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開かせていただき光栄です / 皆川博子

2012.06.06 Wed 17:55

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)

発売元: 早川書房
価格: ¥ 1,890
発売日: 2011/07/15

 外科医で解剖教室を開く、ダニエル・バートンと弟子たちと、田舎から詩人になるべくロンドンにやってきたネイサン・カレン。

 ダニエル・バートンは墓あばきから屍体を買っては解剖をしたり。
 ネイサン・カレンは慣れない都会で色々な目に遭ったりしています。
 舞台は18世紀のロンドン。
 あらゆる物に税金が課せられていたり、街は煤けて真っ黒。工業排水や汚水で酷い汚染のテムズ川。

 そんな時代背景で巻き起こる、謎の屍体。
 ここに隠していったのは誰か、はたまたこの屍体は一体誰なのか。

 やー、面白かったです。

 汚染された街と、耽美な描写がマッチして素晴らしいです。
 あと『チップを渡す』という行為が酷く野蛮なものに感じた作品でありました。

 久しぶりにステキミステリーを読んだなぁ!!と感じました。
 文筆業40年の著者。80代の女性が書いてると思うと益々胸がときめきます。

 個人的に、盲目の検事の助手であるアンのキャラクターが凄く面白くて好きでした。

マリア様がみてる フェアウェル ブーケ / 今野緒雪

2012.05.30 Wed 02:03

マリア様がみてる フェアウェル ブーケ (マリア様がみてるシリーズ) (コバルト文庫)

発売元: 集英社
価格: ¥ 500
発売日: 2012/04/28

 久しぶりのマリみて。
 短篇集でしたがあいかわらずホッコリいい話でした。

 プライベートTeacherが好きだった。
 本編は終わっちゃってますが、あのあとどうなったのかな…っていうのも少し気になったりした。

 登場人物の名前が、音では古めかしいけど、漢字がさっぱり読めない。

デュラララ×11 / 成田良悟

2012.05.23 Wed 14:36

デュラララ!!×11 (電撃文庫)

発売元: アスキー・メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2012/05/10

 風呂敷広がった11巻。
 TVシリーズのあたりは臨也が引っ掻き回してた感じがするものの、ここまで来るといろんな人がいろんな種火を持っていて、それがひとつになって大きな炎になって火災旋風になるのかな…という感じでした。
 罪歌のことも新しい事がわかって、あの人は切られちゃうし、どうでもいいと思ってたあの人はまた出てくるしでもう…。

 ただ、前巻がでてから1年近くも経過しているので、登場人物も多いし話も複雑になってるし、正直細かいとこまで覚えていられない。
 もうちょい細かいペースで出てたらもっと楽しめたのかもしれないのになぁ…と思うとそこだけは残念。

“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……〓 / 野村美月

2012.05.10 Thu 18:23

“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4) (ファミ通文庫)

発売元: エンターブレイン
価格: ¥ 651
発売日: 2012/04/28

深き夜のあはれを知るも入る月の おぼろげならぬ契りとぞ思ふ

 今回のヒロインは『朧月夜』こと『右楯月夜子』です。

 というわけで、源氏物語『花宴』を読みました…。
 なんていうか、藤壺に会えなくて宮中をウロウロしてたら朧月夜と出会って一夜を共にしてしまうという話でした。
 うん、知ってた。こういう話だって私知ってたよ!!

 ヒカルのシリーズは4作目。読み終わった後にぼんやりと源氏物語をよんでいたのです…が。
 ここに来て悟ったんだ。

 野村美月さんの可愛らしい綺麗な文章だけでこの物語を完結したほうがいいという事実にな。

 …というわけで、もう知らないままでいいという結論に至りました。
 さて、今回の月夜子は赤毛が印象的で、御色気たっぷり…かと思いきや。
 思いの外繊細で素敵な女性像でした。

 今回のこの月夜子ですが、髪色での性格分類をすると赤毛は、『赤毛のアン』にイメージされるような感じでお喋りで、短気で…と言ったイメージが多いような気がしますが、一見月夜子はブロンドにありがちなセクシーなイメージだなと思いました。

 それから、話全体の感想ですが、

 前半は帆夏視点の描写が出てくるのですが……顔文字ウッゼ(笑)
 会話で『万が一』のことを『まんいち』って書いてあるのは、しばらく話に入り込めなくなるほどの違和感を覚えました…。万が一って言えばいいじゃんよ…。

 でも、帆夏好きですね。可愛いんだもん…。

二人の距離の概算 / 米澤穂信

2012.05.07 Mon 18:33

ふたりの距離の概算

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 1,470
発売日: 2010/06/26

 古典部シリーズ、出てる分全部読了。

 主人公達の学年が上がって2年になり、初夏のマラソン大会。
 古典部にも新入生が入るけど、そこでまた事件が起こってきてー…。

 ほとんどが過去の回想で進んでいきますが、ホータローはもうすでに自身の信条からは外れてると思う。
 でも、そういう変化の部分も今後進展があるのだろうなぁ…という感じ。
 新入生も騒がしそうだし、今までの雰囲気をぶち壊してくるのかと思いきやそうではなかった。

 シリーズ読んでみての感想だけど、最初の1巻は伏線はわかりにくいし、読後感が気持ち悪いし…(今巻でも相変わらず読後の気持ち悪さは引きずっていますが(笑)とイマイチだなぁと思うところも多分にあって、でも全体的にノスタルジックな雰囲気とかがすごく好みだったので、読んでるうちにハマって今に至ります。
 特にクドリャフカはアニメでも観るのが今からとても楽しみ。

 アニメのネットでの評判はアレですが、私は今期一番好きかな…。
 原作者と同じ年齢らしく、世代感なんかも近いであろうと思えるので、そういう意味でも懐かしく高校時代を振り返れたりして、そこも面白いと思える理由なのかもね。

遠まわりする雛 / 米澤穂信

2012.05.05 Sat 23:52

遠まわりする雛 (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
定価: ¥ 660
発売日: 2010/07/24

 4冊目まで読了。
 この1冊は短編集で、1~3巻までの間のストーリーが時系列で並んでました。

 後ろの2編、『手作りチョコレート事件』と『遠まわりする雛』ではちょっと恋愛の色が出てきて、ほろ苦いかんじの雰囲気になってきて、ちょっとドキドキしました。

 次巻はまだ文庫化していないので、単行本を注文。
 1巻ではあまり消化不良の感じもしていましたが、読むたびに世界観に引きずり込まれて現在に至ります。
 他の作品も読んでみたいなと思ってます。

愚者のエンドロール

2012.05.02 Wed 02:59

愚者のエンドロール (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日: 2002/07/31

 2年F組のビデオ映画上映。
 脚本半ばにして脚本担当が倒れてしまい、誰もエンディングがわからない。
 事件の解決をどう作るべきかを追うという話。

 最後、すべて映画が完成してから、明らかになる真実にぐいぐいと引き込まれました。
 でも、姉は地球の裏側にいるんだよね?でも家に帰ってきてた感じもしてたけど。

クドリャフカの順番 / 米澤穂信

2012.04.29 Sun 15:35

クドリャフカの順番 (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 660
発売日: 2008/05/24

 2巻だけ手に入らなかったので、飛ばしてよみました。
 この巻は、語り手も変わり、いろいろな視点からカンヤ祭の雰囲気が描かれているし、同人誌のことや、わらしべ長者のことなど色々な出来事が最後に一つの渦にまとまっていく感じが面白かったです。

 今回はカンヤ祭を舞台にちょっとした事件が起こっていきます。
 部室から一歩も動かずわらしべ長者状態に物々交換をしながら文集を売りつけていくホータローと、様々な文化祭の催しを純粋に楽しむ里志と、真面目一辺倒に文集を売ろうと考えるえる(諦めるの早すぎw)と、漫研で起こった問題に首を突っ込んでしまった摩耶花。

 目的は古典部の文集を少しでも多く売らなければならないという所だと思うのですが、方法はそれぞれで、またそこに『十文字』事件が絡んでいくのが、とてつもなく面白かったです。

氷菓 / 米澤穂信

2012.04.27 Fri 22:00

氷菓 (角川文庫)

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日: 2001/10/31

 アニメの1回目を観て、世界観と雰囲気があまりにも私の好みド直球過ぎて思わず買ってしまいました。
 感想は、ちょっと物足りない感じはしました。
 前半はあまりにもあっさりと(主人公の観察眼で)解決してしまうので、読んでる側にはよくわからないまま主人公が納得して解決されてしまう部分があったりして、そのへんはもうちょっと楽しめたらよかったのになぁ…と思うところはありました。
 でも、主軸になる『氷菓』の解決の部分では感動しました。
 あと、学生運動付近のことが描かれた文章大好きなので、ワクワクしました。当時の運動家の書く文章がなんかリアルー。

 雰囲気がとにかく好きなので、シリーズ全部読もうと思ってます。

 あとで知ったんですが、この著者は『インシテミル』の方だったんですね。映画おもしろかったなぁ。

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs / 成田良悟

2012.04.05 Thu 04:35

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

発売元: メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2003/02
売上ランキング: 54487

 なんだか読書ができなくなってきたなと思ったので、ラノベで、図書館ですぐに借りられるやつをと思って、バッカーノを読みました。
 デュラララ大好きで、あっさり読めたんですが、バッカーノは舞台がニューヨークなので、名前が日本じゃないのです。
 そして登場人物多い!!

 そんなわけで、名前がさっぱり覚えられず…。
 というか、フルネームならイメージで捉えられるんですが、そうではないので逆にわからないんですよね。
 なので、アニメ公式サイトの相関図とかとにらめっこしながら読み終わりましたよ。

 スバラシイテンポ感と全体から漂う禁酒法時代のアメリカの雰囲気というがホントに凄くて、よい一冊でした。
 あと2冊借りてるので、続き読むよ。

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