癖を言えない人達が言えないばかりに塞ぎ込んで事態が大きくなっていく感じがすごく嫌な感じ。『こうなる』ように書かれたっていう作者の意地悪さが文章から湧き上がってくるようで、好きになれない。自分自身は他人に興味が無いので他人がどんな性癖でも別になんとも思わない。自分に危害がなければ関係ないので……。二人が結婚した時点でそういう動画をネットに上げて匿名でもカミングアウトしてたらこんな面倒なことにならなかったのになぁと思った。
読了日:03月30日 著者:朝井 リョウ
これは経費で落ちません! 9 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 9 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
三十歳という年齢もあって、少しずつ血痕の足音が聞こえてくる。合併したその後のバタバタも少し落ち着いてきて、新たに加わった社員たちのトラブルもチラホラ出てくる。鎌本だけはどれだけ読んでも好きになれないうえに、現実でもこういう人たまにいるよね。税務調査の結果は次巻かな?
読了日:03月23日 著者:青木 祐子,uki
京都寺町三条のホームズ(0)-旅のはじまり (双葉文庫)京都寺町三条のホームズ(0)-旅のはじまり (双葉文庫)感想
初期のころのエピソード&京都案内本。そういえばこんな初々しい感じだったんだなぁと読んだ。
読了日:03月19日 著者:望月 麻衣
同志少女よ、敵を撃て同志少女よ、敵を撃て感想
ようやく読了。序盤の訓練の章は青春を感じさせ、読みながら高揚した。読み進めるうちに戦争の奥深くに踏み込んでいく感覚と次々と死んでいく敵味方にいっそ何も感じないまま戦争の歴史をただ追うように読み進めた。途中、別の兵士の視点に移る際、1行の間だけで変化するのが読みにくいように感じた。この作品の舞台と今の世界情勢の中心舞台は非常に近く似通っていて、地名を目にしただけですんなり地図が頭に浮かぶのは果たして良いことなのかと現実が頭にちらつきながら、読んだ。
読了日:03月18日 著者:逢坂 冬馬
こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本感想
子供向けに出されているが、前提として世界史の知識が必要な部分もあり、子供が読むのにはちょっと難しいのかもしれないなといった印象。学校の授業を不真面目に過ごした私としてはとても読みやすく勉強になりました。右ページの『考えてみよう』がなかなか難しい。こういう題材はいわゆる『道徳』で習うような綺麗事だけで済ませてはいけない問題で安易に答えを出すことも躊躇われるような問いかけもあった。
読了日:03月16日 著者:バウンド
珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
アオヤマさんの出てこない本作。いつもと雰囲気が違いました。ビブリオバトルに関しては、妙に描写が細かいなと思ったら実話込みの話だと最後に聞いて、どうりでなぁという感想。各話の間に入っている短短編が好き。
読了日:03月09日 著者:岡崎 琢磨
ルポ路上生活ルポ路上生活感想
案外食べるものには困ってないんだなというのが驚き。以前はもっと近所にもたくさんいて、近くの河川敷にも家があったけど、河川敷の工事やらでいつの間にかいなくなったなぁ…。
読了日:03月05日 著者:國友 公司
全裸刑事チャーリー全裸刑事チャーリー感想
これは酷いとしか(笑)
想像以上の下ネタギャグ(寒め)の分量におなかいっぱいです。
読了日:03月05日 著者:七尾 与史
月曜日の抹茶カフェ月曜日の抹茶カフェ感想
猫からの古本屋店主あたりの話が好き。
人間が手に持ってるかまぼこ板みたいなやつ、猫からしたらそんな感じなのかなぁ。
三角州でヒエラルキーの向きが変わるところは、こちらの目も覚める感じ。
読了日:03月03日 著者:青山 美智子

読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2665
ナイス数:168

放課後レシピで謎解きを うつむきがちな探偵と駆け抜ける少女の秘密 (集英社文庫)放課後レシピで謎解きを うつむきがちな探偵と駆け抜ける少女の秘密 (集英社文庫)感想
個性や障害、それぞれの性格とか家庭の事情とか、バラバラな境遇の人達が少しずつ仲良くなっていく様がとても良かった。相変わらず料理の謎を化学で解決していくのも読んでいて楽しい。前作が大好きでいつか続編が出たら良いなと思ってたのでそれが叶ったのもめちゃくちゃ嬉しい。
読了日:02月24日 著者:友井 羊
六人の嘘つきな大学生六人の嘘つきな大学生感想
企業の最終選考に残った6人の和やかな様子から、選考方法の変更、そして謎の暴露をきっかけに殺伐とした雰囲気になっていくところが興味深かった。さぁ犯人は?といったところで次章。それぞれ良い印象から合間に挟まれるインタビューで印象が最悪になったところで、語り部が変わって調査。最後にはまた違った印象が見えてくる。どのひとも流石にエリートなだけあって、酷く転落した人も居なくてよかった。それにしても人間って一面だけじゃ測れないから、安易に良い悪いを判断するのは良くないなと改めて感じた。
読了日:02月22日 著者:浅倉 秋成
虚構推理 逆襲と敗北の日虚構推理 逆襲と敗北の日感想
キリンの亡霊の事件解決の裏での六花の思惑、それと九郎の考えがあって、なるほどなぁと読んだ。ところで、柊という人物は、そんなにも魅力的な人物だったんだろうか。それともそれもまた呪いのようなものだったのか。
読了日:02月18日 著者:城平 京
砂嵐に星屑砂嵐に星屑感想
大阪のテレビ局を舞台にした連作短編。各章の登場人物たちの抱えてるちょっと後ろ暗いものがちょこちょことこちらの胸にも刺さる。震災の話題がわりと多い。結花と由朗の関係がちょっと好き。
読了日:02月14日 著者:一穂 ミチ
赤と青とエスキース赤と青とエスキース感想
極上の恋愛小説だった。2章を読み始めたときは「エスキース」を中心にした短編集なのかなと思っていた。「赤鬼と青鬼」の最後でひっくり返されて、最終章を読みはじめてようやく本名が出てくる。そういえばどうしてあの絵が日本の喫茶店にあるのかなとかそういう疑問が一気に解消される。無期延期になった二人の関係はこれからも続いていくのだなぁ。よき本でした。
読了日:02月10日 著者:青山 美智子
死物語 下 (講談社BOX)死物語 下 (講談社BOX)感想
上巻よりはまだ読めたかなぁ。とはいえ、ネクストシーズンからこっちは、時系列もイマイチよくわからないし、ハマる要素がないまま今に至る感じ。終物語までは時系列をカレンダーにしたりして結構楽しめたんだけど、これは私が変わってしまって楽しめなくなってしまったのかもしれないなぁ。
読了日:02月08日 著者:西尾 維新
少女を埋める少女を埋める感想
田舎に実家がある身としては、件の騒動については作者の気持ちが痛いほど伝わるようで、Twitterで眺めてたあの夏に、作者批判を繰り返す書評家側の人の書き込みを見て、私には絶対にわからない理論で生きてる人たちなのだなぁと感じたことを思い出す。純文学とか文壇とか書評とかめんどくせぇな。私は読書は娯楽でしかないやという思いを強くした。ところで『明らかに嘘とわかる事象(P137)』ってなんだろう?名前のことかな?冬子と作者が赤と青の線で重なって立体映像みたいで変な感じがした。
読了日:02月06日 著者:桜庭 一樹
パラソルでパラシュートパラソルでパラシュート感想
美雨のこと、最初は掴みどころがなくて現実にいたら絶対に仲良くはならないタイプだと思って読み進めていくと、琴線に触れる言葉が次々と飛び出してくる。共感と痛みを伴って、でも暗くならずにバカみたいに、お先真っ暗かもしれないのに、真っ暗に向かって笑って飛び出していく感じ。すき。
読了日:02月04日 著者:一穂 ミチ
死物語 上 (講談社BOX)死物語 上 (講談社BOX)感想
一冊まるごとコロナウィルスに関することが書かれてて、現実でも毎日のように耳にするのにフィクションでまで結構ですーという派閥のため、なんとも楽しめず…の一冊でした。
読了日:02月02日 著者:西尾 維新

読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2810
ナイス数:227

兇人邸の殺人兇人邸の殺人感想
今回は原点回帰に近いのかなという気がした。2作目は比較的普通のミステリという印象だったけど今回はモンスターが暴れる屋敷内に閉じ込められた御一行。比留子は閉じ込められて安楽椅子探偵状態。夜になったら襲われるかもしれないドキドキとそれの他に殺人犯がいる疑心暗鬼感が楽しかった。
読了日:01月30日 著者:今村 昌弘
黒牢城黒牢城感想
発売すぐに購入していてようやく読んだ。歴史に詳しくなくても読めるとのことで読み始めたけど言葉遣いの違いなどには苦労した。途中から戦国武将年表のサイトを横に置いて読んでました。戦国時代を使ったミステリというくらいの気持ちで読み始めたけど、読了後はなかなかに考えさせられる。生きるって大変ね。
読了日:01月27日 著者:米澤 穂信
ぼくは恋をしらない (幻冬舎ルチル文庫)ぼくは恋をしらない (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:01月24日 著者:崎谷はるひ
硝子の塔の殺人硝子の塔の殺人感想
最初の犯行がテトロドトキシンだったので、黒執事の「ファントムハイヴ邸連続殺人事件」のように仮死状態から生き返って活動してるのかなと思って読んでいた。外れてたけど生きてるのは当たってた。月夜の身体が結構大きそうだったので、冬樹大介=月夜の線も考えつつ読んでたけどそのへんは深読みしすぎだったのかな。途中から度々『硝子館の殺人』という言葉が出てきてその度に妙に恥ずかしい気持ちになってたんだけど、それも内容のうちでした。…ところで、館シリーズ未読でこの本読んだら楽しめるのかな?
読了日:01月17日 著者:知念 実希人
灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎 (ハルキ文庫 く 8-1)灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎 (ハルキ文庫 く 8-1)感想
またとんでもないイヤミスだったらどうしようかと恐る恐る読んだのだけど、恐れていたのとは違い、普通に刑事モノの小説として楽しめたのでひと安心。でも、親族の間のギスギスはてんこ盛りでそこはさすが!!としか言いようがない感じでした。
読了日:01月14日 著者:櫛木 理宇
きみはポラリス (新潮文庫)きみはポラリス (新潮文庫)感想
様々な愛のかたちの短編集。唐突に青森に行く話は前にエッセイで読んだことが重なった。ペーパークラフトは、いつから関係がはじまってたのやら。
読了日:01月12日 著者:三浦 しをん
明るい夜に出かけて (新潮文庫)明るい夜に出かけて (新潮文庫)感想
深夜ラジオに人生かけてる感じは、めちゃくちゃ共感。私もラジオが好きで、radiko聴きながらTLみてたら、TLでネタバレ食らうのが嫌でラジオを購入したタイプの人間なので…。この作品の頃は今よりももっと日本的なネットサービスが盛んで、ニコ生もアメーバピグも盛り上がってたなぁ。今みたいに収益がいちばんではなくて趣味でやってる感じや遊びの要素が強かったりして、面白い時代だったなぁと感じる。
読了日:01月05日 著者:佐藤 多佳子

読書メーター

2021年の読書メーター
読んだ本の数:105冊
読んだページ数:35539ページ
ナイス数:1945ナイス

★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/8246/summary/yearly/2021


12月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2600
ナイス数:141

派遣社員あすみの家計簿 (2) (小学館文庫 C あ 5-2 キャラブン!)派遣社員あすみの家計簿 (2) (小学館文庫 C あ 5-2 キャラブン!)感想
前巻よりもだいぶしっかりしてた。彼氏にも流されず言いなりにならず自分を貫く姿もうつくしい。それにしてもすごい行動力だなー。見習わなきゃと思う。お金の件は他人事と思えず、私も無駄遣いしないように気をつけなければ。
読了日:12月31日 著者:青木 祐子
イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)感想
A面はこう言ったら何だけど、ひたすら退屈で…というのも、こういうなにも起きない男女の恋愛ものを読むのが何より苦痛なので辛かった。B面に入って、酒癖が悪いあたりで「おや、なんか変だな」と思いながら読んでたんだけど、全部読み終わってから脳内で反芻してみると、マユの怖いところが引き立ちますね。あれだけデートの主導権握ってて男を言いなりにできる女が恋愛経験ないわけないw 80年代の背景を全く知らないで読んだらもっと完全に騙されたかもなぁ。
読了日:12月29日 著者:乾 くるみ
ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる (角川ホラー文庫)感想
冬型の天気の最中に読んだので、まるで現在進行系のことのようで臨場感があった。今巻はかわいそうな子どもがたくさん出てきたな……。それと四谷怪談はお岩さんのあたりのことを簡単にしか知らなかったのでとても勉強になった。

読了日:12月27日 著者:櫛木 理宇
バスクル新宿バスクル新宿感想
長距離バスを利用する乗客の連作短編集。毎回出てくる子供が印象的。様々な人が出入りするバスターミナルを舞台にそれぞれの問題は進行し解決する。深夜にはしるバスの雰囲気も相まって、ほんわかした雰囲気で、人と人の繋がりがいいものだなと思える作品でした。
読了日:12月24日 著者:大崎 梢
逝ってしまった君へ逝ってしまった君へ感想
自分は、鬱をほぼ寛解している身なので、彼の立場で手紙を読む部分もあった。遺されたほうはこんな気持ちになるのかと、そんなふうに読んだ。読んでから、考えれば考えるほど色々な思いばかりが頭を巡って結論が出ない。遺された人はすべて抱えて未来に進むしかないのだな。
読了日:12月18日 著者:あさの ますみ
推理大戦推理大戦感想
面白かった。特に前半の各人紹介のところ。アメリカ代表の、まるで翻訳小説を読んでるかのような独得の癖の強さとかはたまらなく好み。一番最後のオチは、「は?」と思って少し読み返してみたけど、違和感はあれど気づかないよなぁって感じ。ところで手帳は本人のところに戻ったのでしょうか。思わせぶりに利用されてた割にそのへんの描写が無くてもやっとした。
読了日:12月17日 著者:似鳥 鶏
科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
今回はガラッと雰囲気が変わって大学がメインの舞台に。
前巻までより読みやすくなったかなという印象。第二部的な感じなのかなと思いつつ読んだ。全体的にそんなに重苦しくない、殺人ではない事件の調査で、気軽に読んでいたら最後だけヘビーだった。
読了日:12月09日 著者:喜多 喜久
菓子屋横丁月光荘 丸窓 (ハルキ文庫)菓子屋横丁月光荘 丸窓 (ハルキ文庫)感想
「白い夢」を読みながら、蚕のことを考えてた。真っ白でサラサラで、小屋は常に小雨が降っているような音が響いていて。でも羽化する前に生きたまま熱湯に浸けられてしまう。川越の歴史や建築物や、色々な古いものを感じながら、私は私で自分の過去に帰るような不思議な感覚。それにしても、守人は色々と器用だな。
読了日:12月04日 著者:ほしお さなえ
虚構推理短編集 岩永琴子の純真 (講談社タイガ)虚構推理短編集 岩永琴子の純真 (講談社タイガ)感想
めちゃくちゃ短かったけど第二話「よく考えると怖くないでもない話」が好きだった。雪女で始まり雪女で終わる今巻。「雪女を斬る」は長いなーと思いながら読んでた。
読了日:12月02日 著者:城平 京

読書メーター

読書欲が枯渇している風ですネー…

11月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1242
ナイス数:82

いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂4 平安京の和菓子の検非違使 (メディアワークス文庫)いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂4 平安京の和菓子の検非違使 (メディアワークス文庫)感想
読み始めは料理漫画の王道展開みたいな話で、これでリアクションの大きい審査員が出てきたら完璧だなと、変な方向を想像して読んでたら全然違う展開だった。思いのほか大きい事件になってびっくりした。しばらくは大会絡みの話になっていくのかしらね?
読了日:11月18日 著者:似鳥 航一
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 朝食フェスと決意のグヤーシュ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 朝食フェスと決意のグヤーシュ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
朝食フェスの準備万端を軸に出店予定の店の謎に遭遇していく、こういう様式美、好きです。どの謎もあっさりめですが、スープはとりどりで美味しそう。そして解決した店のとつながりが出来てアジがまた進化していくスープ屋しずくも良い。二人の関係は変化なし。えー。
読了日:11月12日 著者:友井 羊
オーダーは探偵に 珈琲エメラルドは謎解きの薫りに包まれて (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 珈琲エメラルドは謎解きの薫りに包まれて (メディアワークス文庫)感想
ついに最終巻。前巻でほぼ問題は片付いたのかなと思いながら読んでいたけどまぁ、とんでもない展開というか、映像にしたら映えそうだなと思いながら読んだりしてました。
大風呂敷は綺麗に畳まれて恋愛も片付いた……にしては甘さ少なめじゃない…?もうちょっとデレてもよくない?(カクヨムを読めということか?)まぁそんなところも含めて面白かったです。
読了日:11月07日 著者:近江 泉美
【Amazon.co.jp 限定】47歳、まだまだボウヤ(特典:故郷・愛知県岡崎市での撮り下ろし写真 データ配信)【Amazon.co.jp 限定】47歳、まだまだボウヤ(特典:故郷・愛知県岡崎市での撮り下ろし写真 データ配信)感想
ダ・ヴィンチのYouTubeでこのエッセイの連載のことを知り、ちょっと気になってた。特別ファンじゃないせいかもしれないけど、長年ラジオでトークを聞いててもその後ろの景色が全く浮かんでこずどんな人なのかさっぱりよくわからない印象だった。読んで、親が登場しても動画を見て話を聞いても、子供の頃のエピソードを読んでも、結局背景の景色はぼんやりとしか浮かんでこず、それもまたフィクションめいた雰囲気で、あぁ、こういうことなんだなとなんとなく納得。古いコラムとリンクする話もあり、人って思ったより変わらないものなのかも…
読了日:11月01日 著者:櫻井 孝宏

読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2172
ナイス数:180

オーダーは探偵に 忘れられし謎解きと珈琲エメラルド (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 忘れられし謎解きと珈琲エメラルド (メディアワークス文庫)感想
読みながら、最初は連作短編の謎解きをライトに楽しんでたのになぁと思ってた。気付いたら登場人物も増えて物語も複雑になったなぁ。シリーズの始まりの頃は暴走列車みたいで読んでてイライラした美久も周りに信頼できる人が増えてよかったなぁ。
読了日:10月31日 著者:近江 泉美
マカロンはマカロン (創元推理文庫)マカロンはマカロン (創元推理文庫)感想
今回は家族に重きを置いた話が多かったなと思う。食事は美味しそうだけど、気持ちはどこか苦味が残る。
読了日:10月20日 著者:近藤 史恵
ヴァン・ショーをあなたに (創元推理文庫)ヴァン・ショーをあなたに (創元推理文庫)感想
恋愛の話が多めの2巻。いつしか舞台はフランスに移り、三舟の過去のエピソードへ。ちょうど肌寒くなってきた頃に読んでるので温かいワインがとても恋しくなりました。
読了日:10月19日 著者:近藤 史恵
タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)感想
美味しい食事と持ち込まれる謎、楽しくいただきました。ガレット・デ・ロワが今猛烈に食べたい。
読了日:10月16日 著者:近藤 史恵
パンダより恋が苦手な私たちパンダより恋が苦手な私たち感想
この方の書く恋愛小説はいつも素晴らしいと思う。今回は動物の求愛行動と雑誌の恋愛相談。相談相手は癖の強い元売れっ子モデル。ひとつひとつの相談に対する答えは爽快で、登場人物たちのキャラ、背景どれも興味深い。
読了日:10月12日 著者:瀬那 和章
テスカトリポカテスカトリポカ感想
初っ端からスペイン語とナワトル語と思われるルビの乱立とアステカの話にクラクラした。日本に臓器売買と麻薬のマーケットを作って商売……。長かった…でも、結局何だったの?という気もする。個人的に話は好みじゃない。キャラは夏が好きでした。
読了日:10月03日 著者:佐藤 究

読書メーター

9月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2128
ナイス数:114

高校事変 X (角川文庫)高校事変 X (角川文庫)感想
ホンジュラスではここに来て本物の戦争に巻き込まれていく。プロの中では赤子同然だった結衣はあっという間に鍛えられていく。今回は、今までと違いこちら側の人間も次々と殺されていく。凛香たちは次回なのかな。
読了日:09月22日 著者:松岡 圭祐
バチカン奇跡調査官 天使の群れの導く処 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 天使の群れの導く処 (角川ホラー文庫)感想
今回は奇跡なんじゃない?と思いながら読んでたんだけど、最後にとんでもない展開がありました。キルギスは興味がある国ですが、国のある場所的に色々大変そうだなぁ。今回は終盤になって、ローレンとジュリア登場。サウロも只者じゃない感じ。
読了日:09月13日 著者:藤木 稟
紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色 (角川文庫)紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色 (角川文庫)感想
三日月堂さんが思っていたよりガッツリ登場。ここの話はまだ続きもありそうで楽しみ。それだけではなく、川越なので月光荘も出てきたりして、みんなこの世界の中で確実に存在しているんだなと思うと、世界が広がった気がして楽しい。フィルムカメラの話も出てきて、あのシリーズも続きが気になるなと思ったり…。登場人物それぞれが自分の考えをしっかり持っていて、きちんと地に足をつけて生きている感じがとてもいい。カラーインク、すごく気になるけど、最近は手紙を書くこともなくなったし、使い道が無いよなぁと思うと二の足を踏む自分がいる…
読了日:09月09日 著者:ほしお さなえ
久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫)久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫)感想
若返りのはずがないのにそうとしか思えない、年をとらない女性。謎を解き明かそうとすればするほど謎が深まって混沌としていく感じ。よっぽど腕のいい医者だろうに勿体ないね。そして最悪だね…。
読了日:09月06日 著者:知念 実希人
傷痕のメッセージ傷痕のメッセージ感想
病理解剖したら胃壁にメッセージ。掴みはバッチリ。後半、それぞれの登場人物が個々に活動してるところに誰かが現れるたびに「この人が犯人なんじゃないだろうな…」と疑心暗鬼になったりもした。決着まで良かったんだけど、胃壁にわざわざメッセージを残した理由が弱いのと、エピローグの陣内の話が蛇足で綺麗事過ぎてちょっと興ざめだった。
読了日:09月04日 著者:知念 実希人
京都寺町三条のホームズ(17)-見習いキュレーターの健闘と迷いの森/後編 (双葉文庫)京都寺町三条のホームズ(17)-見習いキュレーターの健闘と迷いの森/後編 (双葉文庫)感想
結婚に反対する敦子さん。勾玉が1粒はいった水晶の数珠。調べてみたら、なにやら意味深でちょっと怖い神社でした。円生を潰しにかかる人物や、色々あっての展覧会。全部ひとつにまとまって大団円。
読了日:09月02日 著者:望月 麻衣

読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3424
ナイス数:176

高校事変IX (角川文庫)高校事変IX (角川文庫)感想
勇次との直接対決。代理の親を求めてしまう勇次が哀しい。いちばん盛り上がる巻のはずが、今回はちょっと地味だったなという印象もある。
読了日:08月29日 著者:松岡 圭祐
高校事変 VIII (角川文庫)高校事変 VIII (角川文庫)感想
田代家との全面対決。きょうだいとも少しずつ団結してきて仲間も増えて。さぁ、これからどうなっていくのかな。
消えたあの人も気になる。
読了日:08月23日 著者:松岡 圭祐
透明人間は密室に潜む透明人間は密室に潜む感想
透明人間の描写が細かいとか、アイドルヲタクたちの暴走ぶりとか、脱出ゲームやたら凝ってるとか、色々面白い作品集だった。
読了日:08月20日 著者:阿津川 辰海
薬屋のひとりごと 11 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 11 (ヒーロー文庫)感想
陸孫、妙に気になる描写だなぁと思って読んでいたらなんだか大変なことに…。正直読んでて混乱してきた部分もありつつ、うーん。この後の話もとてもとてもめんどくさいことに巻き込まれて行くことになるんだろうな。それにしてもいつになったら帰れるんでしょうね。
読了日:08月15日 著者:日向夏
薬屋のひとりごと 10 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 10 (ヒーロー文庫)感想
馬閃は幸せになれるといいねぇと微笑ましく読む序盤。それにしても奥手が過ぎて引くけどね。今回はついにやってきた蝗害。殺虫剤は強すぎて土をだめにしたりしないのかしら? と、読んでいて思ったり。猫猫は気配を感じるとすぐに壬氏から逃げるのは読んでいて物足りない。もうちょっとうっかり逃げそびれたりしてほしい。
読了日:08月12日 著者:日向夏
薬屋のひとりごと9 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと9 (ヒーロー文庫)感想
医術を学ぶことになった猫猫と、前回のやけどの治療の壬氏。進展するようで進展しない。最後の方でそれっぽいシーンがあるのがお約束になってくるんだろうか…。船旅はもっと長く続くのかと思いきや、下船して事件、そして解決。次巻では西都に到着かー。
読了日:08月11日 著者:日向 夏
薬屋のひとりごと 8 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 8 (ヒーロー文庫)感想
愛が重いー!でも、玉葉后の気持ちもわかる…。途中、色々なエピソードが出てきて、つながってくるんだろうなぁと思いながら読んでいたら、こう来るか。
読了日:08月09日 著者:日向 夏
薬屋のひとりごと 7 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 7 (ヒーロー文庫)感想
壬氏との絡みがもっと欲しい。新キャラが出てきたりまた新たな事件が起こったり。今後も絡んでくる二人なのかなと思って読んでたけど、最後まで読んだら、どうなんだろう?
読了日:08月05日 著者:日向 夏
薬屋のひとりごと 6 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 6 (ヒーロー文庫)感想
里樹はその性格ゆえにあのように不幸を引き寄せてるんだろうなぁ。まぁ、これで一件落着、なのかね。白娘々のことも色々見えてきて、蝗害も間近って感じなのかな。壬氏の登場は少なめ。
読了日:08月03日 著者:日向 夏

読書メーター

7月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4630
ナイス数:183

薬屋のひとりごと 5 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 5 (ヒーロー文庫)感想
これは、なんという少女小説ー!1冊で起こる出来事が多すぎて最初の方何があったのか忘れてしまう。里樹妃はここまでアレだとさすがにイライラしてくるなぁ。次はその里樹妃がらみの話っぽいので頑張って読もう。お薬話ももっと欲しい。
読了日:07月31日 著者:日向 夏
薬屋のひとりごと 4 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 4 (ヒーロー文庫)感想
一部完。ってところかな。あのかんざしはいつか戻ってくる日があるのかな。それにしてももどかしい。
読了日:07月30日 著者:日向夏
薬屋のひとりごと 3 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 3 (ヒーロー文庫)感想
コミックスの続きを…ということで3巻から。蛙の件で前のこと忘れそうだったけど、皇太后の件やらやり手婆の件やら色々あった。すっかり記憶の彼方に…
読了日:07月29日 著者:日向夏
invert 城塚翡翠倒叙集invert 城塚翡翠倒叙集感想
加害者の立場で読んでしまってしんどかった。あと、城塚翡翠ほんとに嫌いなタイプだわー……
読了日:07月29日 著者:相沢 沙呼
ミュゲ書房ミュゲ書房感想
まず思ったのは、この作者さんは司書さんっぽいなということ。作中に出てくる児童書とか、読み聞かせとか特集とかすごくそれっぽい。読後に検索してみたらやっぱり!っていう感じ。作中の祖父だけでは説明できない司書のリアルな感じがまず良かった。広川蒼汰の件は早い段階から想像がついていたものの、その前段階の市長がらみのところとかも楽しく読んだ。で、読み終わったあとに作者紹介で「カクヨム」連載で角川から出版だと改めて見て、ちょっと笑ってしまった。スッキリ読了、面白かった!
読了日:07月22日 著者:伊藤 調
レンタルフレンドレンタルフレンド感想
読み始めたときに「デジャヴ?」と思ったら、なんのことはない、アンソロジーで読んで知ってました。その後、強い女性てんこ盛りで全体的に面白かった。メイクの美佐さんとか、塔子さんとか好きだなー。綾音の本当の姿も良い。続きもあるなら読みたいと思える作品でした。
読了日:07月22日 著者:青木 祐子,げみ
准教授・高槻彰良の推察EX (角川文庫)准教授・高槻彰良の推察EX (角川文庫)感想
最初の市松人形の話はいつも通りの感じだったので、こんな感じの短編集かと思いきや、深町が子供の頃飼ってた犬の話。それからは難波視点、佐々倉視点と、まさに番外編といった感じ。人と深く関わろうとしない深町が周囲からどう見られているか、また、今後どうなっていくのかな、みたいなことを知れたのが収穫。それと、今後も面倒くさい人が出てきて巻き込まれて行くんだろうなと思わされた1冊でした。
読了日:07月21日 著者:澤村 御影
蝉かえる (ミステリ・フロンティア)蝉かえる (ミステリ・フロンティア)感想
前作よりも魞沢のキャラクターに重みや深みがあり、最初に読んだ時ほどの飄々とした雰囲気は感じず、むしろ他者の話をじっくり聞いている感じに思えた(虫の話題が出たとき以外)。どの話も重く考えさせられるそして、「どうなるの?」と思ったところで終わる。最後の「サブサハラの蠅」は今この状況だからこそ考えさせられ、そしてぞっとする。
読了日:07月17日 著者:櫻田 智也
日々猫だらけ ときどき小鳥日々猫だらけ ときどき小鳥感想
うちの猫も、度々トイレのドアを開けろとか言ってくるので、ものすごく共感した。病気がちなうちの猫の横にねっころがりながら読んでいたら迷惑そうに背を向けられた。猫がいっぱいいる生活…大変なことも多いだろうけどうらやましいなぁ。
読了日:07月16日 著者:あさの ますみ
サーチライトと誘蛾灯 (創元推理文庫)サーチライトと誘蛾灯 (創元推理文庫)感想
昆虫目当てで出掛けた先に事件が待っている魞沢。その様子はそれぞれの語り部から見ると怪しい人間に見える。最初はコミカルで話の通じない感じ。火事と標本からはもっとシリアスで重い雰囲気。ホバリングバタフライとナナフシの夜が特に印象的で好き。続編の「蝉かえる」も近々読もうと思う。
読了日:07月12日 著者:櫻田 智也
モルグ街の美少年 (講談社タイガ)モルグ街の美少年 (講談社タイガ)感想
密室の話の最後は『ああ、美少年探偵団だ!』って感じ(図解を見て)。
読了日:07月10日 著者:西尾 維新,キナコ
東京ディストピア日記東京ディストピア日記感想
コロナウイルスを信じる人、信じない人。何かと分断されて描かれていく2020年の1年間の日記。「極端な選択」という言葉には私は違和感を覚えるけれど、それ以外は概ね共感できるなと思いつつ、読んだ。それにしても、被害を訴える人の訴えを信じずに本人にぶつける無神経さ…。最後のZOOM会議の様子が不快だなと感じる。世の中の流れとともに桜庭さんの身近な世界の流れが描かれているのが興味深い。
読了日:07月08日 著者:桜庭一樹
インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー (ハヤカワ・ミステリワールド)インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
独立戦争時代のアメリカを舞台にした小説は読んだことが無かったので、時代背景を調べつつ、地図を見つつ読み始めた。最初は時間がかかったけど、アシュリーの子供の頃の話が終わってからはスムーズに読めた。最後のほうは、うまくいえないけど凄い愛の話だったなぁとしみじみ。クラレンスやアシュリーの間近で共に長い旅をした気分。
読了日:07月05日 著者:皆川 博子
スモールワールズスモールワールズ感想
大変な本を読み始めちゃったなぁと思ったものの、思いの外あっさりと世界観ににどっぷり浸かり、そのまま最後まで読んだ。『花うた』は、少しアルジャーノンぽさも感じる仕上がり。孤独と繋がりとでなんだかんだ温かい。『魔王の帰還』は作中での唯一の癒やしと言ってもいい。『ピクニック』は本当に嫌だ。全体を通して、透明な水の底に僅かに淀みがあって、たまにかき混ぜてしまって見えなくなる。そんな雰囲気で好きだと感じる。
読了日:07月01日 著者:一穂 ミチ

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今月はいっぱい読んだ

6月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4483
ナイス数:279

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)感想
本人は大変生きにくいことだろう。そして、本人が自覚のないまま仕事をしている職場の人はさぞ困っていることだろう。自分自身も、IQは普通だと思うけど、対人関係と丸暗記が苦手・弱いところがあるなぁと。子供の頃忘れ物が多くてよく親に持ってきて貰ってたなぁ。なんか、いつのまにかそつなく生きていけるようになってるけど、ひょっとしたら自分もそうかも?と思うし、同じ職場のあの人も怪しいよなーと思ったり。
読了日:06月30日 著者:宮口 幸治
最高のアフタヌーンティーの作り方 (単行本)最高のアフタヌーンティーの作り方 (単行本)感想
突っ走り気味の涼音のキャラクターに、苦手だなと思ったのは最初だけで、流石に経歴に基づいた冷静さも持ったキャラだったのでひと安心。達也は最初随分冷たく感じたけど、DXであることの葛藤や傷を負っていることが見えてくると急に人間味を帯びる。そんな感じで表向き華やかな人たちが、色々な思いを抱えていることが見えてくると、リアルだなと感じて、そういうところが良かった。あと、おじいさんの話はそれだけで1冊出来そうよね。
読了日:06月30日 著者:古内 一絵
宝石商リチャード氏の謎鑑定 輝きのかけら (集英社オレンジ文庫)宝石商リチャード氏の謎鑑定 輝きのかけら (集英社オレンジ文庫)感想
谷本さん絡みの話から始まったので、色々な人の目線の短編集かなぁと読みはじめたけど、殆どジェフリーの長編みたいな感じでしたね。コンテナハウスとか、出てくるものが素敵で惹かれます。
読了日:06月27日 著者:辻村 七子,雪広 うたこ
お探し物は図書室までお探し物は図書室まで感想
他人と比べて苦しくなったり自分の視野が狭くなったりして苦しい時に救ってくれる図書室。最後の章まで読んだら今まで出てきたり人がこれでもかと繋がって輪になっていく。ほんわかやさしいよい作品でした。大きい白い女性からうまれる羊毛フェルトのことも気になりつつ、読み終わってからブックカバーを外したら思いの外リアルな作品で驚いた。凄いなぁ。それと、ハニードームが気になってしょうがない。
読了日:06月23日 著者:青山 美智子
ゴーストハント7 扉を開けて (角川文庫)ゴーストハント7 扉を開けて (角川文庫)感想
前巻のお屋敷の帰りから始まって、怒涛の展開。麻衣と一緒になって町長に腹を立てたり、読んでて虫が怖すぎたり。6年前に読んだこともすっかり忘れて楽しく読んだ。しっかり少女小説として完結してて満足。ただ、この後の展開も気になるから、続きもシリーズ化して欲しかったなぁと、きっと前回読んだときも思ったはずだけど、今回も思う。
読了日:06月20日 著者:小野 不由美
ゴーストハント6 海からくるもの (角川文庫)ゴーストハント6 海からくるもの (角川文庫)感想
ぼーさん大活躍。寺や神社のこと、それと昔の日本での『家』や戸籍について結構勉強になる1冊。これを過去に中学生女子なんかが楽しく読んでたんだと思うと、すごいことだよなぁと思う。
読了日:06月19日 著者:小野 不由美
エレジーは流れないエレジーは流れない感想
アホな男子高校生の緩い話。温泉地の皆の家族感とかそういうのが昔の田舎の感じでなかなか良かった。
読了日:06月15日 著者:三浦 しをん
めぐりんと私。めぐりんと私。感想
移動図書館に集まってくる人たちの出会いや、謎の解決。こういう出会いは移動図書館ならではかなと感じる。
読了日:06月12日 著者:大崎 梢
アンデッドガール・マーダーファルス 3 (講談社タイガ)アンデッドガール・マーダーファルス 3 (講談社タイガ)感想
こういう話は普段あまり好んで読まないんだけど、このシリーズは面白いし好き。あっちでもこっちでも似たような事件。それを鮮やかに解決していく様は読んでいて気持ちがいい。
読了日:06月11日 著者:青崎 有吾
のっけから失礼しますのっけから失礼します感想
読んだところからきれいさっぱり忘れていくが、体脂肪率と首位打者の打率を天秤にかけるところは信じられないくらい面白かった。あと、ドS歯科医の下りも印象に強く残った。
読了日:06月08日 著者:三浦 しをん
木曜日にはココアを (宝島社文庫)木曜日にはココアを (宝島社文庫)感想
連作短編で1篇がほんとうに短いので楽に読めて、連作なので心を入れ替えなくても自然と次の話に入っていける。温かい良いお話が詰まった良い作品でした。
読了日:06月05日 著者:青山 美智子
わたし、定時で帰ります。: ライジングわたし、定時で帰ります。: ライジング感想
賃上げ交渉!ネオストライキ!生活残業についてのことを読んでいて、非常に納得してしまった。効率よく時間内に働いて、給料も上がる、すばらしいと思う。効率化が苦手な人にはたまったもんじゃないかもね。『この無駄な単純作業を早く終わらせたいという思いの強さが新しい技術を生む』とても共感!無駄な作業ばかり増やしてダラダラやるのは私も好きじゃない。
読了日:06月04日 著者:朱野 帰子
高校事変 VII (角川文庫)高校事変 VII (角川文庫)感想
1巻よりも前の回想話かとおもって読んでいたら流れるように現在の事件へ。とんでもない悪人達と、新たに出会った一緒に戦ってくれる人間と入り混じって、あっという間に読了。
読了日:06月03日 著者:松岡 圭祐
化学探偵Mr.キュリー10 (中公文庫 き 40-15)化学探偵Mr.キュリー10 (中公文庫 き 40-15)感想
王子が来日。何事!?と思った。王子の研究から始まり、スカウト、求婚と振り回されながら同時に進行する入江と袖崎の問題。なんだかんだ、舞衣のポジティブなところにみんなが影響を受けていて良い方向に進んでいくことに好感が持てる。個人的に、国島が出てくる場面は特に読んでいて楽しいのでもっと出てほしい。
読了日:06月02日 著者:喜多 喜久

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