カテゴリー「 Book 」の記事

382件の投稿

三浦しをんの『月魚』を今朝方読み終えた。
200ページちょっとの短い文庫本なんだけれど、序盤数十ページを読むのに驚くほど苦労して、時間がかかった。
途中から、出ていった父親とのバトルなんかがあり、サクサクと読み進められるようになる。

なんだかんだ楽しく読めたし、嫌いじゃない。
そこここにBL(というよりJUNE)の匂いがするけどそれも嫌いじゃない。むしろ好きだ。

寝て起きて、一度リセットしてから改めて最初からちょっとだけ読み返してみる。
BL小説として読むと、びっくりするほど最初からそれだと気づいた。

たまに一般小説にもこういったものが隠れている。
私はBLも読むけれど、どちらかというと耽美なものが好きで、背徳感や秘め事が前面に出たものが良いのです。

過去、好きで読んでいた小説(ライト文芸系)のシリーズがあり、それがある時から突然BL臭を強く感じるようになった。作者は最初から匂わせていたのかもしれないけど。
そのシリーズからは気持ちが遠くなってしまった。何やら、自分の中の地雷を踏んだらしい。

なにがツボでなにが地雷なのかは、自分の中に明確に存在するけど説明することはできない。

10月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3117
ナイス数:132

小説の神様 あなたを読む物語(下) (講談社タイガ)小説の神様 あなたを読む物語(下) (講談社タイガ)感想
話は面白かったけど、出版業界や読者に対する愚痴みたいなのが全面に出てくる気がして気になってイマイチ楽しめなかった。古本にブッカーかけるのは転売対策でもあるんじゃないですかね。本が好きすぎて盲目的すぎる印象。自分の本を大切にするのはいいことだけど、他人に口出しする権利はないのですよ。残念ながら。
読了日:10月30日 著者:相沢 沙呼
愛されててよ (幻冬舎ルチル文庫)愛されててよ (幻冬舎ルチル文庫)感想
スピンオフのスピンオフ。好きなシリーズの関係本だと知らなくて今更に読んだ。読む前の感想としては、正直、佐藤くんにはノンケでいてほしかった。だけど、読んだら面白かったからこれはこれで……という感じ。
読了日:10月28日 著者:崎谷 はるひ
本棚本棚感想
インタビュー多め。中島らもの本棚っていうか、奥様のお話がなんとも印象的だった。
読了日:10月27日
昨日の僕が僕を殺す (角川文庫)昨日の僕が僕を殺す (角川文庫)感想
ホラー? ファンタジー? 今までとは違うストーリー展開にビックリ。序盤、主人公の卑屈さに置いていかれ……。私の好みとは違った。
読了日:10月26日 著者:太田 紫織
活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)感想
素敵だったなぁ。星座早見表、街の木の地図、そして雲日記。人や本が繋がって繋がって、大きくなる。優しくて、寂しくもあるけど暖かい。今では機械がやってくれてることを、昔は人が総出でやっていた。そういう時代に生きたかったなと、少し思ってしまった。
読了日:10月15日 著者:ほしお さなえ
絶景本棚絶景本棚感想
本棚の持ち主の猟奇的とも言える本への愛やら執着を見せつけられたかのような1冊。螺旋階段状の書架にうっとりし、床に直置きに苦笑い。作家、編集、書店員、古書店員、図書館員などによって並べ方、置き方に色が出るんだろうとも思う。ちなみに自分は図書館風の並べ方で、なるべく横置きはしたくない派。床に直置きはもっと嫌(縦に並んだ本の上に縦に積むのも嫌…本の上に横置きも大量に乗っかってると…)。それと、本のアップ写真が多かったけど、もっと引きの写真が見たかったなと思ったり。写真が足りない。 読了日:10月13日
監禁面接監禁面接感想
人並みに職を得て、夫婦水入らずで幸せな生活を送りたかっただけなのに、なんでこんな結末になったんですかね。つーか、ひとえにアランが人の話を全く聞かずに全部自分が正しくて周りは馬鹿だと思ってるせいなんじゃないかなーと思う。それにしたって突飛だけど。前半読みにくかったけど後半はあっという間という感じ。就職試験の内容から始まってここまで来るとすごい壮大なギャグ作品だな……とも、思ったり。
読了日:10月12日 著者:ピエール ルメートル
春や春 (光文社文庫)春や春 (光文社文庫)感想
俳句についてよく知ることができたし興味を持つ事もできた。仲間が次々集まってくるところは、ドキドキした。でも展開が早いなとも思った。もうちょっと各々を掘り下げてほしかった気もする。終わり方もそれでいいの? それと、決定的にこれは……って思ったのは目次のところの登場人物にルビが振ってあったこと。これのせいでHalu=トーコだって言うのが決定的になってしまって残念だなと思う。
読了日:10月09日 著者:森谷 明子
みなさんの爆弾 (単行本)みなさんの爆弾 (単行本)感想
「譲治のために」はなんかもうやばい。本人と周囲の捉え方はこんなにも違っていて、理解し合えないのもそりゃ当然だよなという気になる。「メアリーとセッツ」と「世界裏」は結構好き。前半はファンタジーなのか? と思うくらいの感じだけど、後半の作品になるにつれて現実味が増していく感じがした。
読了日:10月07日 著者:朝比奈 あすか
小説の神様 あなたを読む物語(上) (講談社タイガ)小説の神様 あなたを読む物語(上) (講談社タイガ)感想
前半、あれ?私(読者)喧嘩売られてる?って思いながら読んでた。お前らどうせ売れる本しか読まないんだろとか、作家にそう思われる悲しさとか、憤りとか。作者的には違うのかもしれないけれど私はそう受け取った。作家さんの立場だと、昨今は自分でプレゼンやら営業なんかまでやらなきゃいけなくなって大変だろうな。そういうのが苦手な才能ある作家を編集はきちんと売ってあげてほしい。読者だって同じような本ばっかりでウンザリしてる部分があるよ。ましてそれが苦手ジャンルだったりするとマジで新しい本に手を出す事が出来なくなるので。
読了日:10月04日 著者:相沢 沙呼
読書メーター

久しぶりのビブリア古書堂を読み終わって本棚に仕舞おうとしたときのこと。

あっれぇ、背表紙の色が違う? と思い、帯を外してみた。

若干の焼けが……。
どうも焼けやすい色とかいろいろな条件があるらしく、赤は日焼けしやすいと知っていたのですが、それに当てはまらない本もあったり。

手持ちで一番ひどいのはGOSICK BLUEのカバーです。
こちらは買って数ヶ月であっという間に色落ちし始めて、あまり日が当たらない場所に隠していたのですがこの有様。
おなじシリーズでもGOSICK REDは焼けてないのです。

前の家でもこれだけ劣化してるのに、今の部屋はもっと日当たりが良くて、いくらガラスにUVカットが入っていようが、網戸になってることも多いしこのままはいけないなと思って。

とりあえず単行本サイズの本にグラシン紙をかけてみました。
ビニール製のカバーはハードカバーにはかけにくいし、日焼けには効果がない。
書店の紙はタイトルが見えなくなるから嫌。

ビブリア古書堂がきっかけになったこともあり、グラシン紙しかない!と思ったのです。
50冊カバーしてみましたがまだ紙が足りず、あと、めちゃくちゃ大変でした。

9月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3373
ナイス数:130

櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁 (角川文庫)感想
βブロッカー、育毛剤か何かかなぁ。今回も手がかりなしかと思いきや急展開。花房、誰なんだろう。死んだってどういうことだろう?忘れる前に次巻を求む。気になる……
読了日:09月30日 著者:太田 紫織
ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)感想
7年後のビブリア古書堂。娘の扉子に話して聞かせる昔話。との話も良かった。でもヲタの話は妙に生々しく感じて一瞬引いてしまったのは自分がそっちの人種だからだろうか。雪の断章には興味がある。読んでみたい。
読了日:09月26日 著者:三上 延
あの家に暮らす四人の女 (中公文庫)あの家に暮らす四人の女 (中公文庫)感想
家族かと思いきや、他人と同居。どういうことかと読み始めた。事件はあれこれと起きる。ただそれでも揺るがない日常ものといった感じ。面白かった。カラスの語りが入ったときはびっくりしたけど。こういう共同生活は憧れる。
読了日:09月20日 著者:三浦 しをん
沖縄オバァの小さな偽証 さえこ照ラス沖縄オバァの小さな偽証 さえこ照ラス感想
法テラス、沖縄の風習、そういうものが絡む問題が色々。個人的に、このシリーズの中心は美味しそうな食事だと思う。今回は宮古島、八重山諸島のほうも出てきてさらにわくわくが高まった。
読了日:09月19日 著者:友井羊
契約結婚はじめました。 3 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)契約結婚はじめました。 3 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)感想
相変わらず、戦前の夫婦感。でも、面白いんだよなぁ。すみれ荘の話も苦しい話だけど良かった。
読了日:09月17日 著者:白川 紺子
オーダーは探偵に 謎解きいざなう舶来の招待状 (メディアワークス文庫)オーダーは探偵に 謎解きいざなう舶来の招待状 (メディアワークス文庫)感想
急展開。折角いい感じの仲になったところで「なんじゃそりゃ」って感じ。今回の舞台は軽井沢。避暑地で金持ちの別荘で謎解き。好きなシチュエーションでした。絵画の再現っていうのも、検索してみたけどなかなか興味深い。
読了日:09月14日 著者:近江 泉美
どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
高校生の岬は、やっぱり変だ。面白くも苦々しくもあったけれど、最後の章を読んだら、高校生の目から見たらひどい存在に思える岬の父も、彼の語りになれば人間味もあって悪い人じゃない。むしろ息子がヤバイ気もする……。やっぱり相手の立場にならないと見えてこないものはあるなぁ。
読了日:09月12日 著者:中山 七里
火焔の凶器: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)火焔の凶器: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)感想
人体自然発火とか、陰陽師とか、呪いとか。鮮やかでスピーディーな物語展開に夢中になった。次々と人死が出て推理カルテとは違ったハードボイルドさもまた魅力的。
読了日:09月06日 著者:知念 実希人
ののはな通信ののはな通信感想
文通で綴られる人生。なんかすごいものを読んだなぁ。子供の頃、会ったことのない同い年の女の子と文通をしていました。お互いに好きなことを書いたやりとり。ある意味、近所の友人よりも知った気になっていたような気がします。どこの時代で話が終わるのか、途中でわかって、でも、結局ここで終わりなのかな。
読了日:09月05日 著者:三浦 しをん
いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
ポーランドのショパンコンクールに参加する岬先生。ヤンの父親の言い方は酷いんだけど、ちょっとわかる…。本当の天才(って言い方があってるかどうかはわからないけど)は、苦しみも力にできる冷静さと残酷さも兼ね備えているのかな…という感じはする。まぁ、子供を自分のかわりに道具にしてるのは駄目すぎるけど。
読了日:09月03日 著者:中山 七里

読書メーター

文通で綴られる人生。なんかすごいものを読んだなぁ。子供の頃、会ったことのない同い年の女の子と文通をしていました。お互いに好きなことを書いたやりとり。ある意味、近所の友人よりも知った気になっていたような気がします。どこの時代で話が終わるのか、途中でわかって、でも、結局ここで終わりなのかな。

先月末から今月にかけてに読んだ本です。
ライト文芸みたいな感じの本はサラッと楽しく読めるんですが、そうでないものは時間を要したり。

先月末からのイベント連チャンで、単行本を持ち歩くのはちょっとなぁと思い、普段はやらないのですが単行本と文庫、並行して読んでました。
うん、意外とできる気がする。でも、ひとつのストーリーを追ってから次に行くのが好きです。

そんな状態で読んでた『ののはな通信』。

すごいのを読んだ気がします。
文通とか、授業中に回す手紙、そして大人になってからはメールで時間が経過、話が進みます。
読んでいると、最後にあれが起こるんだなということはわかっていたけれども、そういうことじゃなくて、いろいろな出来事や出会いによって人が変わっていく様みたいなのを鮮やかに突きつけられた感じがしました。

8月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2372
ナイス数:110

鍵屋の隣の和菓子屋さん つつじ和菓子本舗のつれづれ (集英社オレンジ文庫)鍵屋の隣の和菓子屋さん つつじ和菓子本舗のつれづれ (集英社オレンジ文庫)感想
鍵屋さんが終わって今度はお隣。視点が変わると見える景色も変わってきますね。鍵屋さんよりポップな雰囲気で賑やかな感じ。
読了日:08月29日 著者:梨沙
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)感想
話は面白かったし考えたらさせられもした。
個人的に、動物がひどい目に合う内容はすごく苦手なので、参ったなと思った。
読了日:08月24日 著者:辻村 深月
心を半分残したままでいる(3) (ディアプラス文庫)心を半分残したままでいる(3) (ディアプラス文庫)感想
3冊続けて読了。この先のことも考えたら不安もあるものの、それさえも乗り越えられるんだろうと思わされる最終巻。よかった。
読了日:08月15日 著者:砂原 糖子
心を半分残したままでいる(2) (ディアプラス文庫)心を半分残したままでいる(2) (ディアプラス文庫)感想
過去回想。忘れてしまうから、折角幸せになっても救われない繰り返し。つらい。
読了日:08月15日 著者:砂原 糖子
心を半分残したままでいる(1) (ディアプラス文庫)心を半分残したままでいる(1) (ディアプラス文庫)感想
ああ、つらい。忘れた本人視点だからそちらの痛々しさは十分に伝わってくるけれど、それよりも残されている方の痛々しさが辛い。
読了日:08月14日 著者:砂原 糖子
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)感想
悪意に満ちた大人たちが大勢登場する中、岬は清涼剤のようであった。前半はひたすらに読んでいても苦しく、いつ盗まれたチェロのことが出てくるの?と思いつつ読んだ。事件が進んでからはあっという間で、いろいろな事件が絡み合って、なるほど……これで終わりなんです? と、あっけにとられている今です。
読了日:08月11日 著者:中山 七里
ケーキ王子の名推理3 (新潮文庫nex)ケーキ王子の名推理3 (新潮文庫nex)感想
シフォンケーキと修学旅行とコンクール。微妙に三角関係。ガレット・デ・ロワ、以前買って食べたときとても美味しかったのでまた食べたいのですが、年末のバタバタに追われてなかなか機会がないです。それにしても、颯人のギャップが!!たまらないです。
読了日:08月08日 著者:七月 隆文
名探偵誕生名探偵誕生感想
あとがきが一番面白かったかな。本編も良かったけど、さほど引き込まれる感じもしなかった気がする。太陽系の展示、実際にあったら見てみたい。天王星の犯人は、サイコパス診断で使われるあれですね、ヤバイ。子供の頃の隣町の感覚はすごくよくわかる
読了日:08月06日 著者:似鳥 鶏

読書メーター

7月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2771
ナイス数:206

これは経費で落ちません! 4 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 4 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
新入社員、インパクトはあったけどうまく乗りこなしてみたら悪くなさそう。私だったら嫌でフェードアウトするタイプかもしれないけど。秘書話は美華のおかげで面白い方に転がって行きそうでそっちのやり取りもまた見たいな。不倫云々はそのうち主題になるだろうけど、ドロドロは嫌だなぁ
読了日:07月29日 著者:青木 祐子
蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷感想
圧倒的な物量で読むのを躊躇していましたが、読み始めたらあっという間だった。はじまりは、スポーツものの漫画を読んでいるみたいな読み口で夢中になり、やがて、語り手の気持ちにリンクしながら自分も聴衆になっていく感覚が心地よくて新しかった。ライバルでありながらも友人という気持ちのほうが強いあたりも大物の風格を感じる。爽やかで素敵な作品でした。素晴らしかった。
読了日:07月27日 著者:恩田 陸
さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)感想
あまりに痛々しい冒頭から、事件を挟みながらもひたすらにピアノの話。ミステリーのつもりで読んでいたら、熱い青春小説になっていました。でも、最後の展開を読んだあとに、今までのことを思い返すと、あぁ、そうか。私がのほほんと音楽の話を楽しんでいる裏でこんな葛藤が描かれていたのかと気づいた。なんにせよ、凄まじい熱量と半端ない計算で成り立っている作品だった。何より熱血でいて優雅なのがいい。
読了日:07月22日 著者:中山 七里
推理は空から舞い降りる 浪速国際空港へようこそ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)推理は空から舞い降りる 浪速国際空港へようこそ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
航空管制官と謎解きに関して切れ者の情報管が出てくる、空港日常の謎小説。珍しい舞台で登場人物のエリート感がとても良かった。シリーズ化しそうな雰囲気がする。ただ、謎の究明が毎回どれも急すぎるなと思う。最近の小説ではこういう感じのものが多いけどもっと順を追ってくれる方が楽しそうなのになー
読了日:07月18日 著者:喜多 喜久
アニソン・ゲーム音楽作り20年の軌跡~上松範康の仕事術~アニソン・ゲーム音楽作り20年の軌跡~上松範康の仕事術~感想
上松曲を『アニソンっぽすぎる』という若い人の話を聞いたときに、時代は変わったのだなと驚いた記憶がある。私はエタブレを聴いた時に何だこの新しいすごいやつは!!と驚いたのですが、今やそれがスタンダードなんだなぁ(寧ろちょっと古いのか?)と思った。面白かったけど、周囲への感謝や配慮みたいなのが欠如している書き方(マウンティング的なもの?)が途中から気になってきて、最後の方は読んでてお腹いっぱいですって感じに…。油ギッシュで全部盛り。話で聞くには楽しいかもしれないけど文章にするとくどいかも。
読了日:07月14日 著者:上松 範康
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと感想
タイトルのインパクトもさておき、内容も素晴らしかった。相手の良いところを見つけてそれを伝えられる人は、天井人だと個人的には思っている。私にはなかなか難しい。読みたいと思う本がいっぱいあった。気になるなぁー。ところで、図書館で借りて読んだのですが、分類コードが日本の小説(913.6)でした。小説なのか? 国会図書館で調べたら019になってたので、すごくしっくり来た。私も図書館仕事でこの本で学んだことを役に立てたいなぁと、思う。
読了日:07月13日 著者:花田 菜々子
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)感想
海外のB級ホラー映画みたいな雰囲気があって、「ここまでする?」みたいなやりすぎ感もめっちゃあったけど、勢いがあってすごくおもしろかった。悪意に満ちててこんな世界ゴメンだって思いました。
読了日:07月11日 著者:中山 七里
緑衣の美少年 (講談社タイガ)緑衣の美少年 (講談社タイガ)感想
馬鹿には見えない服の手法が様々で面白かった。盗賊団のほうは、風刺がきいててそれでいてバカバカしくて、こっちも良かった。
読了日:07月07日 著者:西尾 維新,キナコ
宵物語 (講談社BOX)宵物語 (講談社BOX)感想
終物語後のの阿良々木暦は、なんだか高校時代と一線を画したいのかなと思える。得体のしれない誘拐された女児を求めてのロリトリオとのあれやこれ。これ、どうやって怪異と繋がってくるのかなと思ってたら、なるほどなぁと言う感じ。八九寺神は素晴らしいですね。それと、撫子のほうのエピソードで寧ろ大切な話をしていたようで、そっちはそっちで気になる。
読了日:07月03日 著者:西尾 維新,VOFAN

読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2248
ナイス数:71

バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘 (角川ホラー文庫)感想
キリスト教の歴史語りの長さよ……。興味がある人にしたら面白いんだろう、と、心を無にして読み進めた。今回はさほど突飛なエピソードが出てくるでもなく、砂漠に取り残されることもなく、終わり方もきれいでした。が、戻ってからどう報告するの!?とか、突然終わってしまったので驚いた。
読了日:06月28日 著者:藤木 稟
ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)感想
中村明日美子さんの表紙を書店で見て、心を射抜かれてしまい、購入に至った。読んでみたら、三浦しをん、なんて身近な存在なの!?(呼び捨ては新愛の証です)と、変に感動してしまう。自分は同年代なのですが、高校の部活(ヲタ系)にこういう感じの人いたなぁと、当時の先輩や同級生を思い出した(元気かなぁ)。本文でいうと、『紫のバラの人一同』には大いに笑わせてもらいました。
読了日:06月22日 著者:三浦 しをん
京都寺町三条のホームズ(9)恋と花と想いの裏側 (双葉文庫)京都寺町三条のホームズ(9)恋と花と想いの裏側 (双葉文庫)感想
修行中あれこれ。葵がもうすぐ二十歳になるということで、大人の関係が描かれちゃうのか!? という引きの今巻。こういう類の恋愛ものは近年数多くあるけれど、くっついたら終わりで、個人的にはちょっと物足りない。なのでこのシリーズには少し期待しています。
読了日:06月19日 著者:望月 麻衣
祈りのカルテ祈りのカルテ感想
この方の書く作品にも研修医のこと、または研修医時代のエピソードが時々登場する。でも、研修医が主人公の作品は初めて読みました。科によって特徴があって、みんないろいろな理由で決めるんだろう。話は綺麗すぎて眩しすぎるけどこんなことがあったら素敵だな、とは思う。私は綺麗事ばかりなものは信じられないのであまり好きな部類ではないかな。人間臭さ、みたいなものが足りないと思った。
読了日:06月16日 著者:知念 実希人
さえこ照ラスさえこ照ラス感想
切れ者の沙英子と人当たりのいい大城のあっさりとした事件解決。簡単に読めた。沖縄の文化が盛りだくさんで知らないこともいっぱいあった。それと、ルートビアの飲み放題は勘弁してほしい。
読了日:06月14日 著者:友井 羊
深夜のラジオっ子 (単行本)深夜のラジオっ子 (単行本)感想
コラムが、すごく面白かった。私は今はアニラジしか聞かなくなっちゃったけど、若い頃は深夜ラジオも昼の帯もなんでも聞いてて、どれも面白かったなとか、当時、ダイヤル式のラジオのそれぞれの局の所に油性ペンで線書いてたなとか色々思い出した。それぞれの作家さんの部分に関しては、そうしないと生き残れないんだと思うとは思うけど、ギラギラしすぎていてちょっと胸焼けする部分もあったなー。
読了日:06月10日 著者:村上 謙三久
額を紡ぐひと額を紡ぐひと感想
流星群を見たことがあるけど、怖いっていう気持ちはすごくわかる。
読了日:06月08日 著者:谷 瑞恵

読書メーター

下旬になってようやく盛り返してきた感じ。
生活もやっと落ち着いてきたのでそろそろペースを取り戻したい5月でした。

5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2049
ナイス数:85

ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない (角川ホラー文庫)感想
宝探しだけで1本とかもあり得たんじゃないかと思うほど話に重さのある3章だった。この方の作品は田舎の昔からの風習とかが味があって好きです。湖畔のラミアは…神話の名前のペンダント作っちゃうOB痛々しい……
読了日:05月30日 著者:櫛木 理宇
最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)感想
読む前に裏表紙のあらすじを読んでいたら、上巻から続いた話のオチがさらっと書かれていてズッコケた。医者の死のほうは、過去と現在が綺麗に重なって、一瞬どっちのモノローグなのかわからなくなるほどで、よく出来てるなぁと思った。
読了日:05月28日 著者:二宮敦人
最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)感想
続編が出るとは思ってなかった。前巻は図書館だったのですがよい作品だったのでシリーズまとめて購入。今回はエイズと、桐子少年。しかし、HIVの治療ってこんなに進歩しているんですね。一時期活発だった撲滅活動も今はあまり見かけなくなりました。病に倒れた彼は愚かだけど、怖いから後回しにする気持ちは痛いほどわかる。切子少年は続く、だった。優しい空気の漂う本だけどそれより悲しい気持ちでいっぱいになる。
読了日:05月24日 著者:二宮敦人
下鴨アンティーク アリスの宝箱 (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク アリスの宝箱 (集英社オレンジ文庫)感想
なんだか終わった気がしない。鹿乃と慧はほとんど出てこない番外編。鈴の話がすごく好き。
読了日:05月23日 著者:白川 紺子
死香探偵 - 尊き死たちは気高く香る (中公文庫)死香探偵 – 尊き死たちは気高く香る (中公文庫)感想
正直、主人公が不憫すぎる。例えばこれがBL小説だったら主人公に見返りがある分、もっと楽しめるのかも?などと思ってみたり。今後風間には食べられるものが少なくなった桜庭のために食べられる手料理を振る舞ったりしてほしい(腐)。
読了日:05月22日 著者:喜多 喜久
契約結婚はじめました。 2 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)契約結婚はじめました。 2 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)感想
どいつもこいつも遠回りな恋愛模様にやきもき。めんどくさいなぁ、早くくっつけばいいのになぁと思いつつ、読みました。家の語りはそうだった、とわかりつつもやはりちょっと混乱する。オレンジ文庫は結局、きれいな恋愛模様で終わりで、深く突っ込んでは行かないので個人的には物足りないけど、毎回読んでしまう。
読了日:05月12日 著者:白川紺子
化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫)化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫)感想
虹色の短編。今まで出てきたキャラクターたちの話だけど、誰だっけ? って感じで読んでて、そのうちに、あったなぁと思いだしたりでした。個人的にはやっぱり舞衣のキャラクター性が好きなので、いつもの感じのほうが好きかなぁ。ただ、あのキャラの目線だとこんな感じなんだというのがわかったのは面白かった。みゅーたんとか(笑)
読了日:05月07日 著者:喜多 喜久

読書メーター

4月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:805
ナイス数:71

魔女は月曜日に嘘をつく3 (朝日文庫)魔女は月曜日に嘘をつく3 (朝日文庫)感想
ずいぶん久々だな、みたいな印象。親子関係に焦点を当てた話だったな。杠葉さんの考えとか拒絶感は本当に理解できなくてアブラバチの話、最初は「は!?」って怒りを覚えたけど、最後まで読んだら納得いったような。犬居はよく耐えられるなーと思ったり。蜘蛛のエピソード読んでて、自分が実家に住んでた頃、窓に出来たジョロウグモの観察をしてたらいつの間にか巣に2匹になってて、ちょっと経ったら大きい巣の周りに小さい子供の巣がいくつも出来てて、気持ち悪くなって親に取ってもらったエピソードを思い出した。
読了日:04月06日 著者:太田 紫織
ショートストーリーズ 僕とキミの15センチ (ファミ通文庫)ショートストーリーズ 僕とキミの15センチ (ファミ通文庫)感想
文学少女だけ読みました。甘いなー。そして、こんな雰囲気だったなと懐かしくなりました。
読了日:04月04日 著者:井上 堅二,庵田 定夏,綾里 けいし,石川 博品,岡本 タクヤ,九曜,佐々原 史緒,更伊 俊介,三田 千恵,竹岡 葉月,羽根川 牧人,御影 瑛路,水城 水城,野村 美月,森橋 ビンゴ,田口 仙年堂,築地 俊彦,伊東 京一,久遠 侑,くさなぎ そうし
最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)感想
例外なく人は死ぬ。最期をどう迎えるのか、決断するのは自分のことでも難しい。意見の違う人間がぶつかり、そして迷う。いろいろと考えてしまう話でした。死とは、難しい。
読了日:04月01日 著者:二宮敦人

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