レース編みをやっていると、メーカーや銘柄ごとの糸の違いで仕上がりに差ができたりして、一喜一憂することがよくあります。
綿の質や、撚りの違いがあるからこその値段の違いなのだろうと思って手持ちの糸をほぐして写真撮って比較してみました。
感想は私個人的なものなので、使う人によって多少の感覚の違いはあると思います。
※画像はクリックで拡大されます。
まずは太さ比較
色がバラバラなのでわかりにくいですがこんな感じ。
40番は縫い針の穴に通すのはちょっと大変です(私は針穴がYになってるセルフ針というのを使ってます)。
70番以降は普通に通ります(四ノ二を使ってます)。*1
20番はクロスステッチの針を使ってます。
10番は編み物用の針です。
そしてそれぞれを拡大。
ダルマ スーピマクロッシェソフト #10
編み針は3/0号くらいらしいです。編み心地はエミーグランデと変わらないくらいの感じ。
オリムパス エミーグランデ
18〜20番くらいの太さだと言われているらしいです。4本の片撚糸。甘撚りでふんわりしてます。
編み針は0〜2号くらいのレース針。
DMC コルドネスペシャル #100
細いです。初めて見た時ビビりました。
6本撚りで、2本ずつのS撚り3本をZ撚りしてありました。ちょっとケバ感があるように思う。
ミル・フローラ #40
3本の片撚糸。
オリムパス 金票 #40
DMCと同じ6本撚り。ツヤはピカイチ。でもシャリ感が強いのでふんわり編むのには向かない。滑りはかなり良い。
+ + +
本当はDMCとダルマの40番も調べたかったのですが、手元にないのでまたの機会があれば…。
ミルフローラの糸はとにかく安いので買ったんですが、タティングレースに使うと滑りが悪くて目が揃わないし、糸がくるんくるんによじれて編みにくいことこの上ないので少なくとも私の腕では使えないことがわかりました。
ミルフローラと金票を例えると『蝋引きをした糸としてない糸で手縫いをする』くらい違います。糸をバラしてみたら値段と質の違いは一目瞭然。
ふんわり仕上がりで、糸がよじれなくて滑りの良い40番糸ってないかな…。贅沢? 金票のシャリ感がもう少し弱ければいいのになぁと思ったりな今日この頃。編み心地はこの上ないんですが。