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猫と読書とレースにまみれた怠惰な日々。

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薔薇密室 / 皆川博子

薔薇密室
薔薇密室
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 2,520
  • 発売日: 2004/09/25
  • 売上ランキング: 36201
  • おすすめ度 3.5

 金曜日は1日頭痛で寝ていました。

 頭痛なのに本が読みたくて、読んでました。
 読み始め、あまりに現実離れした官能的(?)な世界に入り込めず、なかなか読むのが進まないままだったのですが、途中から引き込まれるように読み進んでいます。

 かなりのボリュームがあるので、まだ半分近く残っているのですが…。
 凄いです。

 読んで、朦朧としながらベッドに横になってたら、自分の頭が狂っておかしくなる気がして怖くなりました。

 舞台は1930年代後半〜1940年代のポーランドとドイツ付近。
 戦時中を舞台にしたお話です。

 戦争の描写は、1929年生まれである著者だからこその文章なのだろうなぁとも思えるようなモノで、戦後生まれの人には書く事が難しい…という感想を持ちました。
 それと同時に、2004年に出版された小説なのですが、70歳を超えた方が描く世界だということが、20代の私には到底理解できないような、途方もないとにかく凄い話で圧倒されます。

 それにしても、狂ったお話です…。

ブルースカイ

ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)
ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 714
  • 発売日: 2005/10/07
  • 売上ランキング: 32758
  • おすすめ度 3.0

 読み終わりました!
 評価があんまり高くないので、どうかなー?と思ってたんだけど、面白かったよ。

 やっぱこの作家さん好きだなぁ。

 物語の始まりは中世ヨーロッパ。
 そして、近未来のシンガポール。
 それから2007年。

 赤朽葉、私の男と同じように語り手が変わっていく形式の小説です。
 最後にうわっ、そういうことなんだー????みたいな感じで謎が解決します。
 …するんですが、謎が大分謎のままになってしまっていることが、この星の数の原因なんだろうなと思います。結局黒幕は謎のまま…。

 この方の、少女の語り口は最高だと個人的に思うのです。

作家さん

 情熱大陸に一番好きな作家さんである桜庭一樹さんが出るということで、珍しく番組が始まる10分前に携帯のアラームをセットして、机の下に潜り込んでいて、殆ど使われていないブラウン管のTVの電源を入れて、床に体育すわりしてTVにかじりついてました。

 なにげなく、今までと同じような感じの日記が続いていたので、何日かに一度、WEBサイトを巡回していたのですが、やっぱり受賞すると身の回りの変化が激しいのだなぁ…と、TVを観ていて感じました。

赤×ピンク―Sakuraba Kazuki Collection (角川文庫 さ 48-1)
赤×ピンク―Sakuraba Kazuki Collection (角川文庫 さ 48-1)
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 2008/02
  • 売上ランキング: 17254

 赤×ピンクが新装丁で発売されたそうです。
 この本はまだ持っていないのでこっちで買おうかな。

 そーいえば、ラノベで別の作家さんの本なんですが、文学少女シリーズというのがあるんですよ。
 私は2巻を持っていてまだ読んでいないんですが。

 この本が、急激に人気が出たのか何なのか、凄く手に入りにくいんです。
 AMAZONでも新品で全作揃えられないし、中古はプレミアついて高くなってる始末。

 とりあえず2巻は普通に売っていたので買ったんですが、1巻からじゃないとなんとなく読みたくなくて、まだ積み本のひとつになっています。
 秋葉原のアニメショップなんかでも品切れしてるんですよ。

 他の本の通販サイトとか探して、今出てるシリーズの本、全部注文しました。
 在庫2点とかしかないの。危ない危ない……。

 1冊も読まないうちに全巻揃えるのは冒険だなぁ…と思ったんですが、待ってる余裕も無いのです。
 なんでこんなに品薄なんだろう…謎。

東京マーブルチョコレート―ハロー、グッバイ、ハロー。

東京マーブルチョコレート―ハロー、グッバイ、ハロー。 (ワイドKC)
東京マーブルチョコレート―ハロー、グッバイ、ハロー。 (ワイドKC)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 700
  • 発売日: 2008/02/12
  • おすすめ度 5.0

 やっと今日届きました。

 ずーっと買おうと思ってて、最近本はAMAZONで買うことにしているので、なかなか1500円分買うものがたまらなくてお預けになってました。

 東京マーブルチョコレートのアニメよりも前の時間軸のお話。
 さすがは谷川節!ほんわかしてて良いお話でした。

 それにしてもすごいよなぁ、この絵がアニメになって動くなんて。
 DVDの『全力少年』も必ず買って見たいなぁと、しみじみ思いました。

荒野の恋 第二部 bump of love

荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)
荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 価格: ¥ 672
  • 発売日: 2006/01/30
  • 売上ランキング: 67466
  • おすすめ度 4.5

読み終わりました。
やっぱ桜庭さんの少女描写は最高だなぁ…。中学生の時、私こんなこと思ってたかなぁ。

性描写について、衝撃を受ける少女の様子が書いてあるのですが、私は主人公の荒野までではないにしろ、性的なものについて受け入れられないです。
29歳になった今でもそうなんだけど、なんで子供を作る行為が、神聖なものではなく、あんな動物的で美しくないものなんだろう…と今でも感じてしまう私はダメなオトナでしょうか…。

三部作の3作目が未発売で、完結していないのですが、少女の頃のちょっと甘酸っぱい記憶を寄り戻してくれるよいお話だと思います。

ブラックペアン

ブラックペアン1988
ブラックペアン1988
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/09/21
  • 売上ランキング: 286
  • おすすめ度 4.5

 会社の人から借りたブラックペアン読み終わったー!
 本当に読むのが遅くて困ってしまうのですが、読む時間は大体寝る前に限定してて、実質3日でした。

 読み終わったら朝の6時になっててびっくりしたよ…。

 本屋さんで表紙を見てて凄く気になっていて、そんな話しを会社でしてたら、貸してくださったのです!

 すごい面白かった。
 作者さんは本当にお医者さんだそうで、専門用語が多くて、『???』という部分もあるのですが、話の流れはわかりやすくて。
 ちょっとだけ、白い巨塔を思い出したりもして…。

 あぁー本当に大学病院の医師ってのはこういう権力やら派閥やらの中で生きてるのかなー…と思ったりしました。

活字。

 活字中毒の人は本当にスゴイ。
 わたしも出来ることなら活字中毒になりたかった。

 あれは『なろう』と思ってなれるものではなくて、生まれ持ってのもの、または育った環境によるものだと思う。

 …とか書いてみましたが、本当にそう思います。
 桜庭一樹さんの読書日記を読んでて常々思う。

 私の高校時代の友人に活字中毒が居て、彼女は毎日図書室に行っては本を借りて読んでいた。
 1日1冊はほぼ当たり前。
 ある時、『これから毎日2冊ずつ借りようと思うんだよね』と言って実践してた。

 そして卒業するより何ヶ月か前に『図書館に読みたい本がなくなっちゃってさー』と言いながら別に読みたいわけじゃないけど人気があるらしい本とかを借りて読んでいた。

 別に図書館の本だけ読んでるわけじゃなく、他にも自分で月に何冊も本を読み、友達から借りて読み、家族が買った本を読み…という人でした。
 年間で何冊読んでるんだか……。

 で、読むスピードが早い。
 ラノベだったら30分程度で読む。
 しかも内容しっかり頭に入ってる。気に入った本は何度も読む…。

 …私には到底真似できないことです……。
 ラノベ1冊1時間半〜2・3時間かかりますもの…。

 単行本は早くても2日かかります…トホホ。

 そんなわけで、活字に飢えた私は、活字中毒者に憧れるのでした。

 …で、読書日記の下の本の解説読みながら『あぁ、この本読んでみたいなー』と思いつつ、AMAZONを開き……。
 注文したのは、ヨースタイン・ゴルデルの『ソフィーの世界』上下巻と『サーカス団長の娘』。
 ソフィーは実家に単行本があるって言うのに買った。

 実家にあるのは1冊の分厚い単行本。
 今回注文したのは上下間の普及版ってやつ。

 実家の本はカビにかもされてそうなのでいいんだもん…。

 で、ちょっとだけでも本を読んでいて気がついたことがひとつ。
 私の好みの時代背景がはっきりしているところ。

 日本だったら明治〜大正。戦時中のは苦手。江戸以前のもあんまりスキじゃないらしい。
 海外のものは、ヨーロッパが舞台のものがとても好き。時代は古代、中世。近現代どれでも好き。

 …でも、ヨーロッパの歴史は知らない……。
 洋裁学校で散々習ったのに!!!

 ちゃんと勉強し直して古代ヨーロッパが舞台の本でも読みたいと思う…。

 そうこうしてるうちにもう金曜日が終わる…。
 火曜日までにエレクトーンの宿題…あぁぁぁぁぁぁ。

 ちょっと弾いてくる…orz

本が届いた。

 AMAZONで注文した本が届きました。
 そのピンポンで目が覚めました。昼でした…。

紳士同盟クロス 9 (9) (りぼんマスコットコミックス)
紳士同盟クロス 9 (9) (りぼんマスコットコミックス)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 410
  • 発売日: 2008/01/15
  • おすすめ度 2.0

 評価はあんまり…みたいですが私は面白いと思いましたよ。

黒執事 3 (Gファンタジーコミックス)
黒執事 3 (Gファンタジーコミックス)
  • 発売元: スクウェア・エニックス
  • 価格: ¥ 590
  • 発売日: 2007/12/18
  • おすすめ度 3.5

 このまえ3巻だけ買い忘れた(売ってる階が違った)ので、通販しちゃいました。
 これから読みます。

桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。
桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/08
  • 売上ランキング: 16518
  • おすすめ度 4.5

 前エントリの桜庭一樹さんの本。
 著者がこれまでに読んできた本を語る本らしいです。
 今後、本を買うのに参考になればいいな。

 というものが届きました。
 本が届く瞬間ってすごいワクワクします。

直木賞

桜庭一樹さんの『私の男』が直木賞受賞したそうです。
第138回直木賞は桜庭一樹さんに決定!

めでたい!!!

桜庭一樹さんの本は普段あまり読書をしない方でも入りやすいと思います。
オススメです!

推定少女 / 桜庭一樹

買ってから読み終わるまでに何日もかかってしまった…。
桜庭一樹さんの本は大好き!!なんですが、ここの所、著者の一般書籍ばっかり読んできたせいか、ジュニアノベルでの文体やら内容に戸惑ってしまい、中盤に差し掛かるまで2〜3ページ読んでは放置して…っていうのを繰り返してしまいました…。

後半はさすがにラノベながらのスピード感で一気に読めました。

ごめんなさい。正直なところ…微妙。
もうちょっと前に読んでたら面白いって感じてたかもしれないなぁ。

それにしても世界観が独特。
この方の書く世界はやはり好きです。

でも、もうちょっと言葉遊びが欲しかった…。

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