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終物語 (下) (講談社BOX)

発売元: 講談社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2014/04/02

読了ー。大変かなと思っていたんですが案外あっさり読み終わり。
とにかく伏線回収ーという感じで大団円という感じ。

あの人とかが出てきて嬉しかったなぁ。

話は、暦物語の直後から。
真宵ちゃんが出てきた理由だとか、ひたぎさんとのデートだとか。
あとは扇ちゃんの正体だとか。

花物語で出てきた扇ちゃん(男)については、なんとなく想像はできるもののまだ語ることがあるのか、それともこのままなのかどっちなんでしょうねえ?
何はともあれ、夏発売予定の続・終物語で本当に最後になるんじゃないかなと思うので、あと1冊何があるか楽しみにしようと思います。

あと、時系列も更新しました。
<物語>シリーズ 時系列

和菓子のアン (光文社文庫)

発売元: 光文社
価格: ¥ 720
発売日: 2012/10/11

読書メーターでずっと話題になっていたので気になっていました。
今年になって図書館で予約してやっと順番が回ってきたので読みました。

主人公は高校を卒業して、進学するほどじゃないし、専門に行くほどやりたいこともないし…という女の子。
デパ地下の和菓子屋さんにアルバイトの面接に行って採用されます。
最初は、体型の事とかとにかく卑屈でどうしようかなと読んでてしんどかったんですが、周りに可愛がられ、褒められるうちに可愛らしいキャラになってきて安心。
と同時に面白くなってしました。

和菓子屋さんで繰り広げられるいわゆる『日常の謎』。
人は死なないけど非日常なミステリはよくありますが、ここまでしっかり日常の謎してるものは久々に読んだけど、本当に面白かったです。
あと、和菓子の知識も盛りだくさんで、あんこ食べたくなりました。

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3977ページ
ナイス数:64ナイス

今月も1日100ページ達成。
人が死なないタイプのミステリを読んでばっかりです。

万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)感想
莉子の恩師やら同級生やらが登場。恩師の喜屋武が過保護に莉子を構う姿は、読んでるこっちがやきもきしてしまった(笑)フランスを舞台に、フォアグラ絡みで動物愛護の問題。難しい問題ですが作者的な意見は出さずにいる所に好感を覚えました。卒業式のところがすごく良かった。あと、ラストのルーブルでのエピソードがこの後にあるモナリザの話になってくるのかなと、ワクワクしました。
読了日:3月31日 著者:松岡圭祐
珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
なんだかスッキリとしないモヤモヤした感じが残ります。今回は長編になっていましたが、個人的には前までのように短編の事件が続いて行く方が好きかな。それにしてもあまりにも悲しい。あと、二人の行く末はこのままモヤモヤしている方が面白そうなので、別に無理にくっつかなくてもいいかも。
読了日:3月30日 著者:岡崎琢磨
万能鑑定士Qの事件簿IV (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿IV (角川文庫)感想
読んでて、変な住所だなと思って検索したら存在してなかった。他は実在の場所が多く出てくるのにおかしいなと思ったらそういうことか、と。今回は映画のポスターが題材。冒頭の臨床心理士の注意書きに騙された感がある。一番感心した雑学はニュース原稿のノイズ云々のところでした。ところで、あぶり出しってそんなにすぐ燃えるくらい紙を近づけたらそもそもダメなんじゃないかな…というのだけは突っ込んでおきたい。
読了日:3月27日 著者:松岡圭祐
魔法使いのハーブティー (メディアワークス文庫)魔法使いのハーブティー (メディアワークス文庫)感想
ハーブにつつまれたものすごく優しい話でした。メディアワークス文庫ってこういう話がこっそり紛れている気がする。こちらの気持ちも癒やされて和んだ。
読了日:3月25日 著者:有間カオル
悪夢の棲む家 (下) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)悪夢の棲む家 (下) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
これで終わりなのは残念。明かされていない謎もあるので気になる。とはいえ、ほとんどスッキリ、よい読後感でした。
読了日:3月22日 著者:小野不由美
悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
新装版で出ていなかった続編。語りが一人称から三人称にかわり、出だしが男性だったのでどうかなと思ったら麻衣が出てきたあたりで同じような雰囲気になったなぁと思って読んだ。終わっちゃうのが寂しいなぁと思いながら読んでるんだけど、すごく面白いのでやっぱり下巻もすぐに読んでしまいそうです。我慢できない。
読了日:3月20日 著者:小野不由美
万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)感想
西園寺はやはりあの人にしか思えなくて、これは怒られないのだろうか? と、変な心配をしながら読んでました(笑) 音を題材にしたテーマが面白かった。
読了日:3月16日 著者:松岡圭祐
千里眼 完全版―クラシックシリーズ〈1〉 (角川文庫)千里眼 完全版―クラシックシリーズ〈1〉 (角川文庫)感想
Qシリーズの図書館の予約が回ってこないので寄り道してこちらへ。表紙が苦手なタッチだったので尻込みしたものの、読み始めてみたらあっという間。ページ数の多さは全くと言っていいほど感じなかった。アクション映画かゲームをプレイしているかのような爽快感とともに読み終えた。これからも合間を縫ってシリーズ全制覇していきたい。
読了日:3月14日 著者:松岡圭祐
バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)感想
前巻では明らかにされていなかったキャラクターから見た同じ事件。悪役とされている人が案外いい人だったりして、ぐちゃっと面白かった。ただ、図書館で借りた初版本だったためか、誤字の多さが目についた。意外と以外。味あわせるじゃなくて味わわせる。後で直っているのかな。と、変なところが気になった。
読了日:3月11日 著者:成田良悟
バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)感想
相変わらずの登場人数にてんてこまいになりましたが、どうにか読めた。が、把握しきれておらず、アニメの相関図頼りで読んでたら、全員が載ってるわけじゃないから逆に惑わされたりしつつ。アイザックとミリアのところと、最後の数十ページは純粋に楽しめた。
読了日:3月8日 著者:成田良悟
万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)感想
力士シールと偽札。繋がってくるんだろうなぁと思って読んでた。宝くじの当選番号のところは伝聞だからああなったのか作者が宝くじを買ったことがないのかどっちなんでしょう? ほかは概ね面白かったです。しかしまぁ、リアルな題材なのにこれだけ荒廃した日本を描かれるとフィクションといえども違和感を感じた。ギャグアニメみたいに次回には何事もなかったかのような世の中になっているのか? 話自体は面白かったし、随所にちりばめられている雑学も楽しめた。
読了日:3月3日 著者:松岡圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)感想
この作者の本自体初めて読みました。力士シールについて話が進むのかと思いきや、莉子の高校時代、舞台はいきな八重山諸島へ飛び、そうかと思えば近未来のハイパーインフレの都内に飛ぶ。翻弄されているうちに1巻が終わってしまった。すぐ2巻を読み始めます。
読了日:3月3日 著者:松岡圭祐
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)感想
三遍収録でした。ストーカーの話と蝶の話の間におばあちゃんの話が入っていてちょうどいいクッションという感じ。結果、鴻上、絵画と話が繋がってて、どの話も面白かった。
読了日:3月2日 著者:太田紫織

読書メーター

万能鑑定士Qシリーズを読み始めてから、猛烈に気になって探している児童書があります。

舞台は波照間島。
出版年は1990年より前。

少女だった私は、当時学校に講演会かなにかをしにきたおじさんがこの本を寄贈していったのを知って、気になって読んだ。
波照間島というのが、ひらがなで『はてるまじま』って書いてあって、私は『はてる・まじま』(マにアクセント)だと思ってたら、母に『波照間島』ね、と言われた記憶がある。

で、沖縄のどこか遠くの島だということを知って、あの本を読んで初めて、島の子供は学校を進学するために親元を離れたりしなきゃいけないとかそういうことを知った。
少女の私は『たいへんだなぁ』っていうことと『えらいなぁ』っていう感想くらいだったんだけれど、今思えば海やら島やらへの興味って、あの本から始まってる気がする。

宮古島に行くってなった時に、GoogleMapで航空写真を見てて、宮古島より西の八重山諸島に、子供の頃本で読んだ波照間島があると知った。

そんなこんなで、検索して探していたら、Yahoo!知恵袋にこんな質問を発見。

次のような本を探しています。
ご存じの方いらっしゃいましたら教えて下さい。

わかる情報が少ないのですが、ほんの少しの情報でもいいので、お願いします。

・区立小学校の図書室で読んだ。
・児童文学だと思う。
・私が読んだのは1990年代前半なので、出版はそれ以前。

内容はもう15年ほど前なのでうろ覚えなのですが、

沖縄県の波照間島というところから東京に転校していった少女と、波照間島にいる幼なじみの少年のお話です。
少女は東京の学校にうまくなじめなくて、
波照間の海がみたい、と少年に言います。
少年は波照間の海を沢山写真にとって送ります。
最後、少女は、その写真を並べ、その中に飛び込むようにして亡くなった

というお話だったと記憶しています。
間の部分がすっかり抜けてしまっているのと、多分いくらか違う部分はあると思います。
これと似た感じのお話、を記憶している、という程度でもかまいませんので、教えていただければと思います。

もう何年も探しているのですが、上記の手がかりだけではどうしても見つからず、、
ただどうしてもその本をもう1度読みたいのです。

どうぞよろしくお願いいたします。

わたしが探している本と同じだと思う。多分。
でも残念ながら、これという回答が寄せられていなかった。

どうやって探したらいいのかなぁと思っています。
探している本って、何冊かあるのですが古い本だと見つけるのもなかなか難しい。

親が覚えているとも思えないしなぁ。

Twitterでも書いたんですが、折角なのでこちらにも。
図書館で本を借りて読んでると、ちょいちょい折り目の後を見かけます。

いろんな人の手を渡ってるものなので、その最中に折れ曲がったり濡れたり…というのはわかります。
でも、わからないのはドッグイヤーなんですよね。

角がほんのちょっと折れ曲がってるだけだったら全然気にならないんです。
でも、上のほうが結構多めに三角の折り目がついてる。
それも30P置きくらいに折れてる。

一度気になりだすともうどうしようもないのです。というか、不快です。
自分で購入された本をどう読んでいようがその人の自由です。
古書を買って折り目がついてたら、まぁ諦めます。

でもさ、図書館で借りた本を折るってどうなのよ?
図書館で借りると、しおりくらいの大きさの返却日の書かれた紙を挟んでくれます。
それを使えばいいじゃない? と思ってしまうわけですよ。

図書館の本を折る人、または書き込む人。
自分の買った本も同じように取り扱っているのでしょうか。もしくは本は買わない人なんでしょうか。

図書は、通販カタログでもなんでもないのですが、その辺の区別もつかない人が多いというのはなんだか悲しいです。
というか、借り物を故意に折り曲げる行為が理解できなーい!

寝落ちして折り曲げてしまうことはままある私ですが…。図書館の本については気をつけております。

魔法使いのハーブティー (メディアワークス文庫)

発売元: アスキーメディアワークス
価格: ¥ 662
発売日: 2013/03/23

初めての作家さんでした。
読書メーターで相性のいいアカウントの方が読んだ本を見ていて見つけた本です。

新しい作品を開拓したいと思っても、自分に合わなかったりするし、出版社さんのサイトやらではいいことしか書いていないので、なかなか難しい。
そんなわけで、読書メーターの相性を使わせて頂いてるわけです。

なんかもう、いい作品に出会えて良かったです。
メディアワークス文庫の本は少ししか読んだことがないんだけど、電撃のもうちょっと大人向け文庫というイメージ。
でも、電撃文庫は男性読者むけに作られてて最近私はあまり手を出さないレーベルになってしまっているのでメディアワークス文庫も男性向けの雰囲気が強いのかなというイメージが勝手にあったんです。
でも、読んだメディアワークス文庫を思い返すとそうでもないな…と気づいたり。

魔法使いのハーブティーは幼いころ母を亡くして親戚をたらい回しにされてる14歳の女の子。
彼女が、夏休みの間だけ預けられることになってやってきたのが、ハーブティーの喫茶店。

Lesson1~3の短編が収録されていて、そこには悲しい、切ないエピソードがたっぷりつまっています。
一応の謎解き、解決はハーブ。という感じですが、ミステリー色はほぼ無いと言っていいのかな。

とにかく優しい話でした。

一時期、人の悪意がグルグルとぐろを巻いているような話を好んで読んでいたことがあるのですが、最近は辛くなってしまって読めなくなってしまいました。
なので、こういう優しい本に出会うとホッとします。

千里眼 完全版―クラシックシリーズ〈1〉 (角川文庫)

発売元: 角川書店
価格: ¥ 660
発売日: 2007/09/25

千里眼シリーズの1巻、読み終わりました。
古いものは小学館から出てて、新装は角川から出てるってことでどっち読めばいいかな? と思っていたのですが、どうも時代背景的にも新しいもののほうがよさそうだということで、角川の方を読みました。
というのもQシリーズを図書館で借りて読んでいるのですが、予約待ちをしていると先に読み終わってしまうのでなにか無いかなと思って読み始めたのです。
表紙が苦手なのでとっかかりに時間がかかってしまいましたが、読み始めたらわりとあっという間でした。

アクション映画か何かを見ている気分でうわーっと思っていたら読み終わってた。
続きも是非読みたいのですが、Qシリーズと同時進行して混乱しないかどうかいまちょっと悩んでいるところです。

万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 540
発売日: 2010/04/24

1~2巻を読み終えたので感想。

なにやら人気があるシリーズらしいということは知っていましたが、読む気はありませんでした。
でも、ここ最近読書づいてる勢いで図書館で借りてきました。というか、予約して1ヶ月位待って順番が回ってきた。

最初に出てきた公務員の人がもう関わってこなかったのはちょっと残念なような感じがしました。
で、読んでるうちに話が沖縄に移って、聡明そうな莉子の意外な高校時代が描かれ始めた。
そうかと思ってたら近未来のハイパーインフレが起きた荒廃した東京が描かれてて、どんどん混乱するうちに1巻が終わり。

2巻を読んだらいろいろわかったのはいんだけど、舞台がリアルな日本であることと、荒廃した舞台とのギャップに苦しんでなんだかよくわからないことになった。
そもそもが近未来とかだったら違和感なく入り込めたんだけど。
でも、話は全体を通してすごく面白かった。ストーリーがというよりは、作中に散りばめられている雑学が面白い感じ。
ただ、宝くじに関しては、ただ弟(だっけ?)が伝聞したから、銀行員に当選番号を見ただけで笑われたと言ったのか、それとも作者自身が宝くじを買ったことがないのかどっちだろうと思ってしまった。宝くじの当選確認って、機械でやるよね?

まぁとにかく面白かったので今後にも期待ってことで、続きの予約が回ってくるのを楽しみに待つことにします。

1日100ページ目標だったのですが、無事達成出来ました。やったー。

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4406ページ
ナイス数:75ナイス

ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)感想
恋愛の行方はちょっと驚いたけれど、一応いい終わりでよかった。学校のほうはとにかく怖いというよりは、気持ち悪い。噛み合わせが悪いみたいな感じで続くのが辛かった。それにしても麻衣の能力はすごい上がってるなぁ。…悪夢の棲む家も読みたいな。
読了日:2月25日 著者:小野不由美
ゴーストハント6 海からくるもの (幽BOOKS)ゴーストハント6 海からくるもの (幽BOOKS)感想
系図がややこしすぎて、口から何か出そうになった。あと、宗教と歴史の話題が多すぎて大変でした。でも、後半話が動いてくると一気にどばっと読めてしまった。作中で人が死ぬのは初かなぁ?死者の霊は出ても登場人物が死ぬことはないとどこかで思い込んでいたのでちょっとびっくり。さぁあと1冊。
読了日:2月23日 著者:小野不由美
天使のカノン (集英社文庫―コバルトシリーズ)天使のカノン (集英社文庫―コバルトシリーズ)感想
小学生の時はじめて自分で選んで読んだ小説です。今読み返してみると、ふわっとしてて、わたあめみたいで、小説って言うよりポエムみたいだなぁと感じました。そして、同時に小学生だった自分を思い出してなんだか恥ずかしい…
読了日:2月19日 著者:倉本由布
ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)感想
なにかと時代を感じる今巻だった。リンの正体のこととか特に。主人公が学校に行ってない理由は昔の少女モノでよくあったタイプの御都合主義かな…。洋館を舞台にした話でしたが、幽霊的な怖さは感じず、むしろ恐怖したのは執念というか。そこまでして生きたいと思うのはなぜだろう?と疑問に思った。
読了日:2月18日 著者:小野不由美
ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)感想
またもや学校が舞台。…いたなぁ、意地になって生徒に自分の過ちを認められない教師。所詮子供だと見下されているのがわかってしまって、余計に許せなかったなぁ。高校生になってからは逆に生徒がそういう教師を見下してたから諍いは少なかったように思えるけど。そんなことを思い出した今巻でした。自殺した生徒の件はもう少し掘り下げて欲しかったかも。
読了日:2月16日 著者:小野不由美
ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)感想
犯人はわかりやすくかった。最初から怪しいからこそ他の人間かと考えたけどそうじゃなかった。あと、一人の人の呼び方が複数あったりして、そのへんはちょっとわかりにくかったかな。それから、発表から時間が経っていることもあって、時代を感じた。ユリゲラーのこととか、ちょっとピンと来なかったかな。話は相変わらず面白かった。
読了日:2月16日 著者:小野不由美
ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)感想
1巻と比べて怖かったなぁ…。子供の霊がいっぱい…って想像しただけでゾクゾクする。ビスクドールとかそれだけでも怖いので、とにかく恐怖。でも、母親の気持ちとか、見えてくると悲しい。結局富子は居なくなってからどうしていたのかはわからず仕舞いでしたが、いろいろ想像するなー…
読了日:2月13日 著者:小野不由美
ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)感想
昔、ティーンズハートとか大好きで色々読んだけど、恋愛にしか興味がなかったのでこの作品は読んだことがありませんでした。久々の少女小説で痒くなったけど、話は面白いし語り口調は懐かしいしで、夢中になって読んだ。シリーズ通して読もうと決意。
読了日:2月12日 著者:小野不由美
猫舌男爵猫舌男爵感想
どれも感慨深い。というか、どれも高度過ぎて私の稚拙な日本語では言葉にならない。印象深いのは「睡蓮」かなぁ。相関図のページを何度もめくりながら読んだ。腹立たしいと同時に画家とはこういうものなんだろうかと虚しい気持ちにもなった。「太陽馬」の中に唐突に出てくるストーリーに惑わされた。
読了日:2月10日 著者:皆川博子
珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)感想
恋愛成分多め。でも、なんだか恋愛にリアリティがなくてそこは残念だなと思ってしまいました。謎解きなら恋愛に絡めなくても面白いはずだし。前巻の猫の話とか好きでした。付き合う云々のところは美星の台詞に惑わされ信じてしまった。ぐぬぬ。
読了日:2月7日 著者:岡崎琢磨
珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
書店で平積みされているのを何度も見ていながら、手が出せずにいました。最近はこの手のミステリーが多く、判断しかねるからです。が、読んでみたところ好きなタイプで当たりでした。日常の謎を、淡々と続けて、恋愛も煮え切らないまま終わるのかなと思っていたので、後半の展開はちょっとびっくりしました。平和に読みすぎてちょっとした叙述トリックに引っかかって悔しい!
読了日:2月6日 著者:岡崎琢磨
終物語 中 (講談社BOX)終物語 中 (講談社BOX)感想
あららぎくんと戦場ヶ原さんの電話のシーンは是非声で聞きたいと思った。上巻と比べて今回は遊びが多い中で話が進行して行く感じで、シリーズとしてはこっちが正解かもと思いつつも、謎解き多めの前巻のほうが好み。会話シーンは、駿河相手だとやや退屈に感じてしまい、八九寺Pの不在が悔やまれる。
読了日:2月5日 著者:西尾維新

読書メーター

140219-1

まつげの先に、しずくを感じた。
あれ? と空を見あげると、細かい細かい水の矢が、ゆらりゆらりと降りてくる。
雨だ。

学級文庫でもないし、児童書でもない。絵本でもない。
初めて自分で買って読んだ小説って、なんだったか覚えていますか?

私はこの『天使のカノン』という本でした。

小学校高学年の時、友達がコバルトの小説を読んでるという話を聞きました。
で、母親にそれを話したら、いいんじゃない?という事になり、近所の書店に買いに行きました
当時、コバルト文庫(というか集英社文庫のコバルトシリーズだった)は書店でかなりのスペースを占めていました。
まだ、漫画家さんが小説を書いたり、マンガのノベライズなんかも流行る前の話。
友達は赤川次郎の吸血鬼シリーズとか、氷室冴子のなんて素敵にジャパネスクとかを読んでる子がいたかな……

私はファンタジーとか時代物とか、あまり興味がなかったので、自分で読みたい本を探そうと思って、表紙を開いたところにあるあらすじとかを色々読んで決めました。
あと、絵が可愛かったから。

主人公は13歳の女の子。で、現代の恋愛もの。
当時少女漫画ばっかり読んでたわたしが読むにはぴったりだったのかな…。
この本はシリーズで、1冊で1歳年齢を重ねていきます。
なので、当時から主人公より小さかった私はあっという間に置いて行かれて、主人公がおとなになってしまって。
読んでいた私は置いてけぼり。よくわかんないなぁ…と思った記憶。

今回、ちょっと思い出して、図書館の蔵書検索したらひっかかったので借りてきたんですが。
表紙見て懐かしいなぁと思って、値段を見て『350円(税込み)』にびっくりして(いまなら500円くらい)。
あとがきを読んで、20代前半の著者がかなり大人びたことを書いていることにくすっとして。
で、書き出しを読んだら、すごい既視感にめまいがしました。

内容はあまり覚えていないんだけど、読んだら思い出すのかもしれない。
当時、あまり小説を持っていなかったし、私はマンガを書いていたので、この小説が漫画になったらどんな感じだろうと思って、小説を読みながら台詞でコマ割りしたりしてた…ということをすごく思い出しました。
なんてくすぐったい……!! 私恥ずかしい!

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