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2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2890ページ
ナイス数:37ナイス

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)感想
鹿山明がすごい可愛らしい人に思えてたまらない気持ちになりました。家にあんな仕掛けがあったら楽しいだろうなぁ。
読了日:2月25日 著者:三上延
新約 とある魔術の禁書目録(5) (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(5) (電撃文庫)感想
上条さんが上条さんらしくなくなっていくなぁ。それはそうと、ずっと読みにくいと思っていた正体が判明した。『自動販売機の商品見本を保護する透明なカバー』って書いてあってしばらく悩む。こういう表現が多いから無駄に時間かかるんだなと感じたのだった……。
読了日:2月22日 著者:鎌池和馬
新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)感想
マリアンの蛇口のところと、家具のところはエグすぎて、うぇぇえってなったんだけど、他にとりたてて楽しめるところがなかったなぁと思ってしまった。読んでて情景が浮かばな過ぎるので、場面転換多すぎてより入れないトラップ。新規キャラばっかりなので本編なのかどうかもちょっとあやしい気がする
読了日:2月20日 著者:鎌池 和馬
新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫)感想
ハワイ編。監視カメラの映像で話が進んでました。会話が『』だったのと、各シーンが短いのが読みにくかったんですが、それなりに楽しかったです。
読了日:2月14日 著者:鎌池 和馬
新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈2〉 (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈2〉 (電撃文庫)感想
前巻より好みで良かった。ただ、神裂の戦闘パートは規模が大きくなり過ぎて正直よくわからぬ。あと、ママ達のスポーツジムのシーンはなんのためにそこに入っていたの?というのがいちばん気になる。内容はこれまでのおさらいがわかりやすくて有難かった。
読了日:2月10日 著者:鎌池 和馬
新約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)感想
はまづらがあんま好きじゃないので、個人的にはイマイチ。
読了日:2月7日 著者:鎌池 和馬
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (MF文庫ダ・ヴィンチ)あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (MF文庫ダ・ヴィンチ)感想
アニメは1話からなんか泣きそうで、最終話見たあとはしばらく泣いてたんですが、ノベライズはイマイチかなぁという感想。アニメの脚本家さんが書いてるらしいですが、いっそ戯曲みたいな形式にしてもらったほうがよかったなぁ。
読了日:2月4日 著者:岡田麿里
二代目のバカにつける薬二代目のバカにつける薬感想
桜庭一樹さんがその昔別名義で書いていたエッセイ本ということで。二代目のバカを心からバカにしていて面白かった。私はあんまり二代目のバカに出会ったことはないですが…。そして、著者20代くらいの写真が。若!!!びっくり。
読了日:2月4日 著者:山田 桜丸
犬はどこだ (創元推理文庫)犬はどこだ (創元推理文庫)感想
数ヶ月積んだのをやっと崩しました。これは2005年の作品ですが、今だったらSNSの普及もあってもっと特定は簡単だろうなと思う。ところで、シリーズ化を目論んで書いたのは、いろんな謎が残ってるところからも分かるんだけど、予定はあるのかなぁ。出るなら読みたい。
読了日:2月4日 著者:米澤 穂信

読書メーター

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

発売元: アスキー・メディアワークス
価格: ¥ 599
発売日: 2013/02/22

 ドラマ化されてさらに知名度ぐーんと上がっているビブリア古書堂シリーズの4巻が発売されたので読みました。
 もともとこの本との出会いは、『読書メーター』というのをやっているのですが、そこで売上上位のなかにこの本があって、なんだか凄く気になって購入したのが最初です。
 読んでみたらびっくりするほど面白くって一気読みしてしまって、今は好きなシリーズのひとつです。
 ちなみにドラマは見ていません。

 理由は簡単で、『本を読んでて台詞部分が役者の声で響いてきたら最悪だから』です。
 べつにドラマだからというわけではなく、アニメでも原作が好きすぎる作品は見るのを控えたり、原作が完結してからアニメを見たりします。

 さて、今回ようやく栞子さんのおかあさん登場。
 やはり一筋縄ではいかないタイプのアクの強い人の様子…。いまのところ『ちょっと嫌い』だなと思ってますが、少しでも人間らしい一面がかいま見えたら『好き』に転じそうだなという予感がします。

 今回の題材は江戸川乱歩。
 今回も残念ながら1冊も!読んだことないです。

 でも、読んだこと無くてもストーリーが面白いので問題ないです。
 数冊読んでみたいなと思いました。図書館かどこかで読む日が来るかもしれないです。

 今回読んで思ったのはなんとしても『鹿山明』氏の可愛らしさです。
 表は厳格な父親だったとしても、裏の顔はまるで少年でした。
 こんなおじさん、なんて愛おしいんだろうとおもって読んでいました。

 今回も面白かったです。

犬はどこだ (創元推理文庫)

発売元: 東京創元社
価格: ¥ 777
発売日: 2008/02

 勢いづいたところで、作家読みをすることに。
 2005年にソフトカバーで刊行されたものの文庫版です。

 どのへんで書かれたものかわからないまま読んでいましたが、『さよなら妖精』や、古典部の『クドリャフカの順番』の後くらいの作品のようです。
 刊行順に読んでいるならば、初めて登場人物が学生ではない大人であるもののようです。

 昨年9月に購入して積んでいたのは、実はそのあたりの理由もありました。
 設定を読むと、探偵モノだったり主人公がオッサン臭い感じがして、どうにもこうにも手が出ないでいたのでした。
 が、同作者の最新作を読みきった勢いでこちらにも手をつけた次第です。

 感想ですが……、面白かった…

 基本は主人公の一人称ですが、途中探偵志望で押しかけてきたハンペーという男の一人称、それから主人公の紺屋のチャットのやりとり。
 ネットの文章。町の歴史を書いている本。
 こんなものが織り交ざっていて、グイグイ来ます。
 あとネット関係の文章が結構リアルで親近感が湧きます。正直言えば2004年付近でWEBサイトのチャットルームを使うというのはちょっと「うーん?」と思わないでもなかったんですが。

 ちょっと前の作品だというのもあり、耐え難いほどの恐怖感というものはなかったのですが、中盤からやはりなんとも言えない気味悪さは感じました。
 残念ながら、オチは途中で見えてしまったんですが、それを差し引いてもやっぱり引き込まれて一気に読めました。
 米澤さんの作品は本当にハズレがなくてよいなぁ。
 あと、最近の作品はちょっと怖すぎるので、このくらいの時期のものはだらりと読めていいなー(笑)

 読んでいないのがあと1作あるのでこの勢いで読みたいと思っています。が、これまでにない長作っぽいし舞台が海外で登場人物も多そう(=名前が覚えられない)。
 時間をかけてじっくり読みたいですね。

2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2270ページ
ナイス数:24ナイス

ナゲキのカナリヤ―ウタエ― (幻冬舎ルチル文庫)ナゲキのカナリヤ―ウタエ― (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:1月31日 著者:崎谷 はるひ
リカーシブルリカーシブル感想
女の子が主人公なのが、なんだかもの珍しく新鮮でした。最初は変な息苦しさを感じつつも読んでましたが、中盤過ぎたあたりから、底冷えのするような恐怖が……。ラストは割と気持ち良く(?)読み終えることができました。とにかくスゲー!
読了日:1月29日 著者:米澤 穂信
トワイライト 下 (ヴィレッジブックス)トワイライト 下 (ヴィレッジブックス)感想
少女漫画で夢を見てた頃の、若い時に読んだらすごくハマったんだと思う。今の私にしてみると、エドワードがベラを好きになった理由はわかるんだけど、ベラはなんでエドワードを好きになったの?と思ってしまう。結局イケメンだからなの!?って思ってしまうのは私が汚れた大人だからだな。なんで吸血鬼になったのかとか、そういう昔エピソードはすごく面白かった。
読了日:1月28日 著者:ステファニー メイヤー
トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)感想
まだ正直よくわからない。少女描写もじつはまだ慣れてない。 でも、面白くなる予感はする。下巻を続けて読みます。
読了日:1月22日 著者:ステファニー メイヤー
アイソポスのひそかごと (幻冬舎ルチル文庫)アイソポスのひそかごと (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:1月9日 著者:崎谷 はるひ
インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫)感想
映画を先に観ていて、それなりに楽しめていたんだけど、その後米澤作品を読めば読むほど、映画のあのインシテミルが同作者のものだと思えないなと感じていました。導入部は映画と変わらなかったのでこういうのも書くのかぁと思って読んでいたけど、結末のほうにいくと映画のそれとはかなり違っていて安心したし、すごく楽しめました。先に本を読みたかったー!!
読了日:1月7日 著者:米澤 穂信
読書メーター

 ここ最近、あまり読書を続けることが出来ず、ちょっと読んでは数日放置してまた読んで…みたいな感じで、ぜんぜん集中して読書出来ていませんでした。
 が、久々に一気読みする作品に会いましたー。うへへ。

 米澤氏の新刊『リカーシブル』です。
 帯には『ボトルネックの感動ふたたび』と書いてあり、表紙のデザインも似た感じ。ついでに登場人物の下の名前がカタカナなのも似た感じ。
 読み始めは主人公が女の子なこともあるし、親の都合で母親の住んでいた街に引っ越してくるというはじまりも、ボトルネックのノゾミそのものだなぁという感じで読み始めました。

 しかし、内容は全然違っていて、正直こっちのほうが私は断然好きです。
 閉塞感のある田舎町。裏寂れた商店街というのは、実家のほうの市街地を想像するような感じで身近だった。
 そして、タマナヒメというのが出てくる民話が出てきて、それが主人公の今とリンクしてくるのですが…あぁぁもうっ。
 ママの異常な優しさとか、ちょっと変に見える弟とか、街の住人とか…いろいろ不気味ですが、もうたまらなく好みでした。
 主人公のハルカは中1にしてはちょっとキレキレすぎてるかなぁと思いますが、親がいないと生きていけない年齢感ということになると仕方ないのかなぁとも思えます。

 中盤を少し過ぎた頃の三浦先生との会話シーンは、お風呂で読んでたのですが、温かい湯船につかっているのに底冷えがするような変な恐怖感に襲われて…怖くてお風呂あがりました…。

 面白さ云々ありますが、いろいろ読めなくなってた私が今求めてたのってこういう話だったんだなー…とか思ってしまった。
 全部読んだ後、最初を読み返して…もうここからすべてが始まってたことに気づいた…。

トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)

発売元: ヴィレッジブックス
価格: ¥ 735
発売日: 2008/04/19

 トワイライトを読んでる。

 桜庭一樹さんの読書日記を読んでいる時になんだか妙に気になったうちのひとつだ。
 50年間で世界で最も売れている本のベスト10に入るくらい売れているらしい(ちなみに1位は聖書)。

 世界で売れている本というと、ハリーポッターとか指輪物語とかを思い浮かべる。
 ハリーポッターは1巻の半ばまで読んで、やめてしまった。
 当時は読書をする癖がついていなかったこともあるとは思う。今だったら最後まで読んだと思うけど…。

 トワイライトは、少女の一人称で語られる話で、どうにもこうにも好みかもしれない…と思いながら読んでる。
 あちらのティーン向けの本なのだそうで、日本ではヴィレッジブックスというとこから出ている。
 最初、買いに行った時に売り場が見つからなくて、探しまわったらハーレクインと一緒にちょこんと置いてあった。今日、下巻を買いに行ったら、普通に海外文庫の棚にちょいんと置いてあった。映画上映中なのにこの扱いの小ささに本当に驚く。

 まだ読んでる途中なので感想などはまだこれから。
 長いシリーズなので、なんとか完走したいと思ってます。訳文苦手だけど…慣れないと。

 ちなみに、Wikipediaに『ベストセラー本の一覧』というページがあって、世界中で売れている作品の一覧が載っている。
 皆様、どのくらい読んだことがあるだろうか?

 私は…

  • 星の王子さま
  •  (多分)内藤濯訳と、新約の倉橋由美子訳。遺作にもなった倉橋由美子訳は、暗くて大人向けの感じが色濃くてとても好みだった。

  • ロリータ
  •  文庫の後ろに載っている解説を照らし合わせながら…苦労したけど読み応えがあった…。陰鬱でいやらしくて好みだった。

  • アンネの日記
  •  中学生の頃に完全版ではないものを読んだ。今だったらもっと楽しめる気がするのでもう一度読み返してみたい。

  • ソフィーの世界
  •  高校の時に倫理の先生に勧められて読んだ。お陰様で倫理の成績は良かった…。そして面白かった。

 …すくな……と思う。
 百年の孤独は積んであるけどまだ読めていない…というか読み始めたんだけど途中になってる状態です。

 世界中で何千万とか何億って部数が売れているって言うことは、それだけの共感を得る何かがあるんだろうと思う…。
 その中には日本人作家の本もあるんだけど…。なんでか私には惹かれるものが無いんだよなぁ…とか思ったり。
 人の好みは千差万別…。まぁ…すきなものを読めばいいんだろうけどね……。
 たまにはベストセラーに手を出すのもいいなと思ったりしてる。

 それにしても、陰鬱でエロティックなちょっと気持ち悪い本が好きだなと改めて自覚した。なんだろなぁ(笑)

2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3197ページ
ナイス数:10ナイス

桜庭一樹選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007 (講談社文庫)桜庭一樹選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007 (講談社文庫)感想
普段だったら手を出さないタイプのお話ばかりですごく新鮮で面白かった。やっぱり好きな作家さんが推薦する作品というのは面白いんだなとしみじみ…。
読了日:12月28日
マッドアップル (創元推理文庫)マッドアップル (創元推理文庫)感想
なんとも不思議な本でした。 昔っぽいのに現代で、宗教は新興宗教で。 途中出てくる植物の知識にいっぱいいっぱいになりました。 裁判パートがあったから最後まで読めたなと思います。
読了日:12月22日 著者:クリスティーナ・メルドラム
不埒なインセンティブ (ダリア文庫)不埒なインセンティブ (ダリア文庫)
読了日:12月17日 著者:崎谷 はるひ
不埒なファシネイション(ダリア文庫)不埒なファシネイション(ダリア文庫)
読了日:12月16日 著者:崎谷はるひ
不埒なパラダイムシフト (ダリア文庫)不埒なパラダイムシフト (ダリア文庫)
読了日:12月15日 著者:崎谷 はるひ
不埒なスペクトル (ダリア文庫)不埒なスペクトル (ダリア文庫)
読了日:12月15日 著者:崎谷 はるひ
不埒なモンタージュ (ダリア文庫)不埒なモンタージュ (ダリア文庫)
読了日:12月14日 著者:崎谷 はるひ
不謹慎で甘い残像 (幻冬舎ルチル文庫)不謹慎で甘い残像 (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:12月13日 著者:崎谷 はるひ
不条理で甘い囁き (幻冬舎ルチル文庫)不条理で甘い囁き (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:12月12日 著者:崎谷 はるひ
不機嫌で甘い爪痕 (幻冬舎ルチル文庫)不機嫌で甘い爪痕 (幻冬舎ルチル文庫)
読了日:12月12日 著者:崎谷 はるひ
お釈迦様もみてる 潔き一票 (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)お釈迦様もみてる 潔き一票 (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)感想
話は面白かったけど、このシリーズにBL展開は望んでいない……。キスシーンとかいらないのだ。あと挿絵が1枚しか入っていなかったことに驚き。
読了日:12月7日 著者:今野 緒雪

読書メーター

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1298ページ
ナイス数:33ナイス

無花果とムーン無花果とムーン感想
最初は、久々の少女描写に『ケータイ小説か!?』と若干びっくりしたりもしたけれど、読めば読むほどやっぱり桜庭さんの少女は絶品だった。しかし、ファンタジーのようでありSFのようでもあり、でも裏を返すとものすごい怖いミステリーにも思える。そういう風に思わせるところがやっぱりすごい。
読了日:10月23日 著者:桜庭 一樹
リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)感想
ゲームのノベライズか何かを読んでるみたいな感じでした。読んでいるだけはとても退屈…。別に1000年後じゃなくてもいいと思うし、例えば王様をじいが殺すとかそういう展開ならばありきたりだろうけど、そういう『ありきたり』を外そうとしてかえって面白く無くなっちゃったみたいな。例えばこれがラノベ的な描写になって「うわああああああああああああああああああ」ドカーーーーーーーン!!!!!!……みたいな感じだったら…面白いと思ったのかも(笑)
読了日:10月14日 著者:山田 悠介
本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)感想
今回もやっぱり付箋を貼りながら読んでました。あとで付箋貼った本チェックして読んでいこうっと。
読了日:10月13日 著者:桜庭 一樹
ボトルネック (新潮文庫)ボトルネック (新潮文庫)感想
追想五断章ならば最後にどんな一文が加わるんだろうかと色々考えた…。最後が『サキ』ではなく『ツユ』だったのは救いだったんだろうか…?
読了日:10月6日 著者:米澤 穂信

読書メーター

無花果とムーン

発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 1,680
発売日: 2012/10/20

 ずっと、一番大好きな作家さんであります、桜庭さんの新刊が出ました。
 野生時代で連載をしているのは知っていました。
 登場人物を野生時代のサイトで見た時『遠藤苺苺苺苺苺(えんどういちご)』の名前のインパクトが凄くて、読み始めるまでずっとイチゴが主人公だと思っていました…。

 ここ最近は割と硬派な印象の作品が多くて、少女を描いた作品は久しぶりな感じがします。
 そして、語りが主人公『月夜』の一人称。
 ずーっと『あたしは……』という文章が続きます。

 久しぶり過ぎて、慣れなくって読み始めは口から何かが出そうな感じになりながら読んでましたが…。
 読み進めていく度に、なんかすごい…すごい…と思い始めてそこからはそんな一人称も気にならないというか、逆に気持ちよくなる感じで最後まで読みました。

 SFのような、ファンタジーのような…。
 それでありながら、なんの謎も解明されない…。主人公の一人称なので読んだとおりにそうなんだーって納得できるわけではなくて、例えば周りの人間が月夜をどのように見てたのかとか…
 最後の大団円(?)のシーン含めて全部が月夜の妄想だったら…と思ったりすると、実はものすごく怖い話なんじゃないかと思えたりもしました。

 そういう意味でもやっぱりすごいです。

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2393ページ
ナイス数:25ナイス

憑物語憑物語感想
ひと月遅れの発売。話は大分展開。余接はその昔の真宵のような印象を受けました。今回は偽の歯磨きよりも更に酷い(笑)お風呂シーンあり、その後唐突なシリアス展開と映像化に際しケンカ売ってるのかなとか思えて面白かったです。ひたぎが唐突に暦を「こよこよ」と読んでいましたが、私はファンブックを先に読んでたからいいけど、発売日的にこっちの方が前だしどうなのよ?と思わなくもない。そして、後日談が気になるけど、次巻に期待したら裏切られるんだろうなぁとか、色々思いました。面白かったです。
読了日:9月29日 著者:西尾 維新
偽物語アニメコンプリートガイドブック (講談社BOX)偽物語アニメコンプリートガイドブック (講談社BOX)感想
短編が読みたいという理由と、応募券のために購入したけど、対談やらインタビューやら色々楽しめた。偽物語はあんまり何回も見ていなくて、対談の会話がどこのことかわからない部分がちらほら…。改めて見なおしてみようと思った。そういえば最終回は1回ずつ&AC1回しか見てないなぁ。
読了日:9月27日
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)感想
まるで、自分自身が殺人を犯してしまったような気持ちに囚われ、前後不覚の恐怖に苛まれる読後感。
読了日:9月19日 著者:米澤 穂信
悲鳴伝 (講談社ノベルス)悲鳴伝 (講談社ノベルス)感想
ずっと放置してたけどようやく読み終わった。きみとぼく、刀語とかの主人公の男の子やらの感情が希薄なやつはやはり好めないなという感想。アニメの話区切りみたいな構成は面白かったと思う。
読了日:9月12日 著者:西尾 維新
追想五断章 (集英社文庫)追想五断章 (集英社文庫)感想
なんともこれは…。知ってはいけないところに主人公と主に足を突っ込んでしまった気がする。作中に出てくるリドルストーリー5篇のうち、小碑伝来だけはどうしても好めなかったのは、私の趣向の問題だろうと強く感じる。
読了日:9月10日 著者:米澤 穂信
“末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5) (ファミ通文庫)“末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5) (ファミ通文庫)感想
今回のヒロイン末摘花のエピソードはちょいリアルだと思った。自分の見た目が親に言われてるのと食い違ってるとか、案外よくあるんじゃなかろうか。しかし、本当は美人でしたー(チャンチャン。っていう展開じゃなくてよかった。そして帆夏の可愛さが加速している。
読了日:9月8日 著者:野村美月
さよなら妖精 (創元推理文庫)さよなら妖精 (創元推理文庫)感想
相変わらずの読後感の悪さはそれはそれで逸品。それと、読み始めから夢中にさせられて、途中でも日常の謎が散りばめられている。最初から最後まで飽きる部分なくすべて読めるというのはさすがとしか言いようがない感じ。
読了日:9月4日 著者:米澤 穂信

読書メーター

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